忌物堂鬼談



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

5.00pt (10max) / 1件

5.20pt (10max) / 5件

Amazon平均点

3.29pt ( 5max) / 7件

楽天平均点

3.92pt ( 5max) / 14件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []D
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

19.00pt

0.00pt

0.00pt

66.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2017年09月
分類

長編小説

閲覧回数2,192回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数6

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

忌物堂鬼談 (講談社文庫)

2020年10月15日 忌物堂鬼談 (講談社文庫)

得体の知れぬ何かに追われ、助けを求めて遺仏寺を訪れた由羽希。所有するだけで祟られるという「忌物」であふれた本堂で、住職の天山天空は彼女も忌物を持っていると告げる。何が起きたかをまるで覚えていない由羽希は、天空が調査をするあいだ毎夜寺に通い、忌物に纏わる怪異譚を聞くことになるが…。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

忌物堂鬼談の総合評価:6.38/10点レビュー 8件。Dランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)


「ここにあるんは全部、忌物なんや。」
怪異に追われる女子中学生・由羽希が助けを求めた先は「遺仏寺」ならぬ「忌物寺」。お祓いの代償として怪談の文字起こしを手伝うはめになるが、その怪談話は床に散らばったある忌物に纏わるものだった・・・。物語の中で一体何が怨念の籠もった忌物だったのか?そして由羽希の感じる怪異の正体とは?

怪談内で何が災いを引き起こした忌物だったのかを当てるホラーミステリー。故に犯人や動機などは深く考慮しないので物語としては不完全な終わり方をする。それは由羽希自身も指摘することなのだが、怪談とはそうゆうものなのだと一蹴されてしまう。分からないから怖いのだと。
怪異譚としては怖さもあるし、何より忌物当てという斬新さに惹かれる部分もあったが主人公・由羽希にまつわる話については消化不良。

りーり
9EDFH0HC
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7:
(2pt)

つまらない

不完全燃焼という評価がぴったり。
もっとページ数を増やし、話を進めて欲しかった。
結局、遺仏寺とは何だったのか?天山天空の正体は?主人公の母はどうなった??

怖い怖くないの前に、未完成な作品を買わされた気がして残念です。
忌物堂鬼談 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:忌物堂鬼談 (講談社ノベルス)より
4062991047
No.6:
(4pt)

実験的作風ながら・・・

確かに成功してますよね、ある意味じゃ三津田信三の新境地かも。
デビュー以来今年で20年になるベテラン作家なのに、いまだ進化(深化)し続けてる感が一ファンとして嬉しい限りです(もっとも本作は4年前の作品ですが)。
事更にホラーミステリを今まで以上に突き詰めようとした印象が強いです{忌物堂鬼談}。
文章力や表現力そのものも、10数年前とは比べ物にならないほど上達されていると思います(プロ作家に対して失礼な)。特にかつての{スラッシャー~}なんかとは比肩できないレベルのグロ描写は特筆に値するでしょう。
個人的に今まで読んだ中では「最も緊張と弛緩の振り幅が大きい」・・・要は「恐怖と笑いのギャップが激しい」三津田作品だと感じましたね。
続編を希望します、続きを読んでみたいですよ、このまま終わらすのは勿体ない感が強すぎます{忌物堂鬼談}!
忌物堂鬼談 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:忌物堂鬼談 (講談社ノベルス)より
4062991047
No.5:
(4pt)

理由や原因がわからないから怖いタイプのホラー

怪異にあって助けを求めに寺に来た由羽希という少女を軸にしたストーリーを枠にした5話の連作短編です。
由羽希に関わるメインの一つと、寺の住職が集めている忌物に関する3つの怪異譚があります。
この作者らしいミステリ的な要素も途中にありますが、怪異のことがはっきり解き明かされるのではなく、基本的には住職も作中で語るように「訳がわからんけど、怖い」話となっています。
そうした怪異自体のはっきりした謎解きこそありませんが、伏線というのとは違うものの、各短編が上手くラストの話に収束していくまとまりの良さはありました。
また続編をにおわせる終わり方をしているので、忌物たちの怖い話はまだ続いていくのかもしれません。
忌物堂鬼談 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:忌物堂鬼談 (講談社ノベルス)より
4062991047
No.4:
(2pt)

不完全燃焼

珍しい謎が最後に帰結しないお話。各エピソード毎にオチが弱くはありましたが謎の残る現実を想わせるリアルさがありましたが、今まではそれが最後に回収されてなるほど見事だな!となるんですが、今回は特にありませんでした。物語の一部怪奇の混じったものが最後に襲いかかるのにそれに対する言及はなし。あまりに雑な気がしました。
単体で見れば普通に楽しめたので残念です。
忌物堂鬼談 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:忌物堂鬼談 (講談社ノベルス)より
4062991047
No.3:
(3pt)

ちょっとだけネタバレあり。

三津田作品の大ファンで、新作をまだかまだかと心待ちにし過ぎたせいか、今回の作品は少々微妙でした。
期待し過ぎてハードルが上がったというのも考えられますが…。

一番面白かったのは、とある忌物に関するエピソード、古いアパートで女子大生が体験した怪異ですかね。
アパートの独特な造り(古い物件だと珍しくないのかもしれませんが)も手伝って、その場面を想像して怖さ倍増。
何でキッチン共同なの?トイレも?何で個々の玄関のドア引き戸なの?と、アパートの造り故に女子大生の身がより危険な感じがして。
そのエピソードの臨場感は、さすが三津田作品だなと思ったのですが…。

他の忌物のエピソードは、正直微妙でした。
特にある家族のエピソード…グロ過ぎ。
私はミステリーやホラーは読むのが好きですが、如何せんグロいのが大の苦手で…。
三津田作品はグロ描写がほとんどないので(「スラッシャー」「シェルター」など極稀にグロ作品がありますが)、それも三津田作品のファンである理由なのですが…このエピソードに関してはビックリするくらいグロかった。
丁寧過ぎるくらいのグロ描写。
これはいただけない。

三津田作品にしては珍しく、女性が主人公です。
だからなのか、他の三津田作品のように主人公の存在感というか個性がない。
まあもう一人主人公とも言える男性が登場しますが、登場シーンが少ない。
その分猫が可愛かった。
「死相学探偵」のボク的ポジションなのかな?

全体的にけしてつまらない訳ではないのですが、語り口というか手法は「ホラー作家の読む本」とかと通じるものもあるし。
ただこれまでの三津田作品と比べると、どうしても物足りなさが残るかな~。
とはいえ、三津田作品ファンなら読んでみるべきとは思います。

最後の終わり方、いかにもこの作品がシリーズ化しそうな感じでしたが、個人的には「刀城言耶」やシリーズの新刊を出してほしい…。
忌物堂鬼談 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:忌物堂鬼談 (講談社ノベルス)より
4062991047



その他、Amazon書評・レビューが 7件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク