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本格ミステリ・クロニクル300(2001年)

本書は、日本の本格ミステリ十五年史を概観するブックガイドである。編年体で作品を並べ、各年ごとの状況を素描するページを設けた。本書自体が年表の役割を果たせるような作りになっている。取り上げた作品は三〇〇冊。作品の選定にあたっては、単なるベスト作品選びではなく…あの時、その年、あるいは五年、十年、十五年のスパンで、本格シーンにおいて特徴的な役割を果たした作品をピックアップする。 (「BOOK」データベースより)


本格ミステリ・クロニクル300

参考:

本格ミステリ・クロニクル300

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高田崇史:QED 東照宮の怨 (講談社文庫)
C 5.00pt - 6.30pt - 3.40pt

「三十六歌仙絵」を狙った連続強盗殺人事件が発生。不可解な事件の手がかりは意外にも日光東照宮にあった。

霞流一:スティームタイガーの死走 (角川文庫)
D 5.50pt - 5.75pt - 3.44pt

C63―それは戦時に設計されるも、幻に終わった蒸気機関車。

小野不由美:黒祠の島 (ノン・ノベル)
C 5.75pt - 5.61pt - 3.63pt

その島は風車と風鈴に溢れ、余所者には誰も本当のことを話さなかった―作家葛木志保が自宅の鍵を預け失踪した。

物集高音:大東京三十五区 冥都七事件 (祥伝社文庫)
C 6.00pt - 5.33pt - 3.89pt

血を吐く松。迷路での人間消失。

森福都:双子幻綺行―洛陽城推理譚
- 0.00pt - 6.00pt - 5.00pt

「躑躅の花は杜鵑が啼きながら吐いた血が滴って真紅に染まる」水面の紅は無数に群れ咲く躑躅の花びらだけではない―洛陽城内の庭園で、宮廷付き美人歌手の死体が池の畔で見つかった。

芦辺拓:時の密室 (講談社文庫)
C 0.00pt - 6.40pt - 3.67pt

明治政府の雇われ技師エッセルは、謎の館で偶然死体を発見するが、その後死体は消失した。

舞城王太郎:煙か土か食い物 (講談社文庫)
B 7.57pt - 7.08pt - 4.11pt

腕利きの救命外科医・奈津川四郎に凶報が届く。

倉阪鬼一郎:四重奏 Quartet (講談社ノベルス)
D 0.00pt - 4.00pt - 3.25pt

「堕天使、占星術、魔術、騙し絵、迷宮、愛死、弦楽」各部屋に悪魔的な意匠をちりばめた館で奏でられる殺人組曲。

山田正紀:ミステリ・オペラ―宿命城殺人事件 (ハヤカワ・ミステリワールド)
C 6.00pt - 6.17pt - 3.62pt

平成元年、東京。編集者の萩原祐介はビルの屋上から投身、しばらく空中を浮遊してから墜落死した。

古処誠二:アンフィニッシュト (文春文庫)
C 7.00pt - 7.00pt - 4.40pt

東シナ海に浮かぶ伊栗島に駐屯する自衛隊の基地で、訓練中に小銃が紛失した。

浦賀和宏:眠りの牢獄 (講談社文庫)
B 7.00pt - 6.60pt - 3.42pt

階段から落ちた恋人・亜矢子は意識不明のまま昏睡状態に陥る。

大倉崇裕:三人目の幽霊 (創元推理文庫)
C 7.00pt - 5.60pt - 3.58pt

衝撃の辞令を受けて泣く泣く「季刊落語」編集部の一員となった間宮緑は、牧編集長の洞察力に感嘆しきり。

川崎草志:長い腕 (角川文庫)
B 8.00pt - 6.00pt - 3.59pt

ゲーム制作会社で働く汐路は、同僚がビルから転落死する瞬間を目撃する。

鳥飼否宇:中空 (角川文庫)
C 6.00pt - 5.50pt - 3.33pt

何十年に一度、開花するという竹の花。その撮影のために鳶山と猫田は、大隅半島の南端に近い竹茂村を訪れた。

上遠野浩平:紫骸城事件 inside the apocalypse castle (講談社タイガ)
D 6.50pt - 5.33pt - 4.00pt

紫骸城―かつて世界を恐怖で蹂躙した魔女が造り上げた呪詛満ちる地。

鯨統一郎:九つの殺人メルヘン (光文社文庫)
C 6.40pt - 6.46pt - 3.62pt

彼女がワイングラスの日本酒を呷ると、確実なはずのアリバイが崩れ出す―!渋谷区にある日本酒バー。

黒田研二:硝子細工のマトリョーシカ (講談社ノベルス)
D 0.00pt - 5.33pt - 3.00pt

生放送のテレビドラマ本番中に、スタジオ内で次々と勃発する事故。

佐藤友哉:佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画 フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 (星海社FICTIONS)
D 5.00pt - 5.61pt - 3.44pt

