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雪月花黙示録
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雪月花黙示録の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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とにかく世界観に引き込まれました。 読んでいると恩田先生の描かれた近未来日本の情景が浮かんでくるようで、もっと長く読みたかったな、と思いました。 キャラクターはお転婆な主人公、一見おしとやかだけどしたたかな美少女、冷静で知的な美青年と、漫画やラノベのように特徴的ですぐにどういった人物がわかりやすくなっています。 このキャラクターたちが華やかな舞台で大立ち回りを演じていく様子にとにかく心惹かれました。 ただ、ラストは気付いたら幕引きに向けてあっさり流されていた感じで、あれっもう終わり?という感は否めませんでした。 人物も設定も、惹きつける要素がたくさん散りばめられてあるのだから一つ一つもっと掘り下げてくれたら…と思わずにいられない、本当に勿体無いと感じました。 とはいえ、最初から最後まで楽しく読めたので満足の⭐︎5です。 | ||||
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恩田さんファンで出版されるものは一応すべて読みたいと思っています。が、この作品に限ってはこちらでの評価があまりにも低いので最後まで購入をためらっていました。 それでもとりあえず読んでみようと購入。結論から言うと、楽しかったし世界観もなかなかのものでした。が、やはり他の秀作から見るとあまりにも実験的というかなんというか(苦笑)。 まったく個人的なことなんですが少し前に映画「翔んで埼玉」を見ていて、この本を読み始めてすぐにあの映画を思い出しました。学園の生徒会長が白皙の美男子で、その一族が支配する土地が舞台。美貌の剣士が登場しアクションを繰り広げるあたり同じ種類の作品と言っていいと思います。 映画はあまりにもバカに徹していて、そこまでやるかとむしろ感心してしまいました。その後だったのでこの小説も受けいれられた気がします。元々はシリアスな小説が好きなので、もし映画を見ていなかったら途中で投げ出していたかもしれません。タイミングがよかったんだかどうなのか(汗)。 特定のジャンルに偏らないようできるだけいろんなものを書くようにしているという恩田さんですが、ここまでやるか、と。徹底して戯画的というか。 本の装丁もなんだか桃色ピンクなイメージで、目次の各章の名前”春爛漫桃色告”や”夏鑑黄金泡雨”、”冥府牡丹灯籠”などは歌舞伎の演目を思わせます。さしずめケレン味の強いアクション歌舞伎でしょうか。 世界観はよく練り上げられています。近未来日本では3つの勢力が危ういバランスを取りながら共存しています。ひとつは「行き過ぎた欧米化を拒否し日本の伝統回帰をめざすミヤコ」、これは最初は京都かと思ったのですが話の内容からして現在の東京にあるようです。そしてまるでバブル期の日本のように「金と繁栄と快楽を享受する帝国主義者」その中心はナゴヤ。この2大勢力とそのシンパがモザイク上に全国に散らばっています。そしてもう一派は実態の知れない「伝道者」。凄まじい駆け引きの後に権力を握るのははたしてどの勢力なのか・・。 2013年の作ですが、「若年層は労働意欲も生きる意欲もなく数十万人が引きこもっているし、過剰な資本主義で経済格差は広がり、海外との競争にも負け続けて都市は退廃している。環境破壊も行きつくところまで行ってしまい、新しい疫病が蔓延し始めている。」 「抵抗しているミヤコの年寄りたち。君らの親や祖父の年代はこの心地よい箱庭だけでいいんだ。延々と続く会議、顔をつきあわせて堂々巡りをしているだけの大人たち。その姿を見ながら何もしようとしなかった自分」など、現在の社会や体制批判と思える記述もあります。 「失われた地図」を読んだ時も思ったのですが、恩田さんの考え方は反体制の左派文化人にやや近いのかもしれないと個人的に感じます。 まあそんな勝手な分析はおいといてですね、ラノベやゲームに近い娯楽物なので楽しんで読めばいいと思います。ラストは、”紆余曲折はあるだろうが、未来を負って立つ若者たちがいる限り日本の行く末には希望が満ちている”・・と捉えてもいいのではと思いました。 | ||||
