未来探偵アドのネジれた事件簿: タイムパラドクスイリ
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惜しいのは、未来犯罪者が小物すぎてあっけない点。 どうせなら著者の別シリーズに出てくる悪徳探偵、 三途川理みたいなのがほしかったです。 読んでいて、バックトゥーザフューチャーを思い出しました。 それを著者独特の感性で新たな世界観を作り上げています。 アニメにしたら映像的にもさらに面白くなりそう。 | ||||
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主な登場人物は3人 益井丸太、20歳 201X年に生きる私立探偵事務所所長 芽原アド、21歳(?) 未来世界224X年からやってきて益井探偵事務所に勤務 携帯式時間移動装置『タマテバコ』を使って探偵活動を行う 元タイムパトロール隊員 中期物理学時代=現代との異時代交流を大衆化させるのが夢 武村ロミ タイムパトロール隊員、新米刑事 とある事情からアドを追って現代にやってきた アドの助けもあって依頼された仕事をそつなくこなす益井 とある事件捜査中に偶然出くわした未来犯罪者 3人は歴史を大きく変えることなく未来犯罪者を捕まえることができるのでしょうか 著者は大学院で物理学を専攻されていたとのこと 読み始めはアドやロミが語る未来の物理学など『知識』が前面に出ているようで小説としてはイマイチだな、などと思っていたのですが読み進むに従い俄然面白くなってきました 特に「因果相転移」の章が面白い タイムトラベルものの入門書としてお薦めします | ||||
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お見事! 読み終わった時の素直な感想はそれでした。 タイムパラドックスと推理を上手く組み合わせて未来から来た探偵と現代の探偵の活躍を描いています。 元々、現在科学で理論すら提唱されていない超未来的な因子を設定にする作品というのはあまり好きではなく、この作品にも因果云々というそういう類いが含まれていて読み始めた時には「買って失敗だったかな、、、」と思いました。 しかしながら読み進めていくと、そういった部分が時々出てくる例え話のおかげで「あぁなるほどね」と納得できてしまい、 そしてそれが日々起こる事件にうまーく結び付いており、最後に「そうだったのか!」と驚嘆させてくれました。 特に深く考えないで読み進めてもある種の冒険ものとしても楽しますし、 推理をしながら読んでももちろん楽しい。 SFとしてもミステリーとしても良く出来ていると思います。 個人的にはまずはあまり深く考えずに、そう現代の主人公・益井の立場として読み、 その後で全てを知っている未来の主人公・アドのようにニヤニヤしながら読むと面白いかなと思います。 | ||||
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タイムパラドクスイリ(パラドク推理→パラドクス入り)というサブタイトルの通り, 時間移動ものにありがちな,矛盾や疑問を逆手に取ったような話運びがユニークな一冊. 因果を絡めた小難しいやり取りもありますが,日常の謎が適度なクッションとなっており, 冒頭のプロローグからのタイトルバックといった,少し変わった始まりも印象的に映ります. また,時間を行き来して事件を解決するという,わかりやすい設定と展開でありながら, 篇ごとにいろいろと見せ方を変え,その合間合間で軸となる部分を挟み込んでくる演出は, プロローグで見た場面を自然と意識,会話の多さも相まって,最後まで物語を引っ張ります. さらに終盤,それまでの時間の流れや出来事,その中を行き交っていた自分たちの存在, すれ違いすらも繋がりとし,畳まれていく終盤にはゾクゾクする気持ちの良さを覚えます. 後日談となるエピローグ二篇も,とてつもない時間を超えたそれとなっているのがおかしく, 謎解きとタイムパラドクスの関係同様,うまくいったような気がする曖昧さが楽しかったです. | ||||
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