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トラップ・ハウス
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トラップ・ハウスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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最後に取られる突破手段を最初に誰か思いついていたら、どれだけ間抜けな話になっていたことか・・・・というのはイチャモンとして、冷蔵庫の件もそうだし、何よりも冒頭の中井戸の行動の意味がさっぱり判らない。ここが全体のキーなだけに、とにかく無理に無理を積み重ねた話に思えてならない。それでも勢いだけで読ませる腕力は大したものだけど。 | ||||
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書き下ろしとは言え、この程度の作品を出してしまうのは作者の評判を落としてしまうだけではないでしょうか。 クオリティの高い作品を書けるとわかっているだけに残念です。 他の方もレビューされていますが、冷蔵庫の件。それに登場人物の行動を阻止するトラップが画鋲ってねぇ…。 毒が塗ってあるわけでもないただの画鋲ですよ。ふざけてんですか?酷過ぎる。 | ||||
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キャラは立たないし、行動に論理性がないため、議論もうすら寒く感じる。 展開、動機は雑。ご都合主義。 『扉は閉ざされたまま』の頃より、余計に粗が目立つ。ある意味裏切られたミステリー。設定の面白さ、石持節は見られたので星2つ。 | ||||
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石持氏の作家デビュー10周年記念としてリリースされた長編本格ミステリー作品。 トレーラーハウスに閉じ込められた大学生達が内部での連続殺人に遭遇するという超限定空間ミステリーである。 著者がまだデビュー前に本格推理に掲載されたエレベーター内での殺人事件という短編があったが、いわばそれの拡大再生産バージョンとも言うべき作品で、原点回帰とも言える作品だ。 あいかわらず、強引な動機に犯行計画に登場人物達の行動だが、これこそ氏の魅力である。 これを否定する人は基本この著者の本は読むべきではない。 魅力的な舞台設定に比べて終盤になるとやや尻すぼみな感じになってしまうが、まあ標準以上の出来である。 | ||||
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石持浅海さんの作品が好きな人ならそこそこ楽しめると思います。 石持浅海さんの名作とはいかないまでも、そのエッセンスは健在なのであ〜これこれ、石持さんぽい〜と思いながら読み終えました | ||||
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ストーリー展開がすごくてドキドキハラハラしました。犯人が意外な人物だったことに 楽しく読みました | ||||
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大学卒業を前に、級友たちとキャンプに。 先に来ているはずの幹事の姿が見えないまま、宿泊先となるトレーラーハウスに入った9人。 ようやく落ち着いて、さてビールを取りに行こうと思ったその時、アナログな目覚まし時計のベルが鳴り響く…… いかにも石持浅海さんらしい作品だな、と。 閉ざされたスペースで事件が起こり、論理の積み重ねによるフーダニット、ホワイダニットを探る物語。 人が死んでいるのにもかかわらず、大きなパニックになることもなく淡々と物語が進んだり、いやいやそんな状況になったら"そこ"は最初に開けるでしょ? といった感じの「物語を破綻させないための雑な展開」は相変わらず。 グイグイと読み進められる読者を惹きつける力を持った作家さんなんですが、読み終えると「どうしてそんな題材を事件の発端にもってくるんだろう?」「終盤のバタバタとしたやっつけ感はなんで?」と疑問に思ってしまいます。 嫌いじゃないんだけど、他の方にはお薦めしにくい作品です。 | ||||
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密閉空間に閉じ込められた複数名の男女だけで、過去に起きた事件の 真相をあばいていく…と聞くと、岡嶋二人さんの名作『そして扉が閉ざされた』 を思い出しますが、残念ながら本作は「佳作の下」という感じでした。 密閉空間である以上、真相に迫るための材料は「各人の記憶と話す内容」 のみですから、そんな限定条件下どうやって「じわりじわり」と 真相に近づいて行くのか。そこがキモになりますよね。 でも本作は、 ・え? 過去の事件ってそんだけ? ・閉じ込めていたぶる、の意味がほとんど無いのでは? ・(閉じ込めた)犯人が(過去の事件の)犯人をあぶり出すために、 実は要所要所でさりげなく「閉じ込められた人たち」の意識を誘導 していた…ってのが全く無いんで、最後に(閉じ込めた)犯人が分かっても ふーんって感じ。 ・無駄に人数多いわりに、真相に絡んでくる人はごく数名。しかも、その「ごく 数名」のキャラすらも立ってない ・水が無い!食料も無い!とわかった時点で、普通は真っ先に確認するよね(笑) と、こんな感じで。 じわりじわり→ゾクゾクッ→うぉぉ、そうだったのか!!! というカタルシスを感じることなく、淡々と読み終えてしまいました。 ついでに言うと、「過去の事件の被害者が事件時にとった行動」も なんかよく分からないですね。 というわけで、星三つです。 | ||||
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座間味くん新作に続き、こちらも快作と言えるかと思います。 ただし、こちらは石持節全開の若干エグ系な話の分、他の作品でも見られるようなちょっと無理ありすぎなところもあります。 冒頭シーンの「なぜ?」もほんとになぜそこまでする必要があるか、ネタが明かされてもどうも釈然としなかったり、 普通だったら最初に調べられていいところが、作者の勝手な都合でw最後まで調べられなかったり、まあ、いかにも石持らしい話で、 近作としてはブック・ジャングルあたりとよく似た読後感があります。 それでも最後まで謎を引っ張って緊張感を途切れさせないあたりはさすがで、個人的には高く評価したいと思います。 | ||||
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「狭苦しいトレーラーハウスに閉じこめられた卒業旅行の男女9人。ドアも、窓も、開けられない。混乱のなか、1人が命を落とし、悪意に満ちたメッセージが見つかる--。」 と紹介されていたので、てっきりみんなが死んでゆく中、犯人探しをするクローズドサークルものかと思ったのですが、犯人探しと言うよりは犯人の目的探しと言う展開。 はじめを読んで、てっきり本橋が主人公か?と思いきや話の展開は誰が主人公なのか判らない感じで曖昧に進んでしまい、魅力的な探偵キャラが登場しないのが、残念。 10周年に満を持してと言う作品では無いような。。。 | ||||
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アイルランドの薔薇 (カッパ・ノベルス―カッパ・ワン)でデビューして早10年。 石持浅海氏の記念書き下ろし作品である。 大学卒業旅行として一泊二日のトレーラーハウスでのキャンプを計画した9人。 ドアを閉めた瞬間、トレーラーハウスは密室と化した。 ドアのノブは外され、窓は強化プラスチックでやぶる事ができず、窓の桟や布団の下には画鋲が仕込まれている。 そんな中、一人が命を落とす。 一時間ごとに鳴り響く目覚まし時計、時計の傍に置かれた犯人からのメッセージ。 「君たちはここから出られないよ、一生ね」 集まった9人には、大学が同じ・という以外に共通の・そして忘れたい過去があった。 過去を忘れさせまいとする復讐者の仕業なのか? その復讐者は、その場にいないもう一人なのか、それとも被害者のフリをして9人の中に潜んでいるのか? 極限下での推理が始まる。 「閉ざされた空間」「警察未介入」「果てなく続く論議」、そして犯人の「歪んだ動機」。 10周年記念ではあるが、新境地とまではいかない。 それでも、手を変え品を変え、よく噺を紡いでいけるものだと思う。 ある意味、安心して読める。 だが、そろそろ新たな展開が欲しい。 期待しながら星4つ。 | ||||
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