忌物堂鬼談
- 怪異 (283)
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忌物堂鬼談の総合評価:
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不完全燃焼という評価がぴったり。 もっとページ数を増やし、話を進めて欲しかった。 結局、遺仏寺とは何だったのか?天山天空の正体は?主人公の母はどうなった?? 怖い怖くないの前に、未完成な作品を買わされた気がして残念です。 | ||||
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確かに成功してますよね、ある意味じゃ三津田信三の新境地かも。 デビュー以来今年で20年になるベテラン作家なのに、いまだ進化(深化)し続けてる感が一ファンとして嬉しい限りです(もっとも本作は4年前の作品ですが)。 事更にホラーミステリを今まで以上に突き詰めようとした印象が強いです{忌物堂鬼談}。 文章力や表現力そのものも、10数年前とは比べ物にならないほど上達されていると思います(プロ作家に対して失礼な)。特にかつての{スラッシャー~}なんかとは比肩できないレベルのグロ描写は特筆に値するでしょう。 個人的に今まで読んだ中では「最も緊張と弛緩の振り幅が大きい」・・・要は「恐怖と笑いのギャップが激しい」三津田作品だと感じましたね。 続編を希望します、続きを読んでみたいですよ、このまま終わらすのは勿体ない感が強すぎます{忌物堂鬼談}! | ||||
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怪異にあって助けを求めに寺に来た由羽希という少女を軸にしたストーリーを枠にした5話の連作短編です。 由羽希に関わるメインの一つと、寺の住職が集めている忌物に関する3つの怪異譚があります。 この作者らしいミステリ的な要素も途中にありますが、怪異のことがはっきり解き明かされるのではなく、基本的には住職も作中で語るように「訳がわからんけど、怖い」話となっています。 そうした怪異自体のはっきりした謎解きこそありませんが、伏線というのとは違うものの、各短編が上手くラストの話に収束していくまとまりの良さはありました。 また続編をにおわせる終わり方をしているので、忌物たちの怖い話はまだ続いていくのかもしれません。 | ||||
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珍しい謎が最後に帰結しないお話。各エピソード毎にオチが弱くはありましたが謎の残る現実を想わせるリアルさがありましたが、今まではそれが最後に回収されてなるほど見事だな!となるんですが、今回は特にありませんでした。物語の一部怪奇の混じったものが最後に襲いかかるのにそれに対する言及はなし。あまりに雑な気がしました。 単体で見れば普通に楽しめたので残念です。 | ||||
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三津田作品の大ファンで、新作をまだかまだかと心待ちにし過ぎたせいか、今回の作品は少々微妙でした。 期待し過ぎてハードルが上がったというのも考えられますが…。 一番面白かったのは、とある忌物に関するエピソード、古いアパートで女子大生が体験した怪異ですかね。 アパートの独特な造り(古い物件だと珍しくないのかもしれませんが)も手伝って、その場面を想像して怖さ倍増。 何でキッチン共同なの?トイレも?何で個々の玄関のドア引き戸なの?と、アパートの造り故に女子大生の身がより危険な感じがして。 そのエピソードの臨場感は、さすが三津田作品だなと思ったのですが…。 他の忌物のエピソードは、正直微妙でした。 特にある家族のエピソード…グロ過ぎ。 私はミステリーやホラーは読むのが好きですが、如何せんグロいのが大の苦手で…。 三津田作品はグロ描写がほとんどないので(「スラッシャー」「シェルター」など極稀にグロ作品がありますが)、それも三津田作品のファンである理由なのですが…このエピソードに関してはビックリするくらいグロかった。 丁寧過ぎるくらいのグロ描写。 これはいただけない。 三津田作品にしては珍しく、女性が主人公です。 だからなのか、他の三津田作品のように主人公の存在感というか個性がない。 まあもう一人主人公とも言える男性が登場しますが、登場シーンが少ない。 その分猫が可愛かった。 「死相学探偵」のボク的ポジションなのかな? 全体的にけしてつまらない訳ではないのですが、語り口というか手法は「ホラー作家の読む本」とかと通じるものもあるし。 ただこれまでの三津田作品と比べると、どうしても物足りなさが残るかな~。 とはいえ、三津田作品ファンなら読んでみるべきとは思います。 最後の終わり方、いかにもこの作品がシリーズ化しそうな感じでしたが、個人的には「刀城言耶」やシリーズの新刊を出してほしい…。 | ||||
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