黄昏の囁き



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初公開日(参考)1993年01月
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長編小説

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黄昏の囁き 〈新装改訂版〉 (講談社文庫)

2021年08月12日 黄昏の囁き 〈新装改訂版〉 (講談社文庫)

兄の急死に不審を抱いた医学生・翔二は、元予備校講師・占部の協力を得て事件の真相を追う。 「ね、遊んでよ」……謎の言葉とともに残忍な犯行を重ねる殺人者の正体は? 翔二の心に封印されてきた幼い日の記憶の、恐るべき真実とは? 「館」シリーズと並ぶ人気シリーズの第三弾、新装改訂版でここに。(「BOOK」データベースより)




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黄昏の囁きの総合評価:7.13/10点レビュー 23件。Bランク


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全6件 1~6 1/1ページ
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

蘇る15年前の悲劇

綾辻氏の囁きシリーズ第三弾の本作は、『緋色の囁き』や『暗闇の囁き』と比べて好みでした。なにより表紙がお洒落です。黄昏時に遊ぶ5人の子供の人影、牧歌的な光景の表紙で、まず好みでした。
さて、そんな牧歌的な光景に、一つの悲劇がありました。
主人公である大学生の翔ニは、冒頭で兄を喪いました。そして、記憶の奥に封じ込めていた15年前の悲劇を、徐々に思いだしていきます。その緩やかに思いだしていく過程は非常に遅く、焦れったさを感じずにはいられませんが、とても惹きつけます。いったい、過去にどんな悲劇があったのだろうかと。これまでの綾辻作品にある独特の表現技法が、本作でも燦いて感じられました。

犯人当てとしても一読の価値があり、まだ読んだことのない方は、ぜひ挑戦してください。私は、この人が怪しいと睨み、見事当たったと思いきや、なんと、どんでん返しがあり、やられた、と思いました。
正直、辛めにレビューをすれば、偶然がすぎる、犯人の動機が弱いと、幾つか挙げることはできます。ですが、まんまとミスリードに引っかかった悔しさから、☆7の評価にしました。

シリーズものになっていますが、緋色の囁きや、暗闇の囁きを読んでいなくても、充分楽しめます。
あとがきで、いつか、囁きシリーズの第四弾『空白の囁き』を執筆したいと書いているので、楽しみに待ちたいと思います。
その前にまずは『双子館の殺人』ですね。いつか文庫で読めることを楽しみに待ちたいです。

bamboo
NU17PFML
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

黄昏の囁きの感想


円く切り取られた過去の記憶。 五つの赤い影。 サーカス小屋の子供。 
兄の死をきっかけに思い出す幼少の記憶。 3人の兄の旧友たち。 「ね、遊んでよ」と輪に入ってきたもう一人・・・。 

 囁きシリーズの第三作。 緋色では魔女、暗闇では双子という存在が幻想的に怪しく描かれているが今作は非常に現実的なお話である。 兄が何者かに殺されてしまうことから物語は始まり、それを兄の予備校の講師だった占部とともに調査していく。 幼少の記憶をたどり、15年前のサーカスが訪れた間に何かが起こり、自分はそれを傍観していたことに気付く。 この過去の記憶がノスタルジックで黄昏という表現がぴったし当て嵌まっている。 幼かった故に欠けていたパーツが揃ったときに驚愕の真相が浮かび上がってきた。

りーり
9EDFH0HC
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

囁きシリーズラスト

囁きシリーズ3作目である。現時点ではシリーズラストとなる。
特に続きものではないが、1作目と2作目の地名は出てくるので、なるべくならば順番に読むのがベスト。

今までのシリーズ通り、主人公の心に幼少期時代の体験が囁きとなって木霊する。
この囁きだけでは幼少期の体験を完全には思い出すことはできない。
主人公の兄の死から始まる連続殺人を通して、この囁きが全て明らかになることで殺人劇の謎もまた明らかとなる。

真犯人が明らかになる前に伏線を置くことで読者を惑わす効果がすばらしい。
意外すぎた犯人に驚き、後で継ぎ足したか?と思われた。
がしかし、気付かずに読み進めていた中で、恐らくどこかに真犯人に繋がる記述はどこかにあったはず。
これを探る為に2度目も読みたくなる、、、これぞ綾辻マジック。

綾辻氏の作品では館シリーズが最も有名だが、この囁きシリーズも読みやすく面白いのでお勧め。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

黄昏の囁きの感想

囁きシリーズ3作目。
実は私は2作目をまだ読んでいません。
シリーズといっても続いていないと聞き、本屋にこちらだけあったので先に読んでしまいました。
確かに明確な繋がりはないのですが、1作目で出てきた名前が少しだけですが出てきました。
なので、もしかしたら2作目で出たキーワードがあるのかもしれません。
なので、やはり順番通り読んだ方がいいと思います。
そして、作品の感想ですが、綾辻先生ですので大変読みやすいです。
また、前半の謎に包まれている間は面白く、引き込まれてグングン読めます。
しかし、最後は少しアンフェアな気がしました。
いつも綾辻先生の叙述トリックにはやられた!という驚きとスッキリ感があるのですが、今回はちょっとズルい気がしてしまいました。
登場人物は緋色の囁きより魅力的な気がするのですが。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
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(9pt)

シリーズ最高傑作

囁きシリーズで一番好きな作品です。
ノスタルジックな感じの作品で、
最後の記憶と雰囲気が似ていました。

複雑に絡み合った伏線、
たまりません。

鬼崎まなつぅ
3QC7T257
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(7pt)

黄昏の囁きの感想

「囁きシリーズ」第3弾!兄伸一の謎の転落死の裏には15年前の「おじぞうさまがわらった」に隠された罪があった?当時の同級生たちにも次々魔の手が迫るなか、弟翔二と兄と親交があった占部が事件の謎に迫る!前作と比べるとこちらはホラーというよりミステリ色が強かったですね。術中には嵌るいまいと思って読んでましたが、まんまと嵌められました(笑)

ジャム
RXFFIEA1
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