屋根裏の美少年
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瞳島眉美は、4歳で奇妙な星の輝きを見てしまってから、他人と関わることが苦手になりやがて性格がゆがんでしまった。その眉美が中学2年で加入したのが美少年探偵団。美術室(美術の授業がなくなって空き教室になっていた)を勝手に改造し事務所として使用していた美少年探偵団。天才児くんが美術室の天井画を描いている最中に、ふとしたことから眉美が大量の絵を天井裏で発見してしまった。誰が何のためにこれほどの絵を描いて天井裏に隠していたのか。その謎を解くという宿題を美少年探偵団のメンバーは課せられる。 目の能力のせいで、家族との不和もあり孤独な生活を続けていた眉美は、美少年探偵団(眉美は少女であるが)に加入することになったのだが、ねじ曲がった性格は素直に美少年探偵団のメンバーを仲間と認めることができない。呼び出されても逃げだそうとし、ライバルの髪飾中学校の生徒会長に謎解きのアドバイスをもらったりして、反抗的な態度をとり続ける…。 天井裏と講堂の絵の秘密を解き明かす過程で、眉美は少しずつ美少年探偵団の一員であることを意識し始める。最後の場面は団長のいう「美しい」締めくくりとなる。それにしても、最近の中学校における技能教科(美術や音楽や家庭科等)の軽視には私ももの申したい。そうした風潮(5教科の点数が最優先)に対する、作者の痛烈な風刺(不良くんのように)である作品でもあるといえよう。 | ||||
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美少年シリーズ3作目 少しキャラがたってきたようなきもします ミステリーというより軽いパロディーという意識で読んでいます | ||||
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普通のミステリではないと言う前提で評価する。前作と違い、「屋根裏の散歩者」と言う江戸川乱步の名作のオマージュである事がわかっただけで、個人的には評価がアップ。タイトルだけでなく、実際に屋根裏に入り込んで見つけた物の謎解きだから、江戸川乱步ファンとしては評価せざるを得ない。 話自体は比較的地味なのだが、探偵団全員がそれぞれ自説を披露するミステリっぽさが良い。が、何より女子でありながら「美少年探偵団」に加入したヒロインが、メンバーの一員として認められていく素朴な青春小説的良さを評価したい。そもそもなぜ美術室の天井に絵を描こうとしたのか、と言う探偵団の意図が、ヒロインのためだったと言うのが綺麗なまとめで、正に「美しい」ではないか。 なお、西尾維新の作品を普通のミステリとして読んではいけない。本書を手に取る人には余計な気遣いと思うが。 | ||||
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どんどん地味になってきているとも。パンチが弱いかも。 芸術に関わる話(方向がインドア)ですし、クローズアップされたキャラが天才児くんなので動きがあまりないのはしかたのない気もします。 とりあえず相変わらずの読みやすさでした。 何だか一人称で語ってくれるヒロインがここにきて急にウザさを増した印象です。 美少年探偵団に打ち解けてきた、心を許して信頼を置きだしているということなのだとは察しますが、個人的にはもうウザインと呼んでいいかなと思ってしまいました。 やっぱり好き嫌いは分かれる主人公だと思います。 私は嫌いではありません。 なので、この巻は主人公の団への打ち解け具合を楽しむ巻として楽しみました。 次巻はキャラクターのアクションが派手な展開だといいなと期待しています。 でもタイトル的に期待薄かな。 | ||||
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美しくあること、少年であること、探偵であることが団則の探偵団が、目の前に現れた謎に立ち向かうジュブナイルミステリー、三作目。 カバーは天才児くんと生足くん。生足くんの生足にどうしても眼が吸い寄せられる私はHENTAIか? 事件の真相はNHKで放送されるアニメのように健全で「美し」かった。話の展開、そして真相に「弱さ」を感じる人がいるかもしれないが、読書歴が浅く、この世の美しくないものを見聞きした経験も浅い"少年"ならば、もしかしたら「弱さ」ではなく「美しさ」を感じるかもしれない。 本筋以外だと、ヒロインのバス停でのエピソードがなかなか少女漫画っぽいロマンスが。ただヒロインも作者もひねくれまくってるから、そう簡単に恋愛ものには行かないんでしょうね。 そしてコントにメタネタと、話が進んでいくごとに西尾維新の趣味が強くなってきている。次巻では更にコント枠が多くとられるかな? | ||||
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