Q&A



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Q&A
Q&A (幻冬舎文庫)
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初公開日(参考)2004年06月
分類

長編小説

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Q&A (幻冬舎文庫)

2007年04月01日 Q&A (幻冬舎文庫)

都下郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生した。死者69名、負傷者116名、未だ原因を特定できず―多数の被害者、目撃者が招喚されるが、ことごとく食い違う証言。防犯ビデオに写っていたのは何か?異臭は?ぬいぐるみを引きずりながら歩く少女の存在は?そもそも、本当に事故なのか?Q&Aだけで進行する著者の真骨頂。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

Q&Aの総合評価:6.97/10点レビュー 119件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(6pt)

時代と人間の本質に切り込む

 大型ショッピングセンターで起こった凄惨な災害―― 原因が何一つ見つからない災禍を当事者とインタビュアーの「Q&A」で照らし出してゆく

 事件だったのか事故だったのか、偶発的な物なのか仕組まれたものだったのか、将又両方なのか・・・。 対話の中から浮かび上がる政治的・宗教的な利権と欲望、個人レベルの悲運と葛藤、哀悼や自責が恐ろしくリアル。 
 本作を初めて読んだのは中学生の頃で当時はチンプンカンプンでした。  発刊は2004年、情報化社会が広がりつつある中で人間の仄暗い裏面を誇張したように取り出した一冊であったと思います。 そして平成も終わりを迎えることになった今読み直すと現実が本書のような社会・思惑に傾倒していくようで怖い。 自身が深いレベルで災害や事件に巻き込まれ大きな傷を心に負ったときにどうなってしまうのか、一歩外に出れば宗教の勧誘が、ネットを開けば虚構や扇動的な情報が溢れる今世で本書の登場人物のような道を辿ることはあり得ない話ではないと思わされます。  
 
 ジャンルはミステリーよりかはホラーテイスト。 ★は6つ

りーり
9EDFH0HC
No.2:
(5pt)

Q&Aの感想

さまざまな角度で物語が構成されるのは面白かった


▼以下、ネタバレ感想

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mick
M6JVTZ3L
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

Q&Aの感想

都市近郊の大型商業施設で重大死傷事故が発生した。
施設内でパニックに陥った人々により押しつぶされ、死者69名、負傷者116名に達した。
事故は何故起きたのか。
異臭を放つ紙袋を投げ捨てた男。
異様な雰囲気の老夫婦
一人にも関わらず無傷で生還した少女。
奇妙な点は複数あるが、客が一斉にパニックに陥る直接的な原因は見当たらなかった。
Q&A方式で事件の真相を探るが―・・・

全編Q&A方式で進行します。
質問者も回答者も複数います。
当初は「何故事件が起きたか」にスポットを当てています。
そこから段々と関係者・一般人の心理経過や濃淡、情報社会の歪みが浮かび上がります。
そのため、メインは事件原因やパニックより、事件に対する人々の捉え方やその温度差、現実感の薄さなどだと思います。
情報が大量消費されている中でのリアリティとは何かを考えさせられます。
事件の原因より、情報が消費され風化する速度に怖さを感じます。
Q&A方式は初でしたが、読みにくいことも、飽きることもありません。
回答者に一部共感する箇所もあります。
社会ミステリでもあり、パニック小説でもあるのでしょうが、ホラー小説のようなゾッとする怖さもります。
事件の真相については結局推測の域を出ません。
個人的にはある程度予測はつくし、良い意味でゾッとする怖さが残る後味の悪さかなと思います。
しかし、人によってはQ&A方式に慣れなかったり、結末にモヤモヤしたりすると思います。

恩田陸氏は初読みですが、とても面白く、他作品も読んでみたいと思います。
現実社会でこのような事故が発生し、数十年後テレビで集団パニックや施設の窓の数などを問題として再現ドラマをしそうです。
そう思う程度にはありえそうだし、その後の人々の動きもありえそうで怖く、面白いです。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.116:
(5pt)

戯曲的手法で、暗黒の未来を提示した、恩田版神話を創生。

人物の応答だけで、ストーリーを進めるのは、恩田陸さん得意の戯曲的描き方で、「中庭の出来事」「木洩れ日に泳ぐ魚」を想起した。テクニックに溺れた感のある「中庭の…」より、粗削りな本作の方を、私は評価する。暗黒の未来を提示した、恩田版神話を創生、とまで言うと、褒め過ぎかも知れないが。登場人物の悪意がぶつかり、それぞれに悲劇的な結末を迎えるエピソードの一つ一つにリアリティがあり、不気味な恩田ワールドを堪能。

  未来から来た自分自身に、身の破滅を予言される、ラストエピソードは酸鼻で胸糞悪く、本作を締め括るに相応しい。一方、謎が謎のまま残り、スッキリしない終わり方なのは確かで、本作を「駄作」とする意見も、十分理解出来るのだ。それでも私は、この作品を支持したい。極めてこの作者らしい作品で、読み手を選ぶのは間違いない。
Q&A (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:Q&A (幻冬舎文庫)より
4344409361
No.115:
(1pt)

ラストでガッカリ

途中までは結末に期待を膨らませる内容でした。途中までは。
小さな出来事が絡み合って起きた不幸な事故なのか、何者かの陰謀か。
アレコレ想像しながら読みました。途中までは。
その結末は、、「は?」って感じです。ガッカリ。
Q&A (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:Q&A (幻冬舎文庫)より
4344409361
No.114:
(3pt)

リアルでシリアスな展開からだんだんファンタジーに

途中まではとてもシリアスですが、聞き手の立場が変わったあたりから徐々にショートショートのようになって終わります。そのため読後感は意外とさっぱりです。
Q&A (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:Q&A (幻冬舎文庫)より
4344409361
No.113:
(3pt)

ちょっとくたびれました。

落としどころがなかなか見つからなくてあがいた上でこの結末になった気がします。寄せ集め感がありました。
Q&A (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:Q&A (幻冬舎文庫)より
4344409361
No.112:
(5pt)

ドキドキできました。

読んでいる序盤で「あ、恩田さんの変な超能力系の話かも。それかSFオチかも」と不安になりましたが、そんなことはなかったです。パニックの描写はとてもリアルで怖かったです。
ただ、中盤くらいで「あ、これオチはっきりしないやつだ」と思っていたらその通りでした。でも非常に満足感あり。
最後まで飽きることなく、とーってもドキドキしながら読むことができました。
ミステリーならユージニアの次にいいかも。
Q&A (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:Q&A (幻冬舎文庫)より
4344409361



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