半導体探偵マキナの未定義な冒険
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連作短編の形で一日の出来事を追うお話。 それを、ロボット探偵が機械らしい手腕でどう事件を解決したか、 その方法を推理する掌編がサンドイッチしている。 脱走した三体のロボット探偵は、(この作者お得意の)完全無欠の探偵で、 事件が発生した直後には推理を終え、解決のために行動を開始。 けれど故障しているので、導きだした答えは推理小説のお決まりのワードの何かが「未定義」に解体され、 それ故の誤った解決方法を導き出している。 主人公とその探偵は、探偵ロボを追いながら、事件自体ではなく、探偵が出(そうと)した答えと、 推理の過程においてどのワードが「未定義」になってしまったのかを推理するという、 一種のアンチミステリ。 三体目の事件は直接言及されないので少々判りづらい気がするが、 気付くと、巧く組み合わせてなるほどな、という好感触。 個人的には二体目の話の再定義が好みだが。 ただこの作者はデビューから一貫してそうだが、テーマと定石崩しの新規性と裏腹に内容のノリはかなり軽い。 | ||||
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読み口はいたってライトですが、論理展開に厳しい小説です。 作中の各短編では「依頼人」とは何なのかといったミステリーの構成要素の意味を愚直に考察していきます。 これだけだど摩耶雄嵩ばりのゴチゴチロジックになりそうですが、探偵ロボットという小道具を用いているので 軽い読み物に仕上がっています。このギャップが作品の魅力です。 続編もありそうな終わり方でしたので、作者の今後の活躍に期待です。 | ||||
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