(短編集)

閻魔堂沙羅の推理奇譚



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閻魔堂沙羅の推理奇譚 (講談社タイガ)

2018年03月22日 閻魔堂沙羅の推理奇譚 (講談社タイガ)

第55回メフィスト賞、受賞作!! 「犯人がわからない? あなたは地獄行きね」 死者復活を賭けた推理ゲーム! 俺を殺した犯人は誰だ? 現世に未練を残した人間の前に現われる閻魔大王の娘――沙羅。赤いマントをまとった美少女は、生き返りたいという人間の願いに応じて、あるゲームを持ちかける。自分の命を奪った殺人犯を推理することができれば蘇り、わからなければ地獄行き。犯人特定の鍵は、死ぬ直前の僅かな記憶と己の頭脳のみ。生と死を賭けた霊界の推理ゲームが幕を開ける――。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

閻魔堂沙羅の推理奇譚の総合評価:7.06/10点レビュー 18件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

閻魔堂沙羅の推理奇譚の感想


 自分を殺したのは誰だ? 死の直前の記憶から犯人を推理せよ、蘇りか地獄行きか閻魔大王の娘沙羅から課される推理ゲーム!

いいですね。 形式としては犯人当ての短編集ですがいい感じに伏線も張られてるし、死後の世界の経験によって主人公たちが明るい転機を迎えてくのもグッド。 設定は特殊だけどそれよりかはストーリの筆致が評価されたメフィスト賞としては珍しい作品ですね。

りーり
9EDFH0HC
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(8pt)

閻魔堂沙羅の推理奇譚の感想

第55回メフィスト賞受賞作。
これは面白かった。閻魔様が出てくるプチ異世界もので現代テイスト。殺伐さは無し。続編やドラマ化しやすい作り。読後感もよい。
万人向けのミステリです。

表紙とあらすじからは予想できませんでしたが、本書は推理する事を楽しむ90年代の新本格ミステリを読んでいるような楽しさを感じました。プラス、現代風な味付けとなっており、ミステリ初心者には特におすすめです。

短編集であり、各物語はミステリの問題集のように楽しめます。
構成をざっくり言うと、
・各主人公のエピソード⇒ 死んでしまう⇒ 表紙の閻魔大王の娘登場⇒ 推理編⇒ 解答編⇒ 後日談。
という流れ。
よくある流れではありますが、この手順がしっかり仕分けされているのがポイント。

各主人公達は死んでしまうのですが、なぜ?誰に?と言った理由は、エピソード内に手がかりが用意されており、推理可能な内容となっています。
「読者への挑戦」は挿入されていませんが、それぐらいフェアな手がかりが提示されています。
各主人公達は、なんで死んでしまったのか訳が分からない。理由を教えて!と閻魔の娘に懇願しますが教えてくれません。手がかりはすべてそろっているから推理して当てたら願いを叶えてもいいよと情けをかけてくれます。主人公達と読者は同じ目線にあり、手がかりを推理して真相に迫る流れが楽しめました。探偵が唯一無二の完璧な解答を示すのではなく、素人推理で読者とシンクロしていく展開が巧いです。

登場する閻魔大王の娘の沙羅もよいキャラクターをしています。
冷徹で淡々と仕事をこなすキャラかと思わせておいて、ドジっ子で人情味を感じさせる可愛い個性があります。意味はちょっと違うけどツンデレ的。登場シーンのページ数は少ないのですが、非常に印象に残り魅力的でした。

敢えてマイナスになりそうな点を挙げるとすれば、手がかりが簡単すぎて結末が読める事と、骨太志向の方へは深みがない作品である事。レーベル然りライトミステリの分野です。ミステリ的な衝撃やトリックみたいなのは今後に期待です。本書は閻魔の娘との絡み、各主人公達の人情的なドラマに魅せられます。先に書いたドラマ化しやすそうな印象を受けたのはこの為です。

あと余談ですが、ゲーム『トリックロジック』を知っている方がいましたら、正にそれの小説版と言った感じです。
手がかりを読んで、推理して、閻魔様に生き返らせてもらう。好きなゲームなのですが、この楽しい要素に新たに触れる事ができた本書は大変好みでした。
サクッと読める本格ミステリが好きな方は是非どうぞです。続編も楽しみです。

egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.16:
(1pt)

メフィスト賞じゃなければ

「一作家、一ジャンル」のメフィスト賞ということで読んだのに期待外れ。よくできてるけどこういう本は他にもいくらでもあるはず。
閻魔堂沙羅の推理奇譚 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:閻魔堂沙羅の推理奇譚 (講談社タイガ)より
4062941074
No.15:
(5pt)

小学5年生

小学5年生の娘に、購入しました。
最近、推理物などに興味が出てきたので、すごくおもしろかったそうです。
閻魔堂沙羅の推理奇譚 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:閻魔堂沙羅の推理奇譚 (講談社タイガ)より
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No.14:
(2pt)

ドラマの方が判りやすい

NHKのドラマを見て、原作に興味を持ち、購入しました。
作中のセリフや情景説明が、今一つに感じられて興醒めでした。
謎解きのトリックも今一つで、ドラマの方が面白かった作品でした。
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No.13:
(4pt)

映画「天国は待ってくれる」及び「素晴らしき哉、人生!」風の人生賛歌を軽妙なタッチ及び多様性に富んだ構成で描いた秀作

ドラマの番宣を見て(ドラマ自身は見ていない)、本作の存在を知った。設定に工夫を凝らしたロジカル・ミステリかと思いきや、映画「天国は待ってくれる」及び「素晴らしき哉、人生!」(沙羅が閻魔大王の娘という設定は前者に似ている)風の人生賛歌の連作短編集である。

各編は、やる気の無い女子高生の恋愛・受験事情と盗撮魔、20代の会社員を扱った荻原治氏「神様からひと言」風の企業小説、衰弱死した老婆に依る失踪した息子の行方探し、武闘派の不良上がりのフリーターの義侠心と兄弟愛(+幼馴染みの初恋相手への愛情)と多種多様で、特に、最終編は良く練れている。リーダビリティも良い。

オレオレ詐欺、東日本大震災といったトピックスを各編にさりげなく散りばめている点も好感が持てる。全編に漂う軽妙なタッチも秀逸。美少女の沙羅の造形もエキセントリック性と優しさを兼ね備えていてチャーミング。ミステリという点に拘なければ(第一、沙羅が推理の手助けをしている)充分に楽しめる秀作だと思った。
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No.12:
(3pt)

NHK放送に騙されて購入

推理小説好きには物足りない本です、NHK総合で放送されるとのことで購入してみました。
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