■スポンサードリンク


身代わり島



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
身代わり島 (朝日文庫)

身代わり島の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

「身代わり島」の感想

文庫書き下ろしと言うことです。
作家名を知らずに読めば、石持作品とはわからない内容でした。
舞台が、鳥羽湾に浮かぶ島・・・と言うことなので、クローズドサークルなのかとも思いましたが、そんな感じじゃありませんでした。

作者曰く、
「これまではわりと毛色の変わったものを書く作家として認識されていたと思うので、今後はベタなものも書いていきたいですね。ベタでもちゃんと水準のものを書けると認識されたい」と言うことです。
たしかに、舞台設定などはあまり特徴が無く、良くある話といった感じの内容でしたが、それでも、探偵役の人物が、ある人物のたった一言の発言から、疑いの目を向け、犯人を指摘していくところは、作者のこれまでのいくつかの作品をふと思い出させるものでした。

読み始めても、なかなか大きな事件が起きず、ほぼ半分のあたりで初めて殺人事件が起きますが、話の展開も面白く、途中で退屈もしないで一気読みしてしまいました。
ただ、犯人が殺人を犯した時の心理状況はよくわからなかったし、犯人を指摘した後の、他のメンバーの対応にも疑問が残りました。

今回は、あまり特徴の無い人物が、探偵役として登場してきましたが、他殺死体になれているのか、殺人現場に出くわしても、冷静に適切な対処が出来るのはどうしてなのかと言うことなど、全く書かれていませんでした。正体不明の人物です。
この人物を探偵役として、この先、シリーズ化され話が続いていく中で、いろいろ明らかにされて行くのでしょうか・・・?

ところで、新見某という名で登場する人物の名前は、「新見久高」なのでしょうね?

トラ
WFY887SY

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!