建築学会が開催される大学に、γの字が刻まれたキウイがひとつ届いた。

戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。

第５７回江戸川乱歩賞受賞作　　　　　　　呪いで人が殺せるか。

『このミステリーがすごい! 』大賞優秀賞受賞作家・友井羊のデビュー第二作目! 著者自身もボランティアとして足を運んだ、震災・被災地をテーマ、舞台にしたミステリー。

25万部突破『さよならドビュッシー』のエピソード・ゼロ! 車イスの玄太郎おじいちゃん&介護士・みち子さんコンビが大暴れ! 玄太郎は下半身が不自由で「要介護」認定を受けている老人だが、頭の回転が早く、口が達者な不動産会社の社長。

新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。

孤独に暮らす老婆と出会った、大学生の総司。

夏休みも中盤に突入し、風ヶ丘高校新聞部の面々は、「風ヶ丘タイムズ」の取材で市内の穴場水族館に繰り出した。

眉目秀麗にして頭脳明晰の天才高校生・千葉千波くんが、従兄弟で浪人生の“八丁堀”たちとともに難問、怪事件を鮮やかに解き明かす。

ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遙、16歳。

洋楽専門誌にビートルズの評論を書くことだけが、社会との繋がりだった鈴木誠。

一党独裁の管理国家である“この国”は非戦平和を掲げることで経済成長を遂げた。

廃部寸前の弱小吹奏楽部を立て直し、普門館を目指す高校2年生の穂村チカと上条ハルタ。

清水南高校、文化祭間近、晴れの舞台を前に、吹奏楽部の元気少女・穂村チカと、残念系美少年の上条ハルタも、練習に力が入る。

「わたしはこんな三角関係をぜったいに認めない」―穂村チカ、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。

彼女がワイングラスの日本酒を呷ると、確実なはずのアリバイが崩れ出す―!渋谷区にある日本酒バー。

昭和20年…アメリカ兵を刺し殺した凶器は忽然と消失した。昭和43年…ナイフは2300キロの時空を飛んで少女の胸を貫く。

誰もが振り向くような自慢の恋人をエリート医師に奪われてしまった省吾。

生まれついての聴き屋体質の大学生・柏木君が遭遇した四つの難事件。

放課後の旧体育館で、放送部部長が何者かに刺殺された。

βと名乗る教祖をあおぐ宗教団体の施設・美之里。調査に訪れた探偵・水野は加部谷恵美たちと偶然の再会を果たす。

楡井和樹は恩師・益子の仇である江藤を殺した。しかし、まだ終わっていない。

ある日、遅くまでサービス残業をしていた研究員・下村が起こした小さな事故が呼び水となり、塚原ゴムに臨検が入ることになった。

OL殺害事件の背景にあると目される大学時代のクラブ仲間を調べると、過去5年間に関係者が3名死亡していた。

“わたしは、彼女に勝ったはずだ。それなのに、なぜ…”中条夏子は、かつての同僚で親友だった黒羽姫乃を刺殺した。

津久井操は科学警察研究所の職員。実際に起きた事例をもとに、「警察は事件の発生を未然に防ぐことができるか」を研究している。

大学卒業旅行としてトレーラーハウスでの一泊のキャンプを計画した男女9人。

そのテロ組織の名は「V（ブイ）」。 目的は、流血によらず現政府への不信感を国民に抱かせ、その転覆をめざすこと。

開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。

車を買う金欲しさにアルバイト探しをしていた学生・結城がコンビニにあった求人情報誌で見つけたのは、時給11万2000円という破格の好条件の仕事。

春を迎え高校2年生となった奉太郎たちの“古典部”に新入生・大日向友子が仮入部する。

一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。

父が飛龍想一に遺した京都の屋敷―顔のないマネキン人形が邸内各所に佇む「人形館」。

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。

豪凡寺の六地蔵の首が何者かに持ち去られた。

まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。

関西で発見された劇物入りの目薬の名には「α」の文字が。

ごく普通のありきたりな家庭。夫がいて娘がいて、いたって平凡な日常―のはずだった。