雪月花黙示録
- 生徒会 (32)
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とにかく世界観に引き込まれました。 読んでいると恩田先生の描かれた近未来日本の情景が浮かんでくるようで、もっと長く読みたかったな、と思いました。 キャラクターはお転婆な主人公、一見おしとやかだけどしたたかな美少女、冷静で知的な美青年と、漫画やラノベのように特徴的ですぐにどういった人物がわかりやすくなっています。 このキャラクターたちが華やかな舞台で大立ち回りを演じていく様子にとにかく心惹かれました。 ただ、ラストは気付いたら幕引きに向けてあっさり流されていた感じで、あれっもう終わり?という感は否めませんでした。 人物も設定も、惹きつける要素がたくさん散りばめられてあるのだから一つ一つもっと掘り下げてくれたら…と思わずにいられない、本当に勿体無いと感じました。 とはいえ、最初から最後まで楽しく読めたので満足の⭐︎5です。 | ||||
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恩田さんファンで出版されるものは一応すべて読みたいと思っています。が、この作品に限ってはこちらでの評価があまりにも低いので最後まで購入をためらっていました。 それでもとりあえず読んでみようと購入。結論から言うと、楽しかったし世界観もなかなかのものでした。が、やはり他の秀作から見るとあまりにも実験的というかなんというか(苦笑)。 まったく個人的なことなんですが少し前に映画「翔んで埼玉」を見ていて、この本を読み始めてすぐにあの映画を思い出しました。学園の生徒会長が白皙の美男子で、その一族が支配する土地が舞台。美貌の剣士が登場しアクションを繰り広げるあたり同じ種類の作品と言っていいと思います。 映画はあまりにもバカに徹していて、そこまでやるかとむしろ感心してしまいました。その後だったのでこの小説も受けいれられた気がします。元々はシリアスな小説が好きなので、もし映画を見ていなかったら途中で投げ出していたかもしれません。タイミングがよかったんだかどうなのか(汗)。 特定のジャンルに偏らないようできるだけいろんなものを書くようにしているという恩田さんですが、ここまでやるか、と。徹底して戯画的というか。 本の装丁もなんだか桃色ピンクなイメージで、目次の各章の名前”春爛漫桃色告”や”夏鑑黄金泡雨”、”冥府牡丹灯籠”などは歌舞伎の演目を思わせます。さしずめケレン味の強いアクション歌舞伎でしょうか。 世界観はよく練り上げられています。近未来日本では3つの勢力が危ういバランスを取りながら共存しています。ひとつは「行き過ぎた欧米化を拒否し日本の伝統回帰をめざすミヤコ」、これは最初は京都かと思ったのですが話の内容からして現在の東京にあるようです。そしてまるでバブル期の日本のように「金と繁栄と快楽を享受する帝国主義者」その中心はナゴヤ。この2大勢力とそのシンパがモザイク上に全国に散らばっています。そしてもう一派は実態の知れない「伝道者」。凄まじい駆け引きの後に権力を握るのははたしてどの勢力なのか・・。 2013年の作ですが、「若年層は労働意欲も生きる意欲もなく数十万人が引きこもっているし、過剰な資本主義で経済格差は広がり、海外との競争にも負け続けて都市は退廃している。環境破壊も行きつくところまで行ってしまい、新しい疫病が蔓延し始めている。」 「抵抗しているミヤコの年寄りたち。君らの親や祖父の年代はこの心地よい箱庭だけでいいんだ。延々と続く会議、顔をつきあわせて堂々巡りをしているだけの大人たち。その姿を見ながら何もしようとしなかった自分」など、現在の社会や体制批判と思える記述もあります。 「失われた地図」を読んだ時も思ったのですが、恩田さんの考え方は反体制の左派文化人にやや近いのかもしれないと個人的に感じます。 まあそんな勝手な分析はおいといてですね、ラノベやゲームに近い娯楽物なので楽しんで読めばいいと思います。ラストは、”紆余曲折はあるだろうが、未来を負って立つ若者たちがいる限り日本の行く末には希望が満ちている”・・と捉えてもいいのではと思いました。 | ||||
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恩田さんのものは好んで多数読んできましたが、この作品は他の方の感想にもありましたように一言「なんじゃこりゃ!」と思いました。残念ながら正直私には理解できませんでした。 | ||||
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夜のピクニックが面白くて、また、美少女が剣を握る表紙に、ただならぬ雰囲気を感じて買ってみました。で……、結論を申しますと、予想通りただならぬ本でした。 設定、ストーリーはそれなりに(一部の登場人物を除いて)楽しめましたが、他のレビュアーの方も書かれている通り、ラストは、「なんじゃそら!」でした。それも、年に何十冊と小説を読みますが、めったにお目にかかれないほどの「なんじゃそら!」でした。 まあ、言い方は悪いですが、ある種のゲテモノとして読む分には楽しかったです。 | ||||
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月並みな美少女、美少年キャラと、なんの盛り上げリもないプロット。 ラノベとすら呼べない、この作品はいったいなんなんだ? 恩田陸の名で出版するようなクオリティだろうか。。。 | ||||
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