暗闇の囁き



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

6.67pt (10max) / 6件

6.05pt (10max) / 38件

Amazon平均点

3.86pt ( 5max) / 21件

楽天平均点

3.17pt ( 5max) / 24件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
6pt
サイト内ランク []B
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

3.33pt

33.00pt

6.67pt

29.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1989年09月
分類

長編小説

閲覧回数5,671回
お気に入りにされた回数7
読書済みに登録された回数99

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

暗闇の囁き 〈新装改訂版〉 (講談社文庫)

2021年05月14日 暗闇の囁き 〈新装改訂版〉 (講談社文庫)

森の狭間に建つ白亜の洋館。 美しく謎 めいた兄弟・実矢(みや)と麻堵(まど)の周囲で相次ぐ奇怪な「死」。 ある者は髪を、ある 者は眼球を......奪われた死体の一部(パーツ)は何を意味する? 兄弟がひた隠すもうひとりの少年「あっちゃん」の秘密とは? 恐ろしくも哀しい真相が胸を打つ「囁き」シリーズ第二弾、完全改訂の決定版。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.67pt

暗闇の囁きの総合評価:7.48/10点レビュー 27件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全6件 1~6 1/1ページ
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

暗闇の囁きの感想


 大学の課題の為、山奥の別荘に逗留中の悠木拓也は近くに住む双子の兄弟と知り合う。 どこか浮世離れしてミステリアスなその少年達。 「あっちゃん」と呼ばれる誰もが口を閉ざすもう一人の存在。 遺体の一部が切り取られる殺人は何を意味するのか、そして事件の究明に呼応する過去からの囁き。 


 囁きシリーズの2作目ですがシリーズ通して関連性はないです。
むしろこの作品は「殺人鬼」の方に繋がる作品らしい。 内容はミステリ要素を兼ねた幻想的なホラーで館や探偵は登場せず、淡々と事件が起こりそれに巻き込まれていく。 しかし悠木拓也には微かに聴こえるのだ、遠い過去からの囁きが。 
 特にシンボル的な要素が無い囁きシリーズですが、シリーズ通して「過去」の記憶が重要な意味を持っている。 その隠された記憶が暴かれた時の静謐な狂気を味わって欲しい。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

りーり
9EDFH0HC
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

2時間ドラマのような展開

すごく読みやすくて、スピード感のあるライトな展開で、2時間ドラマを見てるようでした。都会からちょっと隔てられた山奥の洋館で、と言えばミステリー好きにはおそらくたまらない設定。本作もその設定の下、起きる事件ですが、ただ綾辻作品に慣れている人は、おそらく途中から結論は見えてくると思います。その意味では意外性には欠ける一方、後半の伏線の回収は流石です。

タッキー
KURC2DIQ
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

読む順番を間違えないで

発表の順番では殺人方程式の後に読む本である。
間違えても「殺人鬼」を先に読んではいけない。
なぜならば、この小説が伏線となり「殺人鬼」へと続くからである。

物語の方は、実はこれと言ってあまりよく覚えていない。
オカルト色が濃く、設定に無理があったので「殺人鬼」を読む前の評価は5~6点。
「殺人鬼」を読んだら「あれがそうだったのか」と思い、2度読みしたい気にさせてくれたので2点アップ。
本屋にはあまり置いてない本なので、読みたい方は根気よく探しましょう。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

やっぱり合わない

囁きシリーズ第2弾。この作品を読んで、綾辻氏が目指すのはサイコサスペンスの様式で本格ミステリ的サプライズを仕掛けようということがよく解った。
前作が女学園での惨劇ならば本作は双子の美少年の周りで次々と起こる不可解な殺人事件をテーマにしている。これで綾辻氏がこのシリーズで敢えて少女ホラー漫画で取り上げそうなネタを使っているのがさらに補強された形になる。
なぜかように少女漫画チックなモチーフを使うのだろうか。それはつまりそれは美しさには影があり、それは狂おしいほど残酷なものだということだろうか。これは綾辻氏の美学そのものであるのかもしれない。

前作では閉鎖された集団の中でいつの間にか形成される社会とは違った歪んだ常識が、そして本作では子供の独特の世界観で気づかれる価値観が物語の底に流れている。そしてそれらは全てある忌まわしい記憶に起因しており、その正体こそがこのシリーズにおけるサプライズだと云える。
あと本書では綾辻氏のある作品についてリンクがなされており、その作品は未読であったが、すぐに気づき、「おっ」と思ったものだ。館シリーズぐらいしか作品世界に相関性を持たせていないように感じたが、意外と探してみるとあるのかもしれない。

こういう物語が好きな人にはこのシリーズは堪らないのだろうが、私は実はかなり苦手。館シリーズに比べて起伏が少ないストーリー展開と、まだるっこしさを感じる抑制された文体。疲れているときに読むと何度も眠気で中断してしまうように感じた。

だから上の評価は全く以って私の好みに起因する。しかしショックが与える心、記憶への影響というものを理解している今ならば、この障壁は取り除かれて、この評価は高くなるかもしれない。なのでこういうのに興味がある人はぜひ一読してもらいたい。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

Tetchy
WHOKS60S
No.2:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

暗闇の囁きの感想

大学院入試を控えた主人公・悠木拓也が試験準備のため叔父の別荘に訪れます。
そこで美しく、どこか神秘的な双子の兄弟・実矢と麻堵に出会います。
3人で遊んでいた様子なのに、もう一人“あっちゃん”は見えず、双子も“あっちゃん”については口を閉ざしてしまう。
悠木は双子に気に入られ、試験勉強しつつ、過ごします。
しかし、そんな日々は続かず、双子の別荘で事件が起きます。
誰が殺したのか?
“あっちゃん”とは?
といった流れの話です。
面白い作品でした。
ページ数的にも、文章的にも、スラスラ読みやすかったです。
綾辻先生の囁きシリーズでは一番好きかもしれません。
典型的というと言い過ぎですが、綾辻先生らしい世界観だと思いました。
神秘的な雰囲気。
いわくつきの建物。
不思議な双子。
厳格な父親と美しい母親。
何か隠している使用人。
ずる賢い親戚。
ミステリにはよくわる設定かもしれませんが、綾辻先生らしいキーワードな気もします。
なので館シリーズのような連続物ではなく、単品で綾辻先生の世界観に浸りたいときに良いと思います。
ただし、綾辻先生の作品を読み慣れている人は、推理なしに何となくで先読みできてしまうかもしれません。
あまり悩まず世界観を楽しんだほうがいいと思います。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

あんみつ
QVSFG7MB
No.1:
(7pt)

暗闇の囁きの感想

綾辻ホラーミステリ初期の傑作!美しき兄弟の周囲で次々送る怪死事件!事件の裏に見え隠れする謎の少年「あっちゃん」とは何者なのか?そして、過去に秘められた謎とは?こんなに怪しく魅惑的な闇を描き切れるのはやはり綾辻さんだけ!

ジャム
RXFFIEA1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!



その他、Amazon書評・レビューが 21件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク