クレオパトラの夢



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初公開日(参考)2003年10月
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長編小説

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クレオパトラの夢 (双葉文庫)

2006年12月01日 クレオパトラの夢 (双葉文庫)

シリーズ第一作「MAZE」で非凡な才能を見せた神原恵弥。その彼が北国のH市を訪れた。不倫相手を追いかけていった双子の妹の和見を連れ戻すためだが、もう一つ重大な目的があった。それはH市と関係があるらしい「クレオパトラ」と呼ばれるものの正体を掴むこと。人々の思惑や駆け引きが交錯するなか、恵弥は何を知ったのか。粉雪舞う寒空に広がる、恩田陸の無限のイマジネーション。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

クレオパトラの夢の総合評価:7.84/10点レビュー 37件。Cランク


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No.1:
(6pt)



リボン
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.36:
(3pt)

旅情をくすぐる2時間ドラマ的な

実は本作を衝動買た後にあらすじを読んで初めて、これがシリーズものであることを知りました。そのまま本作を置き、律義に一作目を買いなおして読み、そしていよいよ本作です。

本作は一言で言うならば肩の凝らないエンタテイメント。オカマ系イケメンの神原恵弥が北海道で「クレオパトラ」の謎を追います。この主人公の万能さ+オネエキャラの組み合わせは、ちょっと古いのですが北条司氏の『シティー・ハンター』の冴羽獠のようなポジションかもしれません。ほぼ完ぺき+弱み(女に弱い)みたいな。その主人公が色々紆余曲折ありつつ大団円を迎える様はちょっとした火曜サスペンス的な小気味の良い纏まり感を感じさせました。

さて、若干のネタバレになりますが、主人公が製薬会社関連ということでこの「謎」は薬関連でありました。ジェンナーの牛痘の話が大いにフィーチャーされていましたが、Kindleをお持ちの方は青空文庫のジェンナー伝が無料ですので是非。コロナ禍もそろそろ一段落の様子ですが、ワクチンの仕組みをおさらいするのも乙なものです。

そうそう。で本作、舞台が北海道というのがいいです。夜景とか海鮮とかって出てきたらH市ってどうやっても函館じゃん!ってわかるのです笑い。25年以上前に一度行ったっきりの北海道にまた行きたくなりました。

スリラーとしては最後はちょっと驚きました。はあー、そういう事かと。そっちが繋がっていたのねと。ただ、思いっきりやられたー、という程の驚きはありませんでした。

・・・
上にも書きましたが、二時間ドラマ的なエンターテイメントだと感じました。出張のお供、疲れた時など、半日の気分転換としていかがでしょうか。ちょっと旅情をくすぐられます。北海道、行きたくなったなあ。
クレオパトラの夢Amazon書評・レビュー:クレオパトラの夢より
4575234834
No.35:
(3pt)

やっぱり鮨を食べるのね

シリーズの三作目から読み始めて、二作目を読みました。(一作目まだ読んでません)
三作目より二作目の方が、展開が面白い。
土地の冷え込みが読みながら伝わってきました。ラーメン食べた後、鮨を食べてなかったって、鮨を食べる頻度が多々出てくるので、こっちも食べたくなる。
クレオパトラの夢Amazon書評・レビュー:クレオパトラの夢より
4575234834
No.34:
(2pt)

シリーズ2作目

前作とはまたテイストが違う。
最終局面の展開は流石。
クレオパトラの夢Amazon書評・レビュー:クレオパトラの夢より
4575234834
No.33:
(4pt)

前作より遙かに読みやすい

前作があまり面白くなく、印象が悪かったので期待しないで読んだ。が、設定もしっかりしていて内容を理解しやすく、わりと面白かった。これを読むと前作は何だったんだと思うが、多分、前作を通して登場人物のキャラがまとまってきたからではないだろうか。
クレオパトラの夢Amazon書評・レビュー:クレオパトラの夢より
4575234834
No.32:
(5pt)

冬の函館が舞台、不穏でスリリングな物語

最近購入した「ブラック・ベルベット」を読もうとしたら、神原恵弥を主人公としたシリーズものの第3作目ということ。先の2作である「MAZE」と「クレオパトラの夢」の内容がまったく記憶になく、漠然とおぼえていたのは、美男でバイセクシュアル、語り口はオカマちゃんの主人公、恵弥の強烈な個性のみという情けなさ。もう一度、前作を再読してみようとまず1作目の「MAZE」から読み始めましたが、あまりにおもしろくて2作とも半日で一気読みしてしまいました。
恩田さんは雰囲気作りが大変うまく、特に得体の知れない不穏な雰囲気にいつも一気に引き込まれます。が、ラストでちょっと肩透かし・・というパターンが正直言って多く・・けれどこの「クレオパトラの夢」は最後まで星5つでした。

舞台H市は、明らかに北海道の函館市。夜景が見える山や修道院、港沿いに建つクラシックなホテル、市電など、すべて風景が頭に浮かぶものばかりで、行ったことがある方ならそれだけでも楽しめます。寒いのが大嫌いなのに、家族一同から妹を連れ戻すことを託され、いやいや冬にやってきた恵弥ですが、その裏にはしっかり別の目的があったのでした。ところが、いきなり問題の妹の不倫相手が死んでしまったと妹本人から告げられ、代わりに葬式に行くはめに。その後、不審な人物が次々に登場、あげくは妹の言動まで怪しくなってきて、2転3転する嘘ばかりついていたことがわかってきます。誰も信用できない状況の中、最後には防衛庁の人間にまでつけまわされるはめに・・・。
からんでいるのは、他殺か事故死かわからない妹の不倫相手が持っていた2枚の地図。そこから導き出されるのは、昭和9年に起きた市の3分の2を焼き尽くした大火。海からの強風に吹きさらしになる土地柄、過去何度も大火に焼かれてきたH市の歴史。そしてそこで密かに隠され守られていた”クレオパトラ”の正体とは・・・?

函館の冬の、静謐でひっそりとした空気が伝わってくるようです。ストーリーも、最後まで緊張感の持続する出来でとてもよかったです(既読なのに、まったくおぼえていなかった自分が情けないですが・・2度楽しめたので、まあいいか(笑))。本格好きのミステリ・ファンにも楽しめると思います。これから「ブラック・ベルベット」を読みますが、このシリーズ、ぜひ続けていっていただきたいです。
クレオパトラの夢Amazon書評・レビュー:クレオパトラの夢より
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