(短編集)

怪談のテープ起こし



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初公開日(参考)2016年07月
分類

短編集

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怪談のテープ起こし (集英社文庫)

2019年01月18日 怪談のテープ起こし (集英社文庫)

自殺する間際にメッセージを録音して残す人がいる。それを集めて記事にしないか?編集者時代の三津田に企画を提案したライターが突然失踪。後日、三津田の元に届いた1本のテープには何が。カセットやMDに録音された体験談に材を取った6つの怪異譚と、それらを連載し本になるまでの、担当編集者との裏話的なエピソードから成る作品集。この物語を読むあなたは恐怖を「体感」することになる。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.67pt

怪談のテープ起こしの総合評価:7.31/10点レビュー 35件。Bランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

怪談のテープ起こしの感想


「これから死のうという人間の肉声を纏めて、一冊の本にしようというんだからな」
三津田信三の元へ舞い込んだ一つの企画。立案したライターは消息を絶った。そして遺言のようにテープが送られてきた・・・。

怪談を文字に起こして一冊の本にする。この「怪談のテープ起こし」という小説が私達に届けられるまでの紆余曲折に触れるメタフィクション的な作品である。完全にホラーなので全貌が見えないまま終りを迎える。慄然とするか釈然としないのかは読者次第か。

りーり
9EDFH0HC
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

読みやすい

全体像に共通点があるが、基本短編なので読みやすい。
タイトルにも使われているテープ起こしは、話の筋だけでも気味が悪く読み進めたいような、本を閉じたくなるような気分を久々に味わった。
ホラーが好きな友人にはオススメしやすい。

▼以下、ネタバレ感想

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まめ
8SLBJC0D
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

「怪談のテープ起こし」の感想

短編の間に、「序章」「幕間(一)」「幕間(二)」「終章」と入って居ます。
ここでは、作者・三津田信三と、『怪談のテープ起こし』の連載を担当した女性編集者・時任美南海が登場します。

「自殺する間際に、家族や友人や世間に向けて、カセットテープにメッセージを吹き込む人が、たまにいる。それを集めて原稿に起こせればと・・・」と言う事で、三津田信三の手に渡った取材テープ。
その怪談話を収録した取材テープを三津田信三から借りた編集者の時任は、作者・三津田信三の執筆のヒントになるからとテープ起こしを始めます。
しかし、その彼女に、次第に異変が・・・。
この幕間(まくあい)がなかなかユニークで、良く出来ています。

一つ一つの短編も、それなりに面白いですが、作者と編集者との絡みを、短編の間に挟むことで、一つの長編を読んでいるような気分になりました。
また、この本に収められた6つの短編は、どれも作家・三津田信三が取材したり、自分で体験したりした話をもとに執筆されている(と言う事になっている)ので、この編集者との会話の部分は、ひょっとすると実話なのでは・・・といった感じを読者に与えるという効果もあります。

三津田信三のホラーの中には、それなりにミステリーとしても読み解ける話が多いのですが、今回は、全くオチのない話しになって居ます。(と言う事で、各短編の感想は、省略させて戴きます)
良く出来た話なので、興味深く読み進めることは出来ますが、読み終えた後は、なぜか背筋が寒くなってくる・・・、そんな話が詰まった短編集です。
オススメします。

トラ
WFY887SY
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.32:
(5pt)

収録短篇の中、おしまいの二篇が大収穫の逸品でした。

六つの短篇と、「序章」「幕間(一)」「幕間(二)」「終章」の枠物語で構成された作品。
ぶっちゃけ、枠物語は作者のサービス精神過剰な気がして、かえってないほうがすっきりしてて良いように思いました。

にもかかわらず、★五つの評価を付けたのは、収録された六つの短篇の中、おしまいの二篇──「黄雨女(きうめ)」「すれちがうもの」──が読みごたえ抜群の面白さで、震え上がらせてくれたからです。この二篇にはある共通点がありますが、それは言わぬが花と言うものでしょう。口(くち)チャックしときます。
とにかく、この二篇を読めただけでも、本書を手にとった甲斐がありました。ああ、ぞくぞくしたなあ。乾杯
怪談のテープ起こしAmazon書評・レビュー:怪談のテープ起こしより
4087716686
No.31:
(2pt)

