緑衣の美少年
- 探偵団 (144)
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美少年探偵団の団則は、1.美しくあること、2.少年であること、3.探偵であること、であるが、4.団(チーム)であることも加わった。では団であるというのはどういうことなのか。その解答が今回と次回で明らかになる。 さて、美少年探偵団の敵である胎教委員会が、不思議な催し物を仕掛けてきた。それは中学生による短編映画製作のコンペであった。題目は「裸の王様」、課題は「『馬鹿には見えない服』を表現すること。」どこまで本気なのかわからないが、美少年探偵団は映画製作に取り組むことにする。しかも締切まであと1日。 眉美は一人で下校する途中で再び沃野禁止郎(このときは「目口じびか」という偽名)に命を狙われる。生徒会選挙に引き続き胎教委員会は何か企んでいるようだ。しかし、眉美はドクターストップがかかって、映画製作から外され美術室(美少年探偵団事務所)にも出入り禁止となる。しかたなく、締切後に長縄さんに借りたスマホで美少年探偵団が製作した映画を見ることになるのだが…。 次回作にも通じる、団であることの意味が眉美にもわかってくる。一人では実現不可能なことでも団としてならば可能になるかもしれない。そんな希望を抱かせてくれる。それにしても、おまけの短編で美術館に侵入するにあたって、全員で手をつないで入ることもないと思うのだが。 | ||||
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エンジンがかかってきた。 ザ・西尾維新節のキャラクター元沃野くんがフルスロットル。 それぞれのキャラクターがいつまでも同じままではいられない。 | ||||
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どうでも良い事だが、今回のタイトルの元ネタはわからなかった。江戸川乱歩愛読者としてまだまだだな、と自戒。さて、このシリーズ、メインストーリーはグダグダで最早崩壊してると思う。中学校同士の抗争(笑)と言うのもムチャだが、謎の刺客沃野や今回スポットが当たった胎教委員会などから、個人的には意味不明でついていけてない。映画祭の目的やそこに探偵団が参加して上位入賞を目指す意味など、書かれてはいるけど、正直理解出来なかったのは私の読解力が足らないのだろうか。ヒロイン眉美が視力が良過ぎて失明の危機にあり、映画祭に参加出来ないくだりも、出品作を後から一気に鑑賞する状況を作るためのリアリティ皆無な設定で、笑うしかない。又制限のある条件で芸術作品を作って各団員の個性を競うのは「パノラマ島美談」の二番煎じでトホホな展開だが、トリを務めた小五郎団長に救われた。眉美が目への影響も顧みず泣いてしまった彼の作品のメッセージ性は素晴らしく、これだけで読んだ価値があったと思う。恐るべき小学生だ。 | ||||
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今回は本編「緑衣の美少年」と番外編「美少年盗賊団」の二本立て。 この番外編が本編より前の時系列なので先に読んで本編へいきました。 後悔しました。 衝撃が2倍です。素直にページ順に読んでいけばよかった… | ||||
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短編映画の製作に取り組むという本作ですが,主人公が単独行動を強いられる展開や, 引いた立ち位置から団員たちを見つめ,彼らの作った作品に一つずつ触れていく様子は, にも似ており,切り口や言葉遊びに著者らしさはあるものの, さすがに二度目では単調に映るなど,ただページだけが消化されているようにも思えました. 一方,一人になったことで見えた自身の,彼らの,そして団の姿と芽生える複雑な感情. 片や,「見方を変えれば」という彼らからのメッセージは,そんな彼女に何を見せたのか. 巣立ちを匂わせ,次に向けて「最後の」と告げる姿は,膨らむもう一つの問題とも合わさり, 少しの苦さと寂しさを抱かせる幕引きは,もしやの終わりまで予感させるものとなっています. なお,表題作とは別の短篇『美少年盗賊団』については,賑やかなやり取りを中心に進み, そこにちょっとした皮肉を交えての結末は,これまたシリーズらしさを覗かせる一篇でした. (こんなことをやってるから…と,現在進行形である彼女の問題のことも頭をよぎりましたが) | ||||
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