絶叫城殺人事件
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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「黒鳥亭殺人事件」 | ||||
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タイトルだけ聞くと、あの「城シリーズ」を想起させ嫌な思い出がよぎったが、当然そこまで破天荒ではない。 | ||||
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もう一つの代表シリーズ「火村英生モノ」の傑作短編集。収録作で一番印象深かったのは「黒鳥亭殺人事件」。意外な犯人モノで、後味は悪いが傑作! | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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なんとなく犯人やトリックが分かってしまう話が多かったのですが、それぞれのお話に味わいがあるため、意外に満足度は高かった1冊でした。 本を読み終わった後に他の方々のレビューを拝見して、皆さんはどの短編が好きだったのかという好みの違いを見るのも楽しかったです。ちなみに、私のお気に入りは紅雨荘でした。 | ||||
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これはもう好みの問題。自分には全く合わなかった。薄っぺらい内容の短編を延々と読まされるのは辛いが、支払った金額分は取り返したい。最後の二篇は飛ばし読み。 | ||||
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絶叫城殺人は、ゲームを元にしたら古典的なトリックを使う有栖川有栖で早くなく、新境地を開いた一冊だと思います。 面白かった。 | ||||
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Very nice | ||||
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新本格派とみなされる有栖川氏ですが、作品によっては一般的な本格推理や旅情ミステリの方に振れたもの、ホラー・タッチのものなど、多彩な作風の持ち主だと思います。その中でこの短編集はいかにも新本格らしいトリック重視の作品群です。その真髄は、パズルをカチカチと解いていくような精緻な美学にあると思いますが、恐縮ですが、実は個人的にはそんなに好きな方ではありません。なんというか、人間が感じられないというか、乾いた無味乾燥な感じがしてしまって(まったく個人の好みです)。この短編集もいかにも新本格で、事件やトリックにあまり現実味がなく、あー、ちょっと好みではなかったなと思いながら読み進んでいきました。が、読了してから振り返ってみると、多彩な魅力があることに気がつきました。 平成8年から13年に渡って別々に書かれた作品を、特に建築物テーマにこだわって集めたということで、それぞれの短編に現実ではほぼありえないような建物が登場します。また、犯行や真相も様々で、「黒鳥亭殺人事件」では、あどけない子供がからんだミステリということでなんともやりきれない気持ちになったり、「月宮殿殺人事件」では、ホームレスががらくたを使って築き上げたシュールな建物に圧倒されたり。また、「雪華楼殺人事件」で京都市のはずれ、山中に建つ旅館になるはずだった建物の廃墟は、雪の中で寂寥の雰囲気がひしひしと伝わってきます。「紅雨荘」の風情ある和洋折衷の豪邸の佇まいも魅力的です。そして圧巻は最後の「絶叫城殺人事件」。バーチャルなゲームの中の城が実体を持って迫ってくるようでした。無自覚なサイコキラーともいうべき現代的な犯人像もあっと言わせます。 いつもの火村・アリスの会話のテンポもいい感じで、全体になかなかの短編集だと思いました。 | ||||
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