凪の司祭



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初公開日(参考)2015年10月
分類

長編小説

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凪の司祭

2015年10月22日 凪の司祭

暑さが残る初秋の、とある土曜。コーヒー専門店店員・篠崎百代は、一人で汐留のショッピングモールへと向かった。できるだけ多くの人間を殺害するために。一方、百代の協力者・藤間護らは、仲間の木下が死亡しているのを発見する。計画の中止を告げるため、百代を追う藤間たちだったが…。緻密な設定と息もつかせぬ展開で、一気読み必至の傑作大長編!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

凪の司祭の総合評価:5.36/10点レビュー 11件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

凪の司祭の感想

世界中でテロ事件が起きている。宗教と戦争、それは人類の歴史。だがこの日本は誰もが認める安全な国。しかし、日本は世界が経験したことのないテロ事件を起こされている。そう、地下鉄サリン事件だ。これは近未来に向けた
平和ボケの日本に警鐘ともいえる物語だ。利益誘導型の無秩序な都市開発。コンクリートジャングルの都市特有の自然災害。珈琲専門店ペーパー・ムーンのアルバイト店員篠崎百代は自らが神となって世の中の間違いを正すことを
決意する。ペーパー・ムーンの常連客五人が百代にサゼッションするがあくまでも行動するのは百代ひとり。武器は自然界に生息する毒。ターゲットは汐留にある大型ショッピング・モール。そこで百代の恋人が不慮の死を遂げた。
その原因はゲリラ豪雨。すべての意味で選ばれた舞台。百代は行動を開始する。見送った五人委員会のメンバーで一人現れない男がいた。いつもどうりの日常を送るはずの一人が携帯にも出ないのを不審に思った四人は彼のアパートに
向かうが見つけたのは彼の死体。計画の中止を伝えるため四人も汐留のショッピング・モールに向かうがすでに百代は作戦を実行していた。百代は綿密な作戦をもとに大量殺戮を始めている、その様子をいろいろな視点から息もつかせぬ
展開で描いている本書。正義感溢れる人や物語はハッピーエンドじゃなきゃダメというような人には不快感しか感じないような内容だ。動機がどうとかあり得ない話とかで片ずけるのは簡単だけれども作者の意図も読み取って欲しい。
読み物としても一気読み必至のこの物語、石持浅海らしいスキのない緻密さで構成されたストーリー。こういう社会性のある内容もたまには良いと思う。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:
(9pt)

空前絶後

未曾有のテロ事件。
想像だにしない動機と方法によるテロ。
一気読み必至の一冊です。

J.M
5N544G8O
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.9:
(4pt)

合理的・算段的計画に基づいた痛快なテロ事件をご堪能

とある事故による恋人の喪失により引き立てられた主人公(百代)の憎悪が、汐留にある大規模ショッピングセンターにおけるテロ事件の発生へとつながっていくというストーリーです。恋愛からあふれ出る憎悪が、果たしてテロ行為につながりうるほどのものなのかと少し気になりました。「恋」や「愛」がもつ潜在的エネルギーにはとてつもないものがあるのでしょうね。

さて、テロ行為自体の加害者となるのは百代単独です。ただ、さまざまな分野の専門家である百代の知り合いがテロ計画の作成を支援することで、できる限り大量の人数を効率的に始末していくための合理的計画がつくりあげられていきます。各々が専門としている分野や具体的な計画については本書を参照していただきたいです。

ぼくはそもそもサイコパス的なお話といいますか、日常空間で繰り広げられる非日常的な出来事を大胆に描き出すストーリーが大好きなので、縦横無尽に無差別テロを繰り広げていく百代の行動を応援しながら、そして、テロ計画の完璧な遂行・成功を祈りながら読み進めていました。もちろん、警備や警察、消防、BC兵器対策組織とテロ計画とのあいだに繰り広げられる駆け引きも見ものですね。

