ワスレロモノ 名探偵三途川理 vs 思い出泥棒
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講談社BOXから講談社タイガへとレーベルを移って(と思われる)のシリーズ四作目. 相手の記憶を宝石にして盗み出すという,毎度,斬新で奇抜な設定を用意しながら, それらに関する具体的な根拠はなく,そういうものとして進める流れはいつもの通り. とはいえ,論理や考え方に隙は見られず,ミステリやSFとしてよく練り込まれています. また,話の構成も巧く,その特殊設定の説明や目的を交えた小さな話で序盤を回し, 主人公が顔を出す中盤からは本格化,中篇へと膨らませる様子は読み応えがあります. 加えて,終盤の窮地に漂う落ち着かない雰囲気と,ミスリードを絡めた気持ちの悪さは, 混濁する記憶と状況,そして焦り,何より主人公の狡猾さを憎々しく伝えている印象です. このほか,それまでのエピソードを取り込んでの失敗,逆転劇も捻りが利いており, その逆転のきっかけの真意は誰も…という結末も,何とも言えない心憎さが覚えます. ただ,終わり方がいささか中途半端で,引きや次の巻の予告も確かにありましたが, この巻として畳み切れていないようにも感じ,やや尻切れトンボの思いは拭えません. | ||||
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