完全恋愛



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初公開日(参考)2008年01月
分類

長編小説

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完全恋愛

2008年01月31日 完全恋愛

昭和20年…アメリカ兵を刺し殺した凶器は忽然と消失した。昭和43年…ナイフは2300キロの時空を飛んで少女の胸を貫く。昭和62年…「彼」は同時に二ヶ所に出現した。平成19年…そして、最後に名探偵が登場する。推理作家協会賞受賞の「トリックの名手」T・Mがあえて別名義で書き下ろした究極の恋愛小説+本格ミステリ1000枚。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.38pt

完全恋愛の総合評価:7.51/10点レビュー 35件。Aランク


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全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(6pt)

完全恋愛の感想

娯楽小説といった感が否めません。恋愛ものとしてそれなりに楽しみましたが、回収されない謎もいくつか残り、ミステリーとしてはあまり評価できません。文体も私には馴染めませんでした。

はつえ
L7BVQMDY
No.7:
(7pt)

作家名に凝る人は好きじゃない

絵描きの半生かと思っていたら最後になんとか体裁が保てました。

わたろう
0BCEGGR4
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

完全恋愛の感想

「他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ。では他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか?」
それってただの片想いじゃねぇか、と思いながらも、この冒頭の一節には惹かれるものがありました。
しかし、読後の感想としては、
「作者のネームバリューが過大評価させている」そんな印象です。

作中3つの殺人事件が起こります。
1つ目の殺人が終わった後は、もしかしたら「白夜行」的な作品になるのかな、という期待感がありました。
主人公の画家は成長するにしたがい、「もし完全犯罪を目論むとしたら凄い事をやりそうだ」的な雰囲気を持った人物に感じていましたし・・・

ところが、
2つ目の殺人で、島田荘司氏が頭に浮かんだのは私だけでしょうか?
ただ、御大でもそういうオチにはしない、と一応フォローしておきますが・・・
で、この辺りから、「何か想像してたのと違うぞ」・・・と。
そして、3つ目は最早バカミスの領域かと・・・
まぁバカミスならバカミスでもいいのですが、そこまでの作品の雰囲気に合っていないというか・・・
真面目にバカミスやらないでよ、って感じです。

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梁山泊
MTNH2G0O
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

完全恋愛の感想

第9回本格ミステリ大賞受賞作。辻真先と言えば、30年くらい前に「迷犬ルパン・シリーズ」とか、「トラベル・ライター瓜生慎シリーズ」等、随分夢中になって読んだもんです。久しぶりでしたが、老先生の力作に感服でございます。戦中から現代に至るまでの大河ドラマで、主人公は作者の分身の様に各時代を懸命に生きている。そのストーリーを楽しめば良い、そう思います。ミステリーとしては、まあトンデモな感じですが。「作者は読者に嘘をついてはならない。だがすべての事実を明かすこともない」「フェアプレーであればいいんだ」だ、そうです。

なおひろ
R1UV05YV
No.4:
(7pt)

完全恋愛の感想

全体的な印象としては,そこそこボリュームもあり読み応えはありましたが,思ったほどの驚きはなかったという印象です.


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マー君
S2HJR096
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

完全恋愛の感想

物語の背景が昭和二十年から平成の二桁までになっている。この時間の流れの中に当時の世相を表す出来事や社会現象が脚色なしにそのまま物語の中に取り込まれ描かれている。
映画で云うならファーストシーンから作者は仕掛けを施している。すべてが計算されたものであることを読み終わって初めて気付くことになる。正直に言えば読んでいる途中で少し退屈に感じた。
だけれどその部分は我慢して読み進むしかない。その結果がラストの爽快さであることにこれも読み終わってから気付いた。この本の謳い文句に「他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ、では
他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるへきか?」とある。これはある意味ネタバレになると思うのだけれど作者はあえてこの一文を載せた。そう、作者はある程度読者に推察されてもかまわない
と云う余裕のスタンスである。一片は推察どうりであってもそれはホンの一部であり背後の隠された真相は見抜けない、という自信たっぷりの作者の態度である。確かに世相のエピソードが紹介されているが
そんなところは漫然と読むのが普通であり本筋と結び付けて考えないだろう。だからこの部分はアンフェアだと指摘出来るかも知れないが、作中で語られている本格のルールによれば隠された部分をどう推理するかは
読者の責任なのであって作者は手掛かりはキチンと示しているということになる。とにかく一筋縄ではいかない仕掛けが施されたミステリでいろいろなガジェットも使われており、読後の爽快感を考えれば途中の
退屈な部分もスルーすることなく注意を怠らずに読むべきであると未読の方に注意をしてさし上げたい。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
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完全恋愛の感想

完全犯罪ではなくて完全恋愛という秀逸すぎるタイトル。
好き嫌いは大いにあると思われる作品ですが、こういう感覚を味わいたくて小説を読み続けているわけでして、
予備知識ゼロだったこともあり個人的には大満足の一冊でした。
正直長くて途中中だるみしたのですが、ラスト読んだ瞬間報われた気がします。
傑作だと思います。

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歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

完全恋愛の感想

これは、傑作!現本格ミステリ作家クラブ会長辻真先さんが牧薩次名義で発表し第9回本格ミステリ大賞に輝いた本格ミステリ+恋愛小説の二重奏!戦時中から戦後、現代と3つの時代で起こる3つの不可能犯罪の裏に隠されていたのはある有名画家の恋心だった!真相は大体第1部を読んでいて察しがついたんですが、世紀を跨る一人の男の生涯愛したただ一人の女性に対する愛を見事なまでに描き切った老練の技に脱帽!「完全恋愛」というタイトルも読み終えると完全に納得できるし、結末は二つの意味で切ないですね!

ジャム
RXFFIEA1
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