バベルノトウ 名探偵三途川理 vs 赤毛そして天使
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各章のタイトルとして,意味を成していないカタカナが並ぶ目次を見てまず目が点に. 最後の章だけは認識ができたものの,それが果たして我々が知っているあの言葉なのか, 読み終えた今,この時点ですでに本作のヒントのようなものが出ていたのかもしれません. さて,物語は当人の扱う言葉が誰も知らないものに置き換えられるという事態が起き, 目次で見たデタラメなカタカナが飛び交うのですが,これを主人公らが意思疎通を試み, おかしな言動を繰り返しながら,最低限の会話が行えるところまで持って行くことに感嘆. その理屈にもなるほどと思わせられ,この作家さんの発想にはいつも驚かされるばかりです. 一方,主人公もそのトラブルに見舞われてしまうと,何を言っているのかわからなくなり, もう一人の探偵も,この事象や言語についての考察を重ねるばかりで少しずつ退屈気味に…. とはいえ,状況や文脈から言葉を推理するのは,面倒ですがパズルに似た面白さがありました. ただ,この言語に関するやり取りがテーマだったのか,もう一つの事件はやや雑な解決. 主人公もおなじみのクズっぷりですが,締めなど全体的にはいささか消化不良の感があり, 言葉や感覚の共有といった部分には興味を惹かれましたが,ミステリとしては物足りません. | ||||
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