トラップ・ハウス



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初公開日(参考)2012年05月
分類

長編小説

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トラップ・ハウス (光文社文庫)

2014年11月12日 トラップ・ハウス (光文社文庫)

大学卒業旅行としてトレーラーハウスでの一泊のキャンプを計画した男女9人。だがドアを閉めた瞬間、トレーラーハウスは脱出不能の密室と化した。混乱のなか1人が命を落とし、悪意に満ちたメッセージが見つかる。次々と襲いかかる罠を仕掛けたのは、いったい誰か?果たして生きてここから出られるのか?本格ミステリーの原点に立ち返った著者の新たなる傑作! (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

トラップ・ハウスの総合評価:5.73/10点レビュー 15件。Cランク


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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

トラップ・ハウスの感想

著者デビュー十周年記念作品。クローズドサークル物ですが、どうでしょう出来栄えは微妙かと…。終盤に犯人が分かり、動機が分かれば、多少納得出来る部分はありますが、ちょっと「トラップ」がショボいと言うか何と言うか。もうちょっと良く探せよな。犯行動機も余り共感出来ず、置いてきぼり感が有るなぁ。次々重ねられる推理は楽しめる所もあり、卒業間際の大学生たちを描く、と言うのが裏テーマなら、それなりに成功しているのかも知れません。軽く短時間で読めるのは良かったですが、クローズドサークルの閉そく感、緊張感は少々弱かったです。

なおひろ
R1UV05YV
No.3:
(3pt)

トラップ・ハウスの感想

トレーラーハウスに閉じ込められた男女9名に襲い掛かる罠。シチュエーションは面白い。よくある孤島や洋館に閉じ込められるのとは違い、各自は何処かへ行くことができず、まとまった状況を作り出せる。ここまでは良い。
ただ、狭苦しい室内で罠を仕掛ける作品を作る事を考えると、打撲系なら物が落下、刺傷なら画鋲という具合に扱える道具が限られており、かなり地味になる印象が拭えない。ホラー作品なら、水攻め・毒ガス・感電・虫・襲い掛かる刃物でバッサリ。なんて具合で痛さや恐怖を演出して惹き込めますが、本作品はホラー的な恐怖はまったくなく、地味で罠もぬるい為に緊張感がありませんでした。罠については、手足を洋服や小物でくるんでみたり、針なら叩いて潰せば回避できるんじゃない?とか読者が回避方法を色々想像できてしまう内容。そういう事が出来ない状況設定や説明が本書にはないので、作り手が意図しない方向へ読者が勝手に想像してしまう誘導ミスの粗が多く気になりました。

読んでいて作者が違うのかな?と感じる次第。ただ、突然な動機設定や企業エピソードを盛り込んでくるのは著者らしさを感じますのでやっぱり本人かと思う次第。んー。。。この当時、忙しかったのかな。そんな事を感じる作品でした。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

全体的にB級感溢れる作品だけれど、結構面白かったです

とりあえずクローズドサークル物は手当たり次第読んでいる私ですが、これはあまり芳しい評価は得ていない様子の作品なので、あまり期待はせず読みました。
予想通りのB級ミステリといった感じの作品で、特別驚くような結末や、何か心に残るような内容があるわけではありませんが、手頃な分量で気軽に楽しめる話でした。
名作、傑作とはお世辞にも言えないですけれどクローズドサークル系、脱出物の作品が好きな人ならそこそこ面白いんじゃないかと思います。

トレーラーハウスという少し変った舞台設定であり、せいぜいワンルームマンション+α程度の狭い空間に9人も閉じ込められてしまうので、人口密度、閉塞感という点では、クローズドサークル作品の中でもトップクラスでしょうか。
しかもそんな狭い中で死人が出たばかりか、タイトル通りそこらじゅうに針やら壊れる椅子などいろんなトラップが仕掛けられており、さらに水やガスなどのインフラまで止められるので、主人公たちはかなりたまったものではない状況に陥ります。
仕掛けられたトラップの脅威や、閉じ込めた犯人側からの脅迫・挑戦的なメッセージなど、少しデスゲームっぽい雰囲気もある作風であり、その辺がエンタメ性を高めると同時にチープさにも拍車をかけています。

