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(短編集)

深泥丘奇談



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深泥丘奇談の評価: 3.54/5点 レビュー 37件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.54pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全37件 1~20 1/2ページ
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No.37:
(4pt)

奇談という不思議なジャンル

怪談ものの小説を読むのが好きで、今回はちょっと違ったような内容を読んでみたいと思い、この本に辿り着きました。率直な感想で言いますと面白かったです。作者が奇談という意味が読んでいくにつれてわかります。これは怪談などの本では味わえない内容になっていると思います。これに続く「続」のほうも今後読んでみようと思います。
深泥丘奇談 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:深泥丘奇談 (角川文庫)より
4041014743
No.36:
(5pt)

独特の世界

綾辻先生の、いわゆる本格ミステリは読んだことがありません。
題名の響きが気に入り、短編ということで気軽に読めるだろうと購入しました。
少しゾクッとした話から始まり、でもその時はまだ単なるホラーチックな話としか思っていなかったのですが、次第におもしろみを感じてきました。わけのわからない世界、そこに馴染みつつも多くは語らない住人、戸惑いながらもぼんやりと暮らす主人公。この世の側面を見ているようでもありました。
妙な魅力をもつ本です、続編も購入します。
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4041014743
No.35:
(5pt)

個人的に「THE 綾辻作品」だと思った

現実なのか妄想なのかがわからない曖昧な記憶。
それを助長させるかのような謎めいた住人達。
この作品は他の綾辻作品とは違ってダークな部分があまり感じられません。
「奇怪」という点ではナンバーワンかもしれませんが。
著者自身はミステリホラーと言っていましたが、ホラーというよりはファンタジーに近い?かも。

ただ、ゆるゆるとした物語が続くので、他の綾辻作品のような「続きが気になる」「この展開に驚いた」といった感じはあまりないかもしれない。

現実世界に似た異世界に迷い込んで奇怪な体験をする、という作品が好きならぜひ読んでほしいです。
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4041014743
No.34:
(4pt)

ふとした瞬間、日常に妖しい気配を感じとるーような気がする。

ふとした瞬間、日常に妖しい気配を感じとるーような気がする。ことは誰しもが少なくとも一度は経験されたことがあるのではないだろうか?気のせいにして放って置いてしまいがちなそのような瞬間を作家の感性で随筆的に奇談と云う形で積み重ねられ、実際に作者の住む京都の合わせ鏡のような街を舞台にして綴られた物語である。舞台の主人公は何やら深い処で、経験する様々な怪異と繋がっているようで、これからの展開が興味深い。あぁ、耳鳴りがする(実)。
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4041014743
No.33:
(5pt)

続編も買います

ワクワクドキドキした
作者はきっとステキな妄想家なのだろう
なんとおぞましき深泥丘か。
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4041014743
No.32:
(5pt)

小さな違和感が徐々に広がるホラー短編集

単純なホラーというのとはちょっと違う、奇妙な味の連作短編集です。
同著者の館シリーズのような本格推理ではないですし、大ネタのアイデアもありませんが、ちょっとした違和感や何気ないやり取りが、連作短編を読み進めるにつれて、より大きな戸惑い、驚きに繋がっていく物語作りは、さすがと思わせます。
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4041014743
No.31:
(4pt)

まさに「もう一つの京都」なのだろう。

綾辻先生の作品を読むのはこれが初めて。

「もう一つの京都」を舞台にした怪奇小説ということで手にした。勝手に想像していた伝奇小説というよりも、ホラー小説に近い色合いだった。個人的にホラーは苦手で、主人公の体調や起きる様々な怪奇な出来事の描写がきつくて、読み進めるのが辛い部分も数多かったが、登場人物たちの怪しさに惹かれてあっという間に読み終えた。

