(短編集)

深泥丘奇談



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初公開日(参考)2008年02月
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短編集

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深泥丘奇談 (角川文庫)

2014年06月20日 深泥丘奇談 (角川文庫)

ミステリ作家の「私」が住む“もうひとつの京都"。その裏側に潜む秘密めいたものたち。古い病室の壁に、長びく雨の日に、送り火の夜に……魅惑的な数々の怪異が日常を侵蝕し、見慣れた風景を一変させる。 ミステリ作家の「私」が住まう“もうひとつの京都”の裏側に潜み、ひそかに蠢動しつづける秘密めいたものたち。古い病室の壁に、丘の向こうの鉄路に、長びく雨の日に、送り火の夜に…面妖にして魅惑的な怪異の数々が「私」の(そして読者の)日常を侵蝕し、見慣れた風景を一変させる。―『Another』の著者が贈る、無類の怪談小説集! (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.20pt

深泥丘奇談の総合評価:6.86/10点レビュー 42件。Dランク


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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(4pt)

ホラー作家としての綾辻行人はやはり私とは相性がよくない模様

タイトルから最初は江戸時代あたりが舞台のホラー作品なのか?などと想像してしまいましたが、現代日本を舞台にした、シュールな中にどこかリアルさを感じさせるホラー短編集です。
作中で明確に主人公に悪意を向けたり危害を加えてくる人物はいないのですが、どこか胡散臭くて、本当に身を任せても大丈夫なのだろうかと思ってしまう病院の不気味さは、現代日本に住む人間なら誰もが多かれ少なかれ共感できるのではないでしょうか。

独特の世界観や、読みやすさは抜群な点は評価できますが、全体的にただわけがわからないだけで、正直全然怖いと思いませんでした。
ホラーに論理的な理屈や答えは求めませんが、オチぐらいはちゃんとつけてほしいです。
(それゆえこの本の中でもしっかりオチがついてた『開けるな』は面白いと思いました)

綾辻氏は「推理作家」としては国内では私の中で一番と言っていい作家なのだけれど「ホラー作家」として見るとどうも相性が良くないようです。(『Another』は好きですけど)
さらに言えば、私のような本格ミステリに趣向が偏りがちな人間は、何もかもに理屈や説明を求めすぎてホラーというジャンルそのものと相性が悪くなってしまうのかもしれませんね。(ホラーテイストな本格ミステリは大好物なのですが)

マリオネットK
UIU36MHZ
No.4:
(7pt)

またまた咲谷登場

綾辻氏はこれをどんなテーマを描いて書いたのかが良く分からなかった。
無理に納得しようとすれば怪談ではなくて奇談というところか。
続へ続き、更に続々へと続くようだが、今後どんな展開に持って行くのかが逆に楽しみだ。

特筆すべきは、またまた登場する咲谷由伊という人物。今回は深泥丘病院の看護師という役どころ。
もうしつこいというよりも、綾辻氏のホラー怪談系には欠かせない存在となっているので、もう咲谷由伊は必ず登場すると思い込むことにした。

また、作中の「私」を綾辻氏自身のことと思って読むと面白い。その妻もいい味を出している。
中盤のギャグのような話も滑っていない。笑うことはないが、何のストレスを感じることなく読めた。
良い点も悪い点も見え隠れする深泥丘病院の奇談集。続ではどんな奇談を読ませてくれるのか乞うご期待。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.3:
(7pt)

深泥丘奇談の感想

短編怪談。謎の病院関係者、なぜか伝承等に詳しい妻、身に襲う怪異と健忘、各章の地味な繋がり。不気味だなーとは思ったが、イマイチインパクトに欠ける。サクッと読み終わります。
比較するわけではないですが、この手のジャンルなら森見登美彦氏の「きつねのはなし」オススメです。

こた
EDTCPA89
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

深泥丘奇談の感想

作家綾辻行人自身を投影したような主人公の「私」が居住地である京都「深泥丘」で遭遇する怪異の数々。「世の中には、不思議なことがあるものだよ」と作中人物の一人に語らせているように、論理では割り切れない(ただし、『悪霊憑き」だけは真っ当なミステリ風)綾辻さん独特の感性によって描かれた怪しい世界「深泥丘」。読めば読む程はまっていく不思議な世界観にあなたも足を運んでみませんか?

ジャム
RXFFIEA1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

深泥丘奇談の感想

謎がばらまかれて、回収しないまま終わりました。怪談だとしても、納得いく理由とか背景は欲しい。(余計な)指事語いわゆるこそあどが多くて読みにくい。

まめしば
LK69ZVRP
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.37:
(4pt)

奇談という不思議なジャンル

怪談ものの小説を読むのが好きで、今回はちょっと違ったような内容を読んでみたいと思い、この本に辿り着きました。率直な感想で言いますと面白かったです。作者が奇談という意味が読んでいくにつれてわかります。これは怪談などの本では味わえない内容になっていると思います。これに続く「続」のほうも今後読んでみようと思います。
深泥丘奇談 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:深泥丘奇談 (角川文庫)より
4041014743
No.36:
(5pt)

独特の世界

綾辻先生の、いわゆる本格ミステリは読んだことがありません。
題名の響きが気に入り、短編ということで気軽に読めるだろうと購入しました。
少しゾクッとした話から始まり、でもその時はまだ単なるホラーチックな話としか思っていなかったのですが、次第におもしろみを感じてきました。わけのわからない世界、そこに馴染みつつも多くは語らない住人、戸惑いながらもぼんやりと暮らす主人公。この世の側面を見ているようでもありました。
妙な魅力をもつ本です、続編も購入します。
深泥丘奇談 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:深泥丘奇談 (角川文庫)より
4041014743
No.35:
(5pt)

個人的に「THE 綾辻作品」だと思った

現実なのか妄想なのかがわからない曖昧な記憶。
それを助長させるかのような謎めいた住人達。
この作品は他の綾辻作品とは違ってダークな部分があまり感じられません。
「奇怪」という点ではナンバーワンかもしれませんが。
著者自身はミステリホラーと言っていましたが、ホラーというよりはファンタジーに近い?かも。

ただ、ゆるゆるとした物語が続くので、他の綾辻作品のような「続きが気になる」「この展開に驚いた」といった感じはあまりないかもしれない。

現実世界に似た異世界に迷い込んで奇怪な体験をする、という作品が好きならぜひ読んでほしいです。
深泥丘奇談 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:深泥丘奇談 (角川文庫)より
4041014743
No.34:
(4pt)

ふとした瞬間、日常に妖しい気配を感じとるーような気がする。

ふとした瞬間、日常に妖しい気配を感じとるーような気がする。ことは誰しもが少なくとも一度は経験されたことがあるのではないだろうか?気のせいにして放って置いてしまいがちなそのような瞬間を作家の感性で随筆的に奇談と云う形で積み重ねられ、実際に作者の住む京都の合わせ鏡のような街を舞台にして綴られた物語である。舞台の主人公は何やら深い処で、経験する様々な怪異と繋がっているようで、これからの展開が興味深い。あぁ、耳鳴りがする(実)。
深泥丘奇談 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:深泥丘奇談 (角川文庫)より
4041014743
No.33:
(5pt)

続編も買います

ワクワクドキドキした
作者はきっとステキな妄想家なのだろう
なんとおぞましき深泥丘か。
深泥丘奇談 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:深泥丘奇談 (角川文庫)より
4041014743



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