(短編集)

フリークス



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初公開日(参考)1996年03月
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短編集

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フリークス (角川文庫)

2011年04月23日 フリークス (角川文庫)

「J・Mを殺したのは誰か?」。私が読んだ患者の原稿は、その一文で結ばれていた。解決篇の欠落した推理小説のように…。J・Mは、自分より醜い怪物を造るため、5人の子供に人体改造を施した異常な科学者。奴を惨殺したのは、どの子供なのか?―小説家の私と探偵の彼が解明する衝撃の真相!(表題作)夢現、狂気と正常を往還する物語。読者はきっと眩暈する。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.89pt

フリークスの総合評価:7.31/10点レビュー 39件。Cランク


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全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(7pt)
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心も身体も「異形」である人々のお話

「フリークス」=異形・奇形などを指す単語ですが、この作品は決して比喩ではなく、タイトルどおりそんなフリークスたちが多数出演するお話。
著者である綾辻氏の処女作を含めた、三つの短編(中編?)で構成されています。
個々の話に繋がりは無いですが、精神病棟の患者の記録という共通の形式がとられており、まさに心も身体も異形となった人々の物語です……

いずれも読後感が良いとは言えず、グロ要素も強めの悪趣味な話で賛否両論ありそうですが、私は三作とも好きですね。
ホラーと本格要素が絡み合い、叙述トリックまで仕組まれているまさに「綾辻行人」という作家の魅力が凝縮されている一冊だと感じました。

以下、個別ネタバレ感想です

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

処女作「四〇九号室の患者」が読める

全3作品から構成される、ある精神病棟に入院する患者の日記をメインに語られる短編集。

「悪魔の手 三一三号室の患者」
冒頭から駄作を読まされた気分。構成の大部分を占める日記が小学生の書いた文章で平仮名が多すぎて読みずらい。
初読で全く意味が分からず、続けて二度読みしたが、それでも意味不明だった。
続けざまの二度読みは初めての経験。更に意味が分からなかったのも初めての経験。よって、評価は1点。

「四〇九号室の患者」
綾辻氏の処女作らしい。
患者の日記が大部分を占めるのは一緒だが、こちらは断トツに面白い。
車事故で記憶喪失となった患者のお話で、その後の館シリーズに受け継がれる、今となっては定番の語呂合わせ、あっと驚くトリックに騙された。
巻末で「お恥ずかしい作品である」と氏自ら言っておられるが、そんなことは無い。これぞ綾辻作品の原型と捉えて良いと思う。10点満点。

「フリークス 五六四号室の患者」
これは殺人劇に残酷描写があるものの、基本的には本格推理に属する。
複数の奇形児の内、誰がこのトリックを用い殺せうるかという内容で、その後の「殺人方程式シリーズ」に通じるものがある。
犯人捜しとしては初心者にも易しい入門編で、消去法で犯人を看破できるので、頭の体操にもってこいだ。
それよりも「JM」って一体誰だったのだろう?少しだけ謎めいた部分もある、これも氏の原型の一つと言って良いだろう。評価は7点くらいで。

よって、平均で6点評価。巻末で「また精神病棟シリーズを書きたい」と言っておられるので期待して待ちたい。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.7:
(3pt)

フリークスの感想

ミステリーというより、ホラー的要素が強めかもしれません。
綾辻先生的に、過去作品の掘り起しとか、箸休め的な作品なのかもしれません。
精神病院の話で短編3作です。
個人的には3作目が一番楽しめました。
割とミステリー慣れしていない人でも、オチは読めると思います。
ただ、グロテスクなのが苦手な方にはおすすめできません。

あんみつ
QVSFG7MB
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

フリークスの感想

アナザーと同じようなテイストかと思って読んでみましたが、精神科病棟の錯乱したお話でした。
雰囲気も陰湿で、これといった面白いと思うポイントがなかったです。

フレディ
3M4Y9ZHL
No.5:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(1pt)

フリークスの感想

ホラーとミステリの融合ってヤツですか。綾辻氏がお得意な、ってか、綾辻氏にしか描けない作品かも知れませんね。
個人的に好きではないです。
精神病棟を舞台にしている時点で何がやりたいのか想像がつきますし、その結末自体も想像の範囲内でした。
たとえ想像の範囲を超えていたとしても感動はしなかったと思います。
多重人格や記憶喪失といった地の文が信用出来ない類のミステリに、プロットも伏線もクソもないってのが私の持論です。
ましてや畸形なんて・・・「暗黒館の殺人」が苦手だった私には苦痛以外の何モノでもなかったです。
世界観の時点で拒絶反応があってフラットな状態では読めませんでした。

それにしても・・・
著者の館シリーズの中で「暗黒館の殺人」と「人形館の殺人」って評価が高くないですよね。
私も好きではありません。みんな同じ理由なんだと思ってましたけどね・・・
この作品は評価高いんですよね。
もしかして、暗黒館や人形館って島田潔の出番が少ないから好きじゃないのか?

梁山泊
MTNH2G0O
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

真夏のトラウマ


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鬼崎まなつぅ
3QC7T257
No.3:
(7pt)

フリークスの感想

綾辻さんお得意の本格ミステリと本格ホラーの融合的中編集!表題作「フリークス」は人造人間たちが登場し、自分達を虐待した父親に復讐するという夢ともうつつともつかない悪夢のような事件にくらくらしました(笑)

ジャム
RXFFIEA1
No.2:
(8pt)

フリークスの感想

またいつものように驚かされました。

個人的には1作目が1番ビックリしました。
3作目はとにかく生々しかったですがけっこう楽しめました。

ラケット
LLINCEK8
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

フリークスの感想

精神病患者を語り手とした異様な雰囲気を持たせた短編集。
どれも独特でアンバランスな価値観の上でなりたっている不思議な印象。
五六四号室の患者では犯人当てのミステリとしての要素もあり、この作品ならではの面白さが楽しめました。

jom
GUZPXBJJ
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