夢違
- 予知夢 (16)
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いやあ、面白かった。ジャンルを強いて言えば、SF系モダンホラーと言っていいでしょうか。 子供達の課題図書を探すためという口実からせっせと氏の作品を読んでいましたが、今回は背筋がぞくぞくする、ちょっと怖めの作品でした。 夢をテーマにしたモダンホラーですが、SF要素あり、恋愛要素あり、探偵的要素もあり、それでもやっぱり背筋がぞっとするテイストでした。 作品の魅力は、やはり『夢』をテーマにしたことでしょうか。 意識的には見ることができない、コントロールができないものである夢に、呪術的な意味や性格分析的な意味合いを持たせることは深層心理学とかではあるようですが、一般的な感覚でいうと夢分析はありそうでまだない、未確立の分野だと思います。 夢という自己の産物と現実との境界が薄くなった時、夢ははたして自分の産物かあるいは外からやってくるのか、あるいは集団的意識が雰囲気と同じように『夢』を同時に見るのか等、夢を通じての意識や集団とのつながり、現実と非現実の境界などについても上手に描かれています。 また発展的な話題として、夢を通じて人をコントロールする可能性、夢というプライバシーをどう守るか。夢と現実、ひいては自己と外との境界はどこか(そもそもそんな境界はあるのか)等のトピックも読中ふと頭をよぎりました。 ・・・ 結末は恩田氏らしい、爽やかで後味の良い終わり方でした。 野暮な教訓や意味を考えず、単純にエンターテイメントとして楽しみたい作品だと思います。ただ、読後はちょっと寝るのが怖くなります笑 って昨日も爆睡しましたが。 | ||||
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よかった | ||||
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読み出すと、夢と現実の境界が見えなくなる世界に引き込まれた。 残念なのが、ラスト。 消化不良で終わりました。 | ||||
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恩田陸さんはすごくいい本とオカルト系の取っ付きにくい本があるけれど、これは後者。 たくさん伏線を張ってどう回収するのかとワクワクしているのにそのまま終わってしまう。 読者の想像に任せすぎ。やはり結末は作者にきちんと描いてすっきりさせて欲しい。 夢っていうのが個人的にはつまらないテーマだったのもあり、読後感が悪かった。 | ||||
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常識を超えた能力や現象をテーマとした恩田陸さんお得意のミステリー。他人の夢を記録として取ることができ、主人公の浩章はその夢判断を職業としている。あるとき、何年も前に死んだはずの古東結衣子が主人公の前に現れる。それから集団幻想や神隠しなど次から次へと不可思議なことが起こり始める。古東結衣子は夢で未来の災厄を予知することができたのだった。夢を巡って物語は予期せぬ結末へとなだれ込む。見方を変えるとこれも一つの恋愛ものかもしれない。ユングの集団無意識の考え方を取り入れて物語を紡いでいるが、うむひょっとして、もしかすると世界を動かすのはその集団無意識かもしれぬ。 | ||||
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