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恩田さんのものは好んで多数読んできましたが、この作品は他の方の感想にもありましたように一言「なんじゃこりゃ!」と思いました。残念ながら正直私には理解できませんでした。 | ||||
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夜のピクニックが面白くて、また、美少女が剣を握る表紙に、ただならぬ雰囲気を感じて買ってみました。で……、結論を申しますと、予想通りただならぬ本でした。 設定、ストーリーはそれなりに(一部の登場人物を除いて)楽しめましたが、他のレビュアーの方も書かれている通り、ラストは、「なんじゃそら!」でした。それも、年に何十冊と小説を読みますが、めったにお目にかかれないほどの「なんじゃそら!」でした。 まあ、言い方は悪いですが、ある種のゲテモノとして読む分には楽しかったです。 | ||||
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月並みな美少女、美少年キャラと、なんの盛り上げリもないプロット。 ラノベとすら呼べない、この作品はいったいなんなんだ? 恩田陸の名で出版するようなクオリティだろうか。。。 | ||||
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強い女性は好きですか? この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。 危ぶめば道はなし。 踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。 迷わず行けよ。 行けばわかるさ(アントニオ猪木)。 はじめの一歩を踏み出しますか? それは、何時ですか? | ||||
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華やかな装丁に魅かれ、手に取った一冊。 本屋大賞受賞作品「蜜蜂と遠雷」は、心に残る作品だった。 「夜のピクニック」も良かったし、恩田陸さんの作品ならば、間違いないだろう…なんて思って読み始めたのですが……。 若年層向けなのか、全くついていけない。 途中で止めなかった自分を褒めてあげたいくらい。 まぁ、出先で、手元にこの本しかなかったから、読了できただけど…。 なんじゃこりゃ…って感じでした。 | ||||
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恩田陸の作った世界に引き込まれてしまいます。結論の物足りなさを指摘される方もいるとは思いますが、世界に結論なぞない。と言っておきます。 | ||||
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夜のピクニック、ドミノ、ネクロポリスなど読みましたが、どの作品とも違う新しい恩田ワールドだと思います。ただ一言オススメです。 | ||||
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端的に言ってひどい。 序盤、中盤は問題無いのに終盤に突如筆者は話をまとめることを諦めて無理矢理終わらせてる。 消化不良が甚だしい。 多分、恩田さんも「我ながらひどい」と思ってるとおもう。 こんなにまとまりきってない小説を読んだのは初めて。 | ||||
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恩田陸の著作は八割方読んでいると思いますが、途中までは面白いがオチでガッカリ、消化不良…という作品が多い気がします。 こちらも例に違わず…最終章で溜め息が漏れそうになりました、またか、と。 途中までは世界観に引き込まれ、ページを捲る手が止まりませんでした(いつものこと) うーん全て中途半端、残念です | ||||
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いつものごとく聡明で美しい主人公たちが活躍する物語。 世界観や一つ一つのアイデアは華やかで面白く、前半は夢中になりましたが、後半の「実はこうでしたー」から納得できないうちに終わるのが残念でした。 起承転…あれ、結がないって感じで、「え、ストーリーは…」と置き去りにされるのは毎度のことながら勿体無く感じました。 恩田陸さん大好きだし執筆活動お忙しいのでしょうけど、毎度の結末納得しておられるのだろうか…。 木曜組曲とか不穏な童話とか結末に納得できるような小説が読めるととっても嬉しいな、と一読者として思っております。 | ||||