種明かしがされないままの数多くの「不思議」が書かれていて、読む人によって解釈は様々だと思うが、私個人としては、「これは、主人公が実際に住んでいる町ではなく、何かの拍子に紛れ込むもう一つの町なのではないか」と考えた。そうであれば、主人公が偶然通い始めた病院の数々の謎も、主人公の記憶がことごとく曖昧になっているのも納得がいく。同居している「妻」も、もしかしたら現実の世界のそれではなく、この世界の「妻」なのかもしれない。そう思えた。
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4041014743
No.30:
(1pt)

まったく期待はずれでした

舞台は京都北郊とおぼしき地、そこに住むミステリー作家が深泥丘病院なるものにかかりつけになるが、医師も看護師も何かいわくありげで、病院に関連して妖しい出来事や悪夢のような出来事が起きてゆく、それはこの地の抱える魔性のものに関わっているらしい、しかも京都生まれではない妻が知っているその地元事情を、作家の方はなぜか忘却してしまっている…。
とこう書くと、ひたひたと不気味な怪異談を期待されそうだが、それが違った。起きる怪異は、怪鳥やら、人々を斬り倒してゆく昆虫列車やら、ど派手で「絶対ありえっこない」ものばかり。これではゴジラと変わらない。怪異談というのは例えば、さっき自分と立ち話していたおじさんが、実は先週亡くなっていたことを後で知らさせる、というように、日常あり得そうなことが実は不条理だからリアルな恐怖を感じられるのであって、こんなこしらえものはラヴクラフトの亜流でしかない。奇特な人は、小野不由美氏の『営繕かるかや怪異譚』と読み比べてみられるとよい。怪談とまがいものの違いが一目瞭然である。
主人公の「記憶喪失」が最後まで解明されないのも、続編への布石なのかもしれないが、肩すかし。
こうした内容的なつまらなさに輪をかけるのが、京都感の希薄さ。どうせ京都だと分かっているのだから「紅叡山」などと仮名にしないで「比叡山」と書けばいいのに。しかも、信じられないことに、主人公も病院の職員も地元の人も、皆標準語でしゃべる。「科捜研の女」と同じで、実に非現実的だ。伊計翼氏の実話怪談の関西弁の効果を学んでほしい。
これを怪談として連載した当時の『幽』の編集者、素人か?
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4041014743
No.29:
(3pt)

本格ミステリー作家のホラー小説

本格ミステリー作家のホラー小説と期待に心躍り読みました。構成は短編集でした。それそれが最後は関連するかと思ってたら、そういう感じではないです。内容はホラーというかタイトル通り奇談。大して怖いわけでもなく、1つに限ってはギャグみたいなのもありました。遊び心いっぱいに自由に書いたんですかね。
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4041014743
No.28:
(5pt)

私は支持派です

私、これ大好きです。疲れている時などに、軽く何か読みたい、というような場合に最適な、ちょっと不気味系のライトファンタジーのオムニバス。とてもゆるーい、ほっとするような、怖いのだけれど温かみがあるような、という作風で、綾辻さんはもしかすると、本来はこうした作品を書きたいと思っておられるのではないかと推察される、異色作。各話ともオチがないのが、逆に良いのです。本格ミステリとは対極にあるゆるい作品なので、人によって好き嫌いが分かれるでしょうね。私が最初に購入した初版の単行本は、ページごとに絵が描かれていて、絵本のようで楽しかったです。
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4041014743
No.27:
(3pt)

世界観は〇

なかなか怪しげな世界観を持つ奇談集 もっと思い切って設定を宙づりにしても良かったと思う ただし、この内容でハードカバーの値段だったらキツイかな
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4041014743
No.26:
(4pt)