オチが悪い

Kindle Unlimitedにて

各それぞれの短編はクオリティが高く、大変面白いと感じたが、とにかくオチが悪かった。自分には合わない。
高濃度の結末、ここまで広げた風呂敷をどう鮮やかに回収するのかを期待して読んだ最終章に肩が落ちた。

それ以外は本当に面白い。
ただ、全てを連作としたモキュメンタリーであると思って読むと評価は下がる。
怪談のテープ起こし (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:怪談のテープ起こし (集英社文庫)より
408745830X
No.30:
(2pt)

著者の…

似たような、他の作品のレビューでも述べたのですが、幕間等に出てくる(著者の他の)作品名の登場は本作の評価を下げますね~あと、終章の記述にある単行本を買うか買わないかは個人の自由だと思います〜著者は相当な作家先生ですかね~本作品の全体はよかったと思いますが…上記と合わせると残念
怪談のテープ起こし (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:怪談のテープ起こし (集英社文庫)より
408745830X
No.29:
(5pt)

もう一つの暗号の解き方「濁りを取る」別の意味

全体に共通する「水」と「体の乗っ取り」を無視し、スンナリ読み終えて
暗号を五十音順に照らし合わせ解き、都市伝説のオチみたく読了。

…する事は出来るが、病院の寝たきり老人の中身が少年であるかも
知れない可能性(子供時代の話をしている?)
当時は無かったはずの『けいたい』とゆう言葉=携帯、
お母さんに連絡を取りたいが『ない』
そして謎の言葉『にゅるうす』は、「る」 でなく「ゐ」?

関西だと音を濁らせない事がある、京都の貴船は元々「きぶね」だが
水が綺麗な所で貴船神社は"きふねじんじゃ"
『にゅゐうす』アナグラムで(入替え)
『にゅうすい』=入水=じゅすい  =水に入り自殺(ライターの死因) 
ライターが残した暗号を横書きにし濁点を取る、句読点で改行すると
四角の並びで文字が出てくる、取り出し詰めても言葉が出来る。

   『しかはねひろう しうねんあつめし
       もし しなぬまま 』

鹿羽洋右(老人の名)=屍拾う、他にも取り出し方で組み合わせられ
使い切れるが「目次の順を変えない」大きな謎が残ってしまった。
                
濁点を取りアナグラムでハマってたら「体の乗っとり」が主になり
『留守番の夜』の主人公が、依頼主の妻に感じた違和感の正体も
これかと思った。

すんなり暗号を解いた人もいるらしいが難解、ひらがな22文字に
した時点で、何を怖がっているか(どの文字を拾ったか)で
読後一番怖がった話が判明、あの話が実話なら地獄だが!
怪談のテープ起こし (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:怪談のテープ起こし (集英社文庫)より
408745830X
No.28:
(5pt)

どうか自己責任で

ホラー小説で本当に体調に異変を来すのは初めてで、戸惑っています
今まではホラー小説をエンタメ的に消費して来たのに
読んでいる途中から両肩に、なんともいえない重さがのしかかり、何故か右足首を掴まれるような感覚に見舞われ、今は頭を締め付けられるような頭痛を抱え、このレビューを書いています
こんなこと、本当に初めてです
読む方を選ぶと思います
私には霊感など皆無なのですが
吐き気がするのに、怖くてトイレに行けません
昼間なのに
何かにベッタリと見られている感覚も抜けません
目を閉じるのも恐ろしいです
とはいえ、評価を下げては申し訳ないので☆5にさせていただきます

一人暮らしの方は念の為、読まれない方がいいかもです

本当に怖いです
得体の知れない気持ち悪さが抜けません
助けて欲しいです
怪談のテープ起こし (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:怪談のテープ起こし (集英社文庫)より
408745830X



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