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日本の中の閉じられた世界「ミヤコ」 剣と雅のミヤコでは、自治大臣と教育省の高官を兼ねる生徒会長選挙が行われる。 絶対的な候補者・紫風に対して、改革派、帝国主義者が秘密裏に蠢く 恩田陸さんの新作、と思いきや2004年から2008年に野生時代に掲載された連載をまとめた作品。 うーん、なんというかラノベですね。 連作短編集なんですが、 生徒会長は美青年。彼の隣には剣の腕が立つ美少女姉妹。 軽薄なキャラクターは「及川道博」なんて名前ですし、巨大なホログラフィや爆発、怪物と安っぽい舞台装置で一話一話が消化不良な感じ。 全編を通して、何かもっと大きなストーリーが見えてくるのかといえば、そういうわけでもなく最後までライトな感じで終わってしまいます。 ラストの納め方までラノベらしいといえばそうなんですが、恩田陸さんが書かなくてもいいんじゃない? と思ってしまった時点で残念な気持ち。 | ||||
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帯を見て、いや~な予感はしてました「私は高校生の蘇芳。いとこの紫風(美形なうえに天才剣士!)が当選確実の生徒会長選挙を控えたある日、選挙への妨害行為が相次いだ。」 ライトノベルの悪影響を受けたようなこの煽りに不安を覚えましたが、読み進めるとさらにガックリ。続いて「美形なうえに天才剣士」さんの描写です。「その横顔は、どこかギリシャ彫刻を思わせる気高い線に縁どられ、彼が鋭利な頭脳と非凡な洞察力の持ち主であることを暗示していた。」10ページ目でこの安易な表現がされているだけで、以下、「鋭利な頭脳」や「非凡な洞察力」を感じられるような行動はほとんどありません。いくら美しいとか天才とか言われても、シーンがまったく思い描けない。 彼以外のキャラクター描写も同じ。名前が変わっているのでなんとか判別できますが、魅力がなさ過ぎて読み進めるのが苦痛でした。挙句の果てに、女子高校生の蘇芳(ヒロインなんでしょうね)が「じゃかあしい」と2度も発言するに至っては、もう 恩田さんの小説に出てくる未成年はやたらお酒をのんだり煙草を吸ったりするのも不自然だな~、と。日常的にビールや日本酒をおいしそうに飲んでる高校生って、現実感ないんですよね 「パラレルワールド」「ちょっと非日常の日本」は、もう止めたほうがいいと思います。面白くないし、恩田さんには向いていない。 『ネクロポリス』を、更にチープに、つまらなくした感じです。登場人物は時代遅れも甚だしいしキャラも立ってないので、その点ではこちらが数段劣りますね ここ数年の恩田さん作品には失望させられてばかりなので、図書館に入ったら読む、入らなかったら諦める、と決めています。 面白かったら買おう、と一抹の期待をして借りるのですが、毎回「買わなくてよかった図書館さん、ありがとうございます」と丁重にお返しして終わりです。 大層な装丁がされていますが、買う前に試し読みされることをお勧めします。 『麦の海に沈む果実』(締めが何か色々とおかしかったですが、途中まで)、『上と外』、『チョコレートコスモス』あたりは一気に読んでしまったのですが、あのワクワク感はもう味わえないのかなぁ。 | ||||
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閉じられた空間、ミヤコ。 春日一族をはじめとする魅力的な登場人物。 気づけばどんどん引き込まれていました。 これぞまさに恩田ワールド! そして最後の結末の置いてけぼり感も恩田さんって感じ笑 何だか回収し切れていない点がボロボロあるので星一つ減。 総じて見ると楽しめた作品ではありました。 | ||||
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恩田陸の過去作品で3本の指に入る作品。 巧みな情景描写に、1ページ目から強く引き込まれる。 話の作り込みや人物像も素晴らしく、10年構想の作品だというのにも頷ける。 | ||||
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未来モノで、学園モノで、アクションもの!? 恩田さんとアクションが結びつかなかったのですが、やはり少々違和感が(汗) 「とりとめのない感じ」「どう収拾をつけたらいいかわからない」と本人が動画でおっしゃってましたが、 まさにそんな感じかと…。 。 。 | ||||
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