十分にうまい

短編ホラー小説というより、土俗的なタッチの怪談・奇譚が計9編。読み手によっては好き嫌いの幅がありそうだが、評者には十分に面白く、よく出来た作品集だと思った。

 京都によく似た「もうひとつの京都」あるいは「裏京都」を舞台に、病気がちの「私」(推理作家)が体験する、夢かうつつか定かならぬ、曖昧模糊とした、それでいて恐ろしげな話が続く。「裏京都」にあるのは「紅叡山」「人文字山」「徒原の里」「黒鷺川」――。脇役たる「深泥丘病院」の医師や看護師、さらに「妻」までがミステリアスで、それが存分に計算された叙述のなかでいかにも怪談・奇譚らしく組み立てられていく。仕掛けもオチもなく、書きっぱなしという作品もなくはない。それでも、雰囲気だけはあり、仕掛けやオチがないことがもたらす余韻も窺えて、評者はそれらを手抜きとは思わなかった。
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No.25:
(4pt)

コメディ

綾辻さん好きなので…
この主人公を綾辻さん、主人公の妻を小野不由美女史と想像して読むと、すごーく面白く、別ジャンルの小説になってしまいますね。
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4041014743
No.24:
(2pt)

曖昧

主人公の住む町にある一軒の病院を中心とした不可思議な出来事達。
謎に関わる,原因や真因に関わる様な描写がなく,「…様な気がする」で毎回話が締められ,だらだらと続いて行く様が非常にもどかしく,読み進める気を削がれた。個人的には,正直、イマイチだと感じた。
世界観的には,伊藤潤二氏の作に近いと感じたが,やはり今作には,オチがないのが大きな違いだ。
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4041014743
No.23:
(2pt)

ゆらゆらと揺らめく。

論理が通用しない、怪談集です。主人公がしょっちゅう眩暈で倒れるので、「なんなんだよ。しっかりしろよ」と思いますが、作品のぼんやり感が際立っています。恐怖が迫ってくるほどホラーというわけではなく、まさに奇談。私は「ふーん」という感じでしたが、これは感性が合う人ならたまらないでしょうね。怪談好きのかたなら、一話立ち読みしてみたらいいかも。
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4041014743
No.22:
(4pt)

幻想的

夢か現か判然としない”京都”が舞台。
その街、その土地にに根ざした特有の何かが切っ掛けで、起こる様々な事件。
不可思議な出来事の背景に漂っている存在があるのは、確かなのだが、ぼんやりして掴めない。
目覚めると思い出せない悪夢のような、・・奇妙な読後感である。
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4041014743
No.21:
(4pt)

全部が全部、謎はナゾのままで・・・

すべてのプロットが薄膜のかかったような景色のなかで展開され、
最後まで薄膜が剥がれることがありません。
「?」マークが残ったままで終話となります。

反則といえば反則なんでしょうが、含みを持たせた終わり方の
作品というのはいくらもあるわけで、これはこれで「あり」だと
思います。

いずれにせよ、ストーリーとしては面白く読むことができますので、
十分及第点の作品だと思います。

というわけで、満点はムリの4点といったところでしょうか。
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4041014743
No.20:
(3pt)

幻影奇譚

いくつもの話が収録されていますが、連続性があるかないかそれすらも怪しいあやふやな
感じがこの小説の味なのでしょう。幽霊列車の走るローカル列車、水霊・炎霊、大文字の送り火の6つ目などなど
京都郊外と思われる町を疑似舞台にして主人公は「病院」を媒介にそれらの怪異と出会う、でもそれは
怪異ではなくそこでは「普通」の事らしい。オチが欲しいような、このまま夢幻のように消えていっても良いような
そんな味のある小説でした。
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4041014743
No.19:
(4pt)

怪談風連作短編9本を収録

著者を彷彿とさせる推理小説家が主人公の
怪談風連作短編9本を収録

「顔」
検査の為に入院した深泥丘病院で
主人公が体験する奇妙な出来事が描かれる

本筋とは、あまり関係ないシーンですが
主人公が医師に職業を聞かれ
推理小説家であることを告げると
医師がその分野の代表として
江戸川乱歩、横溝正史の名とともに
牧野修の名を挙げる場面には
思わず、爆笑してしまった

「丘の向こう」
鉄道ホラー?

前話では、
「ちちち・・・」という音と共に奇妙なものが出てきたが

本話では、
「ごっ、ごごっ・・・」という音と共に出現する

擬音語シリーズでいくのか?

