身代わり島
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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文庫書き下ろしと言うことです。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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理論はらしい推理に耽溺するはず | ||||
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得意な設定が持ち味の石持氏が、今回は孤島のクローズドサークルものという王道に挑んだ作品。 かつての名作アニメの舞台となった島にファンがイベントを企画するために訪れたところから謎の殺人事件が発生する。 このアニメ映画に絡んだ殺人などの設定はいつもの著者らしい歪な論理が堪能できるが、その歪な要素とオーソドックスなクローズドサークルものの要素がかみ合っているようでいまいちかみ合っておらず、どっちつかずの中途半端な仕上がりになっていると言わざるを得ない。 まあ、標準的な出来だろう、この著者の作品としては。 | ||||
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石持浅海が描く犯罪者の殺人動機は大概、正気と狂気、ギリギリの境界線上に置かれている。 それも正気だからOK、狂気だからダメ、と言った単純なものではなく、むしろ、どこまでだったら狂気も許されるか、 逆にこんなことがよく正気でできるなといったところで、読者の立場からすれば 「うわっ、やられた」と思うか「頭おかしいんじゃないの」と思うかの落差が激しい作家でもある。 本作はその辺のギリギリ感がかなりうまくいった作品ではないかと自分には感じられる。 ダメな人には全然ダメかも知れないが、ある程度石持浅海の作風に耐性がある方にはかなり面白く 読める作品ではないかと思う。 ちょっと星5つは甘いかもしれないが、石持ファンにはおすすめできる作品である。 | ||||
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石持浅海で孤島ものでというわけで期待しすぎたかもしれません。 テーマがいまいちというのもありますが、折角登場人物が単にコマという以上に描かれていているのにチグハグする印象を受けます。 ロジックはよいのですが。。。何だろうこの満足感の足りない感じ。 | ||||
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序章で描かれる場面を始め,意味深に内面を語る主人公の女性やキーワードの数々など, 意図的だとは思うのですが,始まりからしばらくは人や状況が見えづらい印象を受けます. また,主人公の思考に首をかしげることが多く,彼女に好感を抱くことができません. 心の声での自分語りも小出しで焦れったく,悲劇のヒロインぶった様子はしらけますし, それらが自ら語られるときには,こちらはすべて知っていることなので驚きもありません. このほか,彼女とことあるたびに支え,さらにには事件の解決まで行う探偵役にしても, 普通の人でありながら,不自然な優秀さが逆に魅力を弱め,挙げ句に素性はわからぬまま. 解き明かす真相も,確かに理屈は合っているものの,長く,説明調では爽快感に乏しくて…. 言い伝えに絡めた部分も中途半端で,人物と素材,どちらにも最後まで入り込めませんでした. | ||||
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