紫骸城事件-inside the apocalypse castle
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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戦地調停士エドシリーズ第2弾!城での魔法&大量殺人の謎! | ||||
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シリーズ2作目。世界観や用語など1作目を読んでいる事が必要な作りでした。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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主人公と、その仲間、大好きです。 | ||||
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事件シリーズ2作目。かつて世界を恐怖へと陥れた魔女が造ったという紫骸城。そこで行われる魔術大会で起きた不可解な殺人事件。それは魔女の呪いなのか、それとも人の手によるものなのか。審判としてやってきたフローレイドはロボットのU2Rとともに事件の謎へ挑む。 今回は魔法がメインテーマ。前回ではそこまで深く触れられなかった魔法。その原理から応用までいろんな表情が描かれ、物語の鍵にもなっている。今回もファンタジーとしての読み味とミステリー要素を兼ね備えた作品。特に犯人が仕掛けたトリックは盲点だったので驚かされた。読み直してみると丁寧に伏線も張られていて、ファンタジーとミステリーのギリギリを狙っている感じが楽しい。舞台となっている紫骸城というロケーションも不気味なクローズドサークルになっていて、綾辻先生の館シリーズみたいで面白かった。 前作と同様、単なる謎解きではなく戦地調停士という立場から導かれる結末が用意されているのもポイント。前作で話に出てきたミラル・キラルが異様な存在感を放っている。後半で語られた血統の話がとても印象に残った。 「優れた血統などという発想は、生物存在の根本を考えるとき、本質的に矛盾した考え方ですよ。生物は自分とは異なる異性と交配することで、違う生物を産み出す可能性を繰り返していく存在なんです。自分とは違う存在になるからこそ、親は子供というものをつくる意味がある。親と同じとか、受け継いでいるとか、それは結局、ただ本来ならば変わっていくはずのものをただ停滞させているだけという、世界の“流れ”という視点から見ればそれはただの“落ちこぼれ”なんですよ。」 こういう哲学的な内容が零れ落ちてくるところが上遠野作品の好きなところでもある。 「最善というのは、所詮それだけで、その後というものがない─だが次善を良くしようという意志は、その決断以外のことにも広がっていく」 この言葉も好き。最善を選ばなければと思いがちなんだけど、そう思うほどにプレッシャーと最善以外はミスという意識にとらわれるんだよね。次善から広げる方が余地が生まれていいのかもなと感じた。 | ||||
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上遠野浩平作品シリーズは、ブギーポップが有名ですけれど、このシリーズも面白い。 この作品もファンタジー要素とミステリ要素が入り混じりながらキャラクターを立てていて、作品の世界観に引き込まれます。 単体で読んでも良いですが、シリーズとして読んだ方がよりおもしろいかな、と。 | ||||
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ファンタジ−やマニア的に見たら面白いと思います。 個人的な意見では、小説よりアニメでみたいですね。 ただ、魔法的なアプロ−チ表現が多く、自分にはちょっと違和感がありました。 どうでも良い普通の事柄も変に小難しい方向へ持っててしまうので、 悪い意味で話の展開が解からなくなります。 全体のスト−リ−にかなり無理が有りますが キャラクタ−の台詞や文章は、様式美や表現力があり綺麗でした。 キャラクタ−や特定の設定を重視の人は凄く楽しめると思います。 | ||||
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このシリーズには「ファンタジーとしてもミステリーとしても 中途半端」という酷評がついて回る。確かにその通りで、 魔法を使うことを前提とした世界で事件が展開したところで 読者による完璧な推理などできやしない。 だがミステリーとは騙しである。 読者をぎょっとさせる仕掛け、という意味では『紫骸城』は ひとつのミステリーなんだろう。 前作に引き続き、本作でも登場人物たちは無駄によく喋り、 その語りが興味深い示唆をふんだんに含んでいる。 (私はこの本を読んで「血筋」という概念を考え直した) なので物理的におかしな点も見逃したって良いじゃないか、と。 | ||||
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