忌館 ホラー作家の棲む家



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初公開日(参考)2001年08月
分類

長編小説

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忌館 ホラー作家の棲む家 (講談社文庫)

2008年07月15日 忌館 ホラー作家の棲む家 (講談社文庫)

奇妙な原稿が、ある新人賞に投稿された。“私”は友人から応募者の名が「三津田信三」だと知らされるが、身に覚えがない。そのころ偶然に探しあてた洋館を舞台に、“私”は怪奇小説を書きはじめるのだが…。本格ミステリーとホラーが見事に融合する三津田信三ワールドの記念すべき最初の作品が遂に登場。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.14pt

忌館 ホラー作家の棲む家の総合評価:6.83/10点レビュー 29件。Dランク


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全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(6pt)

ゾクッとするストーリー

小説の中の現実と小説の中で作家が書く小説の世界が交互に展開され、途中どちらがどちらなのか分からなくなります。それが後半収斂されていき、結末は・・・。三津田ワールド全開のなんかゾクッとするストーリー。ただ、最後はやや消化不良の感がしたのが残念なところでした。

タッキー
KURC2DIQ
No.6:
(3pt)

ミステリとしてもホラーとしても中途半端な上、投げっぱなしのようなラストが不満

私の好きな作家の一人、三津田信三氏のデビュー作ということで期待したのですが、いろんな意味でこれは私にはダメでした。

まず衒学趣味ですらない単なる作者の趣味の垂れ流しが酷いです。
ミステリについては、自分も好きな題材であることに加え、乱歩のくだりですとか中身のある内容を語ってるからいいのですが、ホラー映画についてはマイナー作品も含めた単なる自分の好きな作品の垂れ流しのような駄文についていけません。まさに「辟易」します。

そして中身に関しては、ホラー:ミステリの割合が8:2ぐらいでホラー寄りの作風なんですが、肝心のホラー作品として全然怖くなかったです(表紙は怖いですけど)
何故怖くないかというと、作中作となる主人公の作者の書いている同人世界にしろ、作者自身の身の回りパートにしろ、はっきり何を怖がればいいのかわからないからです。
確かにホラーには「そもそも何故怖いのかわからないゆえの怖さ」や「怖がる対象について本当に何もわからない故の怖さ」ってのはあると思いますし、それを狙っているのかもしれないのですが、最低限恐怖の対象へのイメージや説明がないと読者としては怖がりようがないです。

あと結局説明不足のまま終わってる部分が多すぎます。
ホラーなんだから、別に理屈で説明がつかなくてもいいですよ、あえて謎として残っててもいいですよ、でもこの作品の場合あまりにも放置された謎の数が多く、また単純に「物語」としてそこを放置したらオチてないだろ。って部分まで投げっぱなしにされていて不満です。

もしこの作品を最初に読んでいたら「この作者の話は二度と読まねー」となっていたでしょうから、その後『刀城言耶シリーズ 』で化けてくれて、そして私はそちらから読むことが出来て幸いだったと思いました。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.5:
(3pt)

忌館 ホラー作家の棲む家の感想


▼以下、ネタバレ感想

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カミーテル
MCFS6K6O
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

忌館の感想

主人公は本作の作家であり、編集者でもある三津田信三氏自身。
三津田氏は執筆のインスピレーションを求め、イギリス建築の洋館に住みます。
洋館を「人形荘」と名付け、同人誌「迷宮草子」に連載した「忌む家」のモデルにします。
「忌む家」は三津田氏の分身である「津口十六人」の登場といった、筆者の想定外な展開もあるが、スラスラと筆が進んでいきます。
しかし、現実世界で津口十六人を名乗る存在といった、不気味で三津田氏には身に覚えのないことが起こり始めます。
作家の手から作品も洋館も現実も離れ、勝手に進んでいく。
いったい過去に、そして今何が起きているのか―…と、ざっくりいうとこのような展開です。
三津田氏自身が作中で言っているように、幻想怪奇系小説であり、ミステリ<ホラーの作品だと思います。
そのため、ミステリのような推理による伏線回収・説明はあまりありません。
どちらかというとホラーの雰囲気を楽しむものであり、伏線なども雰囲気で察する作品だと思います。
主人公=三津田信三ということで、おそらく実際に作者が行ったこと(編集作業など)を合間合間に挟んでいます。
ノンフィクション感は出るかもしれません。
しかし、編集に限らず何か説明する際、作家○○の「○○○」のような~といった他作家の作品を例に挙げることが多すぎる気がしました。
ミステリやホラー好きで、それらの作品を読了している人はニヤリとするのかもしれませんが、私はそこまで知識豊富ではないので、例とし出されてもよくわからないことが多かったです。
説明や紹介が長くて少しだれてしまいます。
このあたりは、この本はそもそも三津田氏のデビュー作の改訂版とのことなので、自作以降もっとスッキリした雰囲気になるのか、それとも「三津田信三らしさ」となるのかわかりません。
私は冗長と感じましたが、逆に好みという人もいるのかなと思いました。
作者が主人公で、同人誌にも更に分身がいる
洋館があり、同人誌にも洋館がある
物語の発想は面白く、ノンフィクション感を出すことで更に不気味な雰囲気を醸し出していると思います。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.3:
(8pt)

ホラー作家の棲む家の感想

描写表現の巧さ、設定のよさ、不気味な雰囲気など三津田さんらしい作品。
作中作と主人公サイドが上手く合わさっていて、展開のテンