閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し



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初公開日(参考)2019年10月
分類

長編小説

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閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し (講談社タイガ)

2019年10月23日 閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し (講談社タイガ)

私には誰にも言えない秘密がある。私の母は―殺人を犯した。過去を消しデザイナー業と子育てを両立する律子の前に、母に金を貸したという男と、縁を切ったはずの母が現れる。築いた地位と娘との日常を壊されてしまう―恐れた彼女は自宅で母を殴り倒してしまい、さらに数日後律子は刺殺された。誰が私を殺したの?蘇りをかけた閻魔堂沙羅との推理ゲーム初の長編小説!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠しの総合評価:8.60/10点レビュー 5件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ドラマ化おめでとう記念


 閻魔堂沙羅シリーズ初の長編。 殺人者の子供という業を必死に隠しながら41歳のシングルマザーとして生きる新山律子。 娘との関係にぎくしゃくした毎日を過ごす中、自身の過去を詮索するものと出所した母が現れる。 日常を守るために犯した殺人、そして自らも何者かに殺されて・・・。 

 テーマは親子関係、それも殺人者の娘という特殊な関係。 奇しくも自分の娘に自信と同じレッテルを与えてしまった律子が閻魔堂で何を感じ、現世でどんな清算を取るのか。 長編に相応しい重厚なテーマと沙羅ちゃんの痛快な語り口、非常に読後晴れやかな作品。 

りーり
9EDFH0HC
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠しの感想

シリーズ6作目。シリーズ内屈指の出来栄えではないでしょうか。惹き込まれるストーリーでとても良かったです。
3,4,5作目...と刊行ペースが速いが質が薄くなっていると感じて手に取るのを躊躇っていました。が、本作はそんな気持ちを払拭する出来栄え。著者の力量と幅を感じた1冊でした。
このシリーズは1作目以降は何処から読んでも大丈夫です。

本書はシリーズ作品とは思えない程、雰囲気が違い、重い話で進行します。
主人公は41歳の母親。シングルマザーとして仕事と家庭の悩み、反抗期の娘との関係。行方不明だった前科のある毒母親の影が身の回りに現れ暗雲が垂れ込まれます。この流れはイヤミスのように陰鬱な気持ちにさせていきました。今までのシリーズ作品のようにライトでサクッとしたイメージと違い、重く感情に響いてくる内容。ただ読みやすい文章は今まで通りなので、重い話で長編とはいえ一気に読めました。
事件の背景も込み入っており面白い。この規模を短編のページ数でやってしまうと手がかりと回答だけの薄いストーリーになってしまいそうなので、長編の作りは功を奏していると感じます。

今回の沙羅は人間にサービスし過ぎなぐらいよく喋り、閻魔のルールとしてどうなのかなと疑問を感じる所はあります。が、ツンデレのように沙羅は基本的に人間に優しい一面があると感じられ微笑ましく思えました。不幸な話の中での希望も描かれており、惹き込まれた読書でした。
このシリーズ気に入っています。読みやすさと物語の面白さは〇。今回は感情に響く話も書けるときたので、次はミステリとして沙羅もが驚くような意外な結末話を読んでみたいと期待してしまいます。
次回も楽しみになりました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3:
(5pt)

被害者が犯人を推理する!

本作は殺人事件の被害者自身が犯人を推理します。そして、被害者が事件の少し前に戻り、その事件を未然に防ぐというストーリーになっています。非常に面白いミステリー作品なので、ぜひ読んで欲しい作品です!
閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し (講談社タイガ)より
4065174236
No.2:
(5pt)

何故かいやされる

死にまつわる諸々のくるしみが、何故か
癒される
閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し (講談社タイガ)より
4065174236
No.1:
(4pt)

小説とは言えクソな人間に怒り心頭

初の長編!
前回作のレビューでは、自分は『マンネリしてきた』と書きましたが、今回は長編と言うことでストーリーが作り込まれていて、一気に読破してしまいました。

流れとしては今まで通りで、誰かが亡くなり、閻魔堂へ行き、謎解き。それが成功するか失敗するかでその人の今後が変わる…と言うもの。

今回は人間の心の動きや心の硬さ、視野の狭さ、人間の汚さがよく描かれていて、小説の中の話とは言え、あまりにも腐った人間の登場に怒り心頭。イライラしました。

自分は話にのめり込む方なので、何とかしてやりたくなりました。こうなると良いなぁ…と自分の望む結末を描きながら読みました。まぁそれがどうなったかは書きませんけど。

読み終わって感じたのは、実際の自分たちにも当てはまる部分があるのではないかと言うことです。
自分を守るために強く見せる、相手の気持ちがわかってるつもりでわかっていない、先入観で決めつける、などなど。

実際の自分の人生にも当てはめて考えると、ちょっと肩の力を抜いてやっていく事が大事なんだろうなぁと再確認させてもらいました。

推理としては、推理小説を読み慣れた感の鋭い方なら解けたかも。ただ自分としてはこういう腐った人間が出てくる話は割と好きです。実際に自分の周りにいたらたまらないけど、居ないから楽しめるって感じです。

長編なので今までと少し違った感じで、面白かったです。
閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し (講談社タイガ)より
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