逆にいえば、残酷なテロ計画に基づくストーリーを受け入れられなかったり、苦しみ・逃げ惑う買い物客を次々と殺害していく悲劇的な様相(ぼくはこういうの大好き)に生理的な拒否反応を示したりしてしまうような方にはあまりおすすめしません。ストーリーはかなり残酷ですし、、、まあ、細かいところは本書でどうぞ。

最後に、「凪の司祭」という作品には、石持色が極端に強く出ていると思いました。結果的に、当作品にたいする評価は二つにわかれてしまうのではないでしょうか。実際レビューもそうなってますからね。
凪の司祭Amazon書評・レビュー:凪の司祭より
4344028414
No.8:
(2pt)

まあ酷い読後感です

他の方の抵評価通りの作品でしょうね 石持作品の犯行動機は、いつもなんじゃこれというのが多いのですが、このテロを行う動機はぶっ飛んでいます リアリティーがないのは仕方ないのですが、罪無き人達を殺戮するだけの描写が続きさすがに読むのをやめようかと思いました ただ、冒頭で犯人グループの1人が殺害されていた謎が気になっていたので読み進めましたが、その理由もがっかりするだけのものでした 図書館でかりて良かった さすがに購入してたら怒ってたかも
凪の司祭Amazon書評・レビュー:凪の司祭より
4344028414
No.7:
(3pt)

ひたすら繰り広げられる理不尽な世界

ある不慮の事故をきっかけにごく普通の女性がテロリストに変貌し、商業施設に来館した人々を、次々に殺害していくストーリー。その陰には「五人委員会」と呼んでいるテロリストの協力者達がいて、テロ決行の直前にそのうちの一人が殺されているのを発見する。何の先入観なしにここまで読むと、テロと本格ミステリーの融合かと期待しますが、全く展開は違います。

そもそも、テロや五人委員会の人々の協力の理由が今一つ腑に落ちず首を傾げたくなります。あくまでエンタメとして楽しむなら、テロに至る経緯や葛藤が重要かと思いますが、敢えての作者の意図かもしれませんが、あまりにもそんな事でと思わずにはいられず、また全般的に無理があります。

被害者を突然襲う悲劇や不条理、使命感に燃える警備会社の社員たちの無念さ、テロの手法やパニックに至るまでの過程も丁寧に書かれているかもしれませんが、感想、好き嫌いとしては評価は極端になると思います。
凪の司祭Amazon書評・レビュー:凪の司祭より
4344028414
No.6:
(4pt)

良識派にはおすすめしません

この本は石持浅海作品が孕む独特の狂気と、歪んだ倫理観を愛する方のみに読まれるべき本であり、そうでない一般の方には一切おすすめしません。
ただ、もともと半分(いや9割かwwww)はギャグで書いているだけあって、「扉」あたりと比べれば動機もそれほど不自然に思われない(というより、まじめにその是非を考えるだけ時間の無駄)し、ある意味、この作品は作者が「仮に、実際にはあり得ないことでギネスを目指すとしたらどうすべきか」を単純に突き詰めただけの作品と評価すべきでしょう。
またこと毒物に関しては、作者はこれまで数多くの作品で「理系なのに毒物に関する知識が皆無」とか「こんなんで人が殺せてたまるか」とか、散々な言われようでしたが、その点に関しても本作では相当真剣に取り組んだと思われるところは大いに評価できると思います。(ただし、さすがにこの計画と成果が実現可能か、については「まず絶対無理」としかいいようがないことは否定しません)
少なくとも石持浅海ファンは必読といえるでしょうし、いわゆるトンデモ話が好きな人も読んでみる価値はあると思います。
凪の司祭Amazon書評・レビュー:凪の司祭より
4344028414
No.5:
(3pt)

ここまでの評価はよくないようですが

どうだろうと読み始めたのですが、初めあたりはなかなかいい展開ではないかと感じました。

ただ、途中が延々とテロの実行中の描写になります。これでもかというくらい続きます。もし、映像化したらすごいことになるでしょう。

唯一さわやかだったのが、台湾人カップルの結末です。これには、えっ?となりました。
凪の司祭Amazon書評・レビュー:凪の司祭より
4344028414



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