「長びく雨」
長びく雨により川の大氾濫、
山手での土石流被害が懸念される

京都のとある地方が作品舞台のモデルと思われる

水害を起こさないようにする儀式が
まさかの、全国的、庶民的なあの方法

材料が特異な点を除けば
脱力させられます

「悪霊憑き」
「この世には不思議なことなど何もない」
という某古本屋のセリフから開幕する

推理小説家である主人公が水死体を発見する

京極夏彦氏の人気シリーズを
クトゥルー風の味付けにした作品だった

この作品群はあそびごころにあふれており
非常に楽しい

「サムザムシ」
京都のある地域を舞台に作品が展開していましたが
今回は少し広がりをみせます

主人公の妻の実家・猫目島も登場します

また、深泥丘病院には歯科が新設されます

今回の脱力ネタは
虫歯にはムシを

「開けるな」
開けるな
それなら、閉めましょう

如呂塚遺跡のお土産「古代の夢」には
かなりそそられるものがあった

少し欲しいぞ

「六山の夜」
五山の送り火を元ネタとした作品

「深泥丘魔術団」
深泥丘病院で開催された奇術ショーの模様を描いた作品

「声」
第一話の「顔」に連なる話
ちちち・・・が何故、ぎゅああぁぁぁぁっ!に変ったのか

幻想的な雰囲気と、脱力感の入り混じった
不思議な味わいの作品が多かったが
最後の三話は、怪奇色の強い作品だった
深泥丘奇談 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:深泥丘奇談 (角川文庫)より
4041014743
No.18:
(4pt)

怪談風連作短編9本を収録

著者を彷彿とさせる推理小説家が主人公の
怪談風連作短編9本を収録

「顔」
検査の為に入院した深泥丘病院で
主人公が体験する奇妙な出来事が描かれる

本筋とは、あまり関係ないシーンですが
主人公が医師に職業を聞かれ
推理小説家であることを告げると
医師がその分野の代表として
江戸川乱歩、横溝正史の名とともに
牧野修の名を挙げる場面には
思わず、爆笑してしまった



「丘の向こう」
鉄道ホラー?

前話では、
「ちちち・・・」という音と共に奇妙なものが出てきたが

本話では、
「ごっ、ごごっ・・・」という音と共に出現する

擬音語シリーズでいくのか?


「長びく雨」
長びく雨により川の大氾濫、
山手での土石流被害が懸念される

京都のとある地方が作品舞台のモデルと思われる

水害を起こさないようにする儀式が
まさかの、全国的、庶民的なあの方法

材料が特異な点を除けば
脱力させられます



「悪霊憑き」
「この世には不思議なことなど何もない」
という某古本屋のセリフから開幕する

推理小説家である主人公が水死体を発見する

京極夏彦氏の人気シリーズを
クトゥルー風の味付けにした作品だった

この作品群はあそびごころにあふれており
非常に楽しい


「サムザムシ」
京都のある地域を舞台に作品が展開していましたが
今回は少し広がりをみせます

主人公の妻の実家・猫目島も登場します

また、深泥丘病院には歯科が新設されます

今回の脱力ネタは
虫歯にはムシを


「開けるな」
開けるな
それなら、閉めましょう

如呂塚遺跡のお土産「古代の夢」には
かなりそそられるものがあった

少し欲しいぞ


「六山の夜」
五山の送り火を元ネタとした作品

「深泥丘魔術団」
深泥丘病院で開催された奇術ショーの模様を描いた作品

「声」
第一話の「顔」に連なる話
ちちち・・・が何故、ぎゅああぁぁぁぁっ!に変ったのか


幻想的な雰囲気と、脱力感の入り混じった
不思議な味わいの作品が多かったが
最後の三話は、怪奇色の強い作品だった

深泥丘奇談 (幽BOOKS)Amazon書評・レビュー:深泥丘奇談 (幽BOOKS)より
4840121745

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