恩田陸(おんだりく)の作品一覧

角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー、待望の第3弾。

350年の時を刻む老舗デパート『三越』 楽しいときも、悲しいときも いつでも、むかえてくれる場所 物語の名手たちが奏でる6つのデパートアンソロジー 文庫オリジナル! 制服の採寸に訪れて...

「ゆりかご」か「養成所」か、はたまた「墓場」か。

遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。孔雀の声を真似し、日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。

謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる。

「これは、梯結子の問題解決及びその調達人生の記録である。

「物語」は、決して尽きない。この世に輝く数多のエンターテインメントを小説家・恩田陸とともに味わい尽くす――。

静かな夜。誰もいないはずの部屋の暗がりに、うごめく不穏な気配――。

瀟洒なホテル、老舗の旅館、秘湯の湯煙……古今東西さまざまな怪奇譚の舞台となってきた「宿」をテーマに、大人気作家たちの傑作短編を一挙に集結! 遠藤周作『三つの幽霊』 福澤徹三『屍の宿...

英国留学中のリセは、十九世紀に建てられた「ブラックローズハウス」でのパーティーに招かれる。

立石の営む古美術店に、なじみの客から大量の骨董品を売りたいと申し出があった。

少女時代のエピソードあり、笑える読書日記あり、真摯で豊かなレビューあり……。

太郎と散多は古道具店を営む兄弟。

「『蝙蝠』が上海に入った」。豫園からほど近い繁華街の骨董品店に緊張が走った。

ミステリーの協演を味わい尽くす!最旬15作家による魅惑のアンソロジー下巻。

暑い日になぜか起こる奇怪なある出来事、風鈴の音が呼び覚ますもう一人のわたしの記憶、死んだはずの母が見えるわたし、病院から届いた友人のSOS、旧いブザーを押す招かざる客…。

その場所に行けば、大事な記憶に出会える――。 恩田陸の世界を彷徨する奇跡の全18話を収録した短編集。

コンクール入賞者ツアーのはざま、亜夜とマサルとなぜか塵が二人の恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。

色とりどりの恐怖をどうぞ召し上がれ。あのとき、目をそらしていたら。

テーマは「館」、ただひとつ。今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

立入制限区域のパトロールを担当するロボット「ウルトラ・エイト」たちの居住区に、国税庁から派遣されたという謎の女・財護徳子がやってきた。

川崎、上野、大阪、呉、六本木…日本各地の旧軍都に発生する「裂け目」。

六月という半端な時期に夏流に転校してきたミチル。

夏流城(かなしろ)での林間学校に初めて参加する光彦(てるひこ)。

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。

超大型台風接近中の日本。国際空港の入管で突如11人が別室に連行された。

魅惑のウイルスを求め、世界中を飛び回る凄腕ウイルスハンター・神原恵弥。

東日本大震災を経て、刻々と変貌していく“東京”を舞台にした戯曲『エピタフ東京』を書きあぐねている“筆者K”は、吸血鬼だと名乗る吉屋と出会う。

私は高校生の蘇芳。

特殊能力を持つ“在色者”たちが、“途鎖国”の山深くに集まる“闇月”。殺戮の風が、次第に暴れ始める―。

パーティー会場で孤独だった私に、不思議な目をした少女が突然声かける。

「何かが教室に侵入してきた」。学校で頻発する、集団白昼夢。

この家、あたししかいないのに、人がいっぱいいるような気がする・・・・・・ ようこそ、丘の上の幽霊屋敷へ。

山中にひっそりとたたずむ古い洋館―。

ねえ、覚えてる?空から蛇が落ちてきたあの夏の日のことを―本と映画と音楽…それさえあれば幸せだった奇蹟のような時間。

塔と水路がある町のはずれ、「水無月橋」で見つかった死体。

『月の裏側』の塚崎多聞、再登場!詩情と旅情あふれる、恩田陸版「怖い話」。

なぜ「あんなもの」が飛ぶのか未だによく分からない。人間が存在していられないくらい高い高いところ。

1話5分でわくわくできる、本にまつわる18のストーリー。

舞台は、アパートの一室。別々の道を歩むことが決まった男女が最後の夜を徹し語り合う。

瀟洒なホテルの中庭で、気鋭の脚本家が謎の死を遂げた。

舞台の上の、暗がりの向こう。そこには何かが隠されている。

『あれ』と呼んでいる謎の存在と闘い続けてきた拝島時子。『裏返さ』なければ、『裏返され』てしまう。

懐かしい故人と再会できる場所「アナザー・ヒル」。

青い田園が広がる東北の農村の旧家槙村家にあの一族が訪れた。

その物語はせつなく、時に可笑いくて、またある時はおぞましい―。

「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。

沢渡三姉妹が山奥のクラシック・ホテルで毎年秋に開催する、豪華なパーティ。

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。

都下郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生した。

平口捷は、若き天才美術家の烏山響一から招待され、熊野の山奥に作られた巨大な野外美術館を訪れた。

強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。

シリーズ第一作「MAZE」で非凡な才能を見せた神原恵弥。その彼が北国のH市を訪れた。

異母兄が奈良で消息を絶った。たったの二度しか会ったことがない兄の彼女に誘われて、私は研吾を捜す旅に出る。

憧れの存在であった高校美術部の上級生・香澄と芳野の二人から、夏休みに演劇祭の舞台背景画を描き上げるための「合宿」に誘われた毬子。

過去を変えることはできるのか。

日本人だけが地球に居残り、膨大な化学物質や産業廃棄物の処理に従事する近未来。

父・伊勢崎博士の手で容易ならぬ超能力を与えられた少女･遥｡彼ら親子は､属していた秘密組織｢ＺＯＯ｣から逃亡していた｡そして､七年を経て､組織の追っ手により､再び戦いの中へ身を投じることに...

あたしは主人公にはなれない―。関根夏はそう思っていた。

太古の森をいだく島へ―学生時代の同窓生だった男女四人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。

些細な事件が大騒動に発展していく、パニックコメディの大傑作！ 一億の契約書を待つ生保会社のオフィス。

革命新政府は「楔が抜けるまでこの状態は続く」と発表。

アジアの西の果て、荒野に立つ直方体の白い建物。 一度中に入ると、戻れない人間が数多くいるらしい。

いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。

学校の体育館で発見された餓死死体。高層アパートの屋上には、墜落したとしか思えない全身打撲死体。

両親の離婚で別れて暮らす元家族が年に一度、集う夏休み。

三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。

舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。

耽美派小説の巨匠、重松時子が薬物死を遂げてから、四年。

膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから―「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。

鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に二泊三日の招待を受けた。

私は知っている、このハサミで刺し殺されるのだ―。

四つの高校が居並ぶ、東北のある町で奇妙な噂が広がった。「地歴研」のメンバーは、その出所を追跡調査する。

津村沙世子―とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。

<あの黒い表紙、強烈な帯コピー、シンプルかつ洗練されたデザイン。

ビールについての冒頭から、天才トランペッターや心太へ話題は移り、最後は子供の頃に抱いていた謎の解明へと至る―。

特集 転校生と学校とノスタルジー-恩田陸/[対談]高橋源一郎×綿矢りさ-21世紀版・日本の『感情教育』~「夢を与える」をめぐる5つの質問/[新連載小説]『JR五反田駅東口(前篇)』-柳美里/[小説]...