(短編集)
ジュリエットの悲鳴
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中古でしたが、とても綺麗でした。 有栖川有栖はやはりノンシリーズも面白い!特に、「タイタンの殺人」と「登竜門が多すぎる」が好きだな。 | ||||
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ミステリっぽいものもありますが、やや風変わりな小品を集めた気軽に読める短編集です。有栖川氏の作品を読んでいていつも思うのは、特に凝ったところはないけれど本当に文章がうまいということです。ギクシャクとひっかかったりしないでストーリーがさらさらと素直に頭に入ってくるのは、さりげない文章の裏でかなりの緻密に推敲を重ねておられるのでは、という気がします。 様々な作風の短編の間に、さらに短いショートショート風のIntermission(途中休憩)がはさまれている構成です。中でも特に気に入ったのは、 「危険な席」”しなの24号”で、座席に刺された毒針で男が殺害される事件があった。1本違いの”しなの18号”で帰宅した主人公は、殺された男が座っていた座席が自分と同じ番号だったことに気がつく。もしかしてあの事件は自分を狙ったものだったのか・・・? 「パテオ」出版業界のパーティの後、作家仲間ばかりの2次会で創作の打ち明け話をしているうちに、仲間がまったく同じパテオにいる夢を見ていることが明らかになり、みんな愕然とする。本当に同じパテオなのか?これは偶然か?それとも何か意味があるのか・・・各作家が話すパテオの様子が目に見えるようで鮮烈な印象を残します。幻想小説のような趣の一編。 「登竜門が多すぎる」少しも芽が出ない作家志望の主人公は、なんでもいいからどこかの新人賞に入選したいとあせっている。そんなある日、突然セールスマンがやってきて、様々なソフトを売りつけようとする。難解な漢字が一発変換されるペダンチック・ミステリ専用「虫太郎」、すぐに時刻表や地図が呼び出せるトラベル・ミステリ専用「京太郎」、ハードボイルド用、本格用、そして日本の警察事情や裁判、法医学を説明した専門のビデオテープ(90年代の小説なので)、「あなたは必ず入選できる」と暗示をかけてくれるテープ「サクセス」などなど。そのすばらしさに驚いた主人公は即座に一括購入を決め、新人賞に応募するのだった・・・。これはおもしろいです。アイデアに唖然とさせられ、なかなか笑えます。 「ジュリエットの悲鳴」人気絶頂のロックバンドの新曲から怪しい悲鳴が聞こえるという噂が広まり始めたのは一ヶ月前。コンサートへと急いでいる途中に事故にあって死んだファンの叫びだとか、ボーカリスト、ロミオにちなんで、死んでしまったジュリエットの呪いだとか、様々なことが囁かれていた。気難しいと言われるそんなロミオに、ヒロインはやっとインタビューできることになり・・・。こちらは音楽小説というか、普通小説に近いです。あとがきで有栖川氏自身が「いつか本格的なロック・ミステリ」を書いてみたい」と書かれているのは驚きでした。ロックが好きだったとは。ぜひ書いていただきたいです、期待しています。 | ||||
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バラエティーに富んだ短編集です。値段が超手頃なので時間潰しにという感じで購入したのですが、読み出したら予想外のシュールな面白さで、すっかりはまりました。 | ||||
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有栖川らしい軽くて上質の作品が収められています。いろんな味が楽しめまて、いつでもどこでも気軽に読めるとても良い短編集です。 | ||||
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ノンシリーズものの短編集。シリーズの設定のとらわれないぶん、自由な作風なのでなかなかスパイスの効いた作品が多いのが特徴。 とはいえシリーズキャラクターが好き、といった手合いには向かないのでご注意を。 | ||||
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