妹が死んだ。自殺だった、と僕のイカれた家族は云うが。

北森鴻:共犯マジック (徳間文庫)
C 0.00pt - 6.00pt - 3.57pt

人の不幸のみを予言する謎の占い書「フォーチュンブック」。

田中啓文:鬼の探偵小説 (講談社ノベルス)
- 0.00pt - 0.00pt - 4.50pt

マニア相手のアイテム売人は左右の目玉を入れ替えられて殺され、蜘蛛館に住む令嬢は蜘蛛の形に見立てられて殺されていた。

愛川晶:巫女の館の密室―美少女代理探偵の事件簿 (光文社文庫)
C 6.00pt - 6.00pt - 3.20pt

美少女探偵・根津愛が、刑事・桐野と訪れた奥会津の秘境にある友人の別荘。

小川勝己:眩暈を愛して夢を見よ (角川文庫)
D 0.00pt - 5.00pt - 3.00pt

大学卒業後、AV制作会社に就職した須山隆治は、撮影現場で高校時代の憧れの先輩・柏木美南と再会してしまう。

宮部みゆき:R.P.G. (集英社文庫)
D 5.20pt - 5.28pt - 3.45pt

住宅地で起きた殺人事件。殺された男性はインターネットの掲示板上で「疑似家族」を作っていた。

斎藤肇:たったひとつの浦川氏の事件簿 (ミステリー・リーグ)
D 0.00pt - 5.25pt - 4.00pt

浦川氏のめぐる、極北でも究極でもない限界本格推理。

西澤保彦:夏の夜会 (光文社文庫)
E 2.00pt - 5.00pt - 2.71pt

祖母の葬儀のため、久しぶりに帰省した「おれ」は、かつての同級生の結婚式に出席した。

貫井徳郎:神のふたつの貌 (文春文庫)
B 6.50pt - 6.00pt - 3.18pt

―神の声が聞きたい。牧師の息子に生まれ、一途に神の存在を求める少年・早乙女。

門前典之:建築屍材
C 7.00pt - 5.83pt - 2.29pt

解体され、ナンバリングされた挙句、跡形も無く消え去ってしまった3人の死体。不審な人影の追跡劇と、密室からの人間消失。

物集高音:赤きマント―第四赤口の会 (講談社ノベルス)
C 0.00pt - 5.50pt - 3.67pt

「赤いマントと青いマント、どっちがいい?」戦中の東京中の少年少女を恐懼せしめた怪人・赤マントは実在したのか?『肉付きの面』『歌い骸骨』『魔女の箒』―「奇し物」の蒐集家たちが完全会員...

霧舎巧:マリオネット園(ランド)―“あかずの扉”研究会首吊塔へ (講談社文庫)
C 6.00pt - 6.42pt - 2.81pt

死者からの手紙が“あかずの扉”研究会に届けられた。

青井夏海:赤ちゃんをさがせ (創元推理文庫)
B 8.00pt - 6.25pt - 4.00pt

三人の妊婦が妻として登場した家で始まった本妻捜し。女子高生の出産騒動。

島田荘司:ロシア幽霊軍艦事件: 名探偵 御手洗潔 (新潮文庫nex)
B 6.60pt - 6.54pt - 4.14pt

箱根、富士屋ホテルに飾られていた一枚の写真。そこには1919年夏に突如芦ノ湖に現れた帝政ロシアの軍艦が写っていた。

柳広司:饗宴 ソクラテス最後の事件 (角川文庫)
C 0.00pt - 5.50pt - 4.31pt

哲人ソクラテスとクリトンが、ある祝宴に招かれた翌朝。宴席にいた貴族の青年が、広場の中心で奇妙な死を遂げた。

有栖川有栖:絶叫城殺人事件 (新潮文庫)
B 6.00pt - 6.44pt - 4.12pt

「NIGHT PROWLER(夜、うろつく者)」と記された小さな紙片を、口の中に押し込まれ、次々と殺害される若い女。

芦辺拓:グラン・ギニョール城 (創元推理文庫)
B 7.50pt - 6.89pt - 4.00pt

欧州の城グラン・ギニョール城に招かれた名探偵ナイジェルソープ。客の間には緊張が漂い、嵐の夜を境に惨劇が続く。

殊能将之:鏡の中は日曜日 (講談社文庫)
B 7.79pt - 6.93pt - 3.93pt

梵貝荘と呼ばれる法螺貝様の異形の館。


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