犯人が閉じ込めた人間たちに、過去の事件の検証を行わせる目的があったというのは、岡島二人氏の有名作『そして扉は閉ざされた』を彷彿させられましたが、この作者の代表作である『扉は閉ざされたまま』とちょっと紛らわしい、とかどうでもいい感想が沸きました。





▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

トラップ・ハウスの感想

始めに記しておかなければいけないのは、やはり「扉は閉ざされたまま」のようなキレが足りない
と云う事。他の二番煎じ、三番煎じのような印象を持ってしまう事。シチュエーションから導き出される
内容はこれまでの他の作品とダブってしまうのは避けられない。そこを打破するには斬新な眼で常識破りの
プロットを工夫しなければいけない。こういった観点からみればスタートの出来事が弱い。閉じ込めて当事の状況を吐き出させようとする(犯人)の意図もあまり共感を呼ばない。しかし、相手がAと間違えてBに何故あの時あんな事をしたんだと詰め寄ってもBには何のことかさっぱり分からない。そんな状況下でBに該当する男女9人が仕掛けられた罠に隠されたメッセージを読み、論理的に思考を重ねてジワジワと(犯人)の狙いとこういった行為の動機を探り出していく過程は読ませる部分だった。トレーラー・ハウスの中で男女9人が会話のみで白紙の状態から過去の出来事と今の状況、そして当事居た影の第三者まで特定していく推理の積み重ねはミステリーとしては及第点だと思う。しかし、この手のシチュエーションで書くならもっとこれまでにないあっと驚く仕掛けと斬新な手法が欲しい。もっと読者をうーんと唸らせることが出来る作家だと期待しているのだから。
s

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.11:
(2pt)

全体は面白いのに肝心な箇所が・・・・

最後に取られる突破手段を最初に誰か思いついていたら、どれだけ間抜けな話になっていたことか・・・・というのはイチャモンとして、冷蔵庫の件もそうだし、何よりも冒頭の中井戸の行動の意味がさっぱり判らない。ここが全体のキーなだけに、とにかく無理に無理を積み重ねた話に思えてならない。それでも勢いだけで読ませる腕力は大したものだけど。
トラップ・ハウス (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:トラップ・ハウス (光文社文庫)より
4334768253
No.10:
(1pt)

完全に作者のファン向け

書き下ろしとは言え、この程度の作品を出してしまうのは作者の評判を落としてしまうだけではないでしょうか。
クオリティの高い作品を書けるとわかっているだけに残念です。
他の方もレビューされていますが、冷蔵庫の件。それに登場人物の行動を阻止するトラップが画鋲ってねぇ…。
毒が塗ってあるわけでもないただの画鋲ですよ。ふざけてんですか?酷過ぎる。
トラップ・ハウス (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:トラップ・ハウス (光文社文庫)より
4334768253
No.9:
(2pt)

高校生が書いたかのような作品。

キャラは立たないし、行動に論理性がないため、議論もうすら寒く感じる。
展開、動機は雑。ご都合主義。
『扉は閉ざされたまま』の頃より、余計に粗が目立つ。ある意味裏切られたミステリー。設定の面白さ、石持節は見られたので星2つ。
トラップ・ハウス (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:トラップ・ハウス (光文社文庫)より
4334768253
No.8:
(4pt)

原点回帰としての10周年記念作品

石持氏の作家デビュー10周年記念としてリリースされた長編本格ミステリー作品。 トレーラーハウスに閉じ込められた大学生達が内部での連続殺人に遭遇するという超限定空間ミステリーである。 著者がまだデビュー前に本格推理に掲載されたエレベーター内での殺人事件という短編があったが、いわばそれの拡大再生産バージョンとも言うべき作品で、原点回帰とも言える作品だ。 あいかわらず、強引な動機に犯行計画に登場人物達の行動だが、これこそ氏の魅力である。 これを否定する人は基本この著者の本は読むべきではない。 魅力的な舞台設定に比べて終盤になるとやや尻すぼみな感じになってしまうが、まあ標準以上の出来である。
トラップ・ハウス (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:トラップ・ハウス (光文社文庫)より
4334768253
No.7:
(2pt)

そこそこ楽しめる

石持浅海さんの作品が好きな人ならそこそこ楽しめると思います。
石持浅海さんの名作とはいかないまでも、そのエッセンスは健在なのであ〜これこれ、石持さんぽい〜と思いながら読み終えました
トラップ・ハウス (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:トラップ・ハウス (光文社文庫)より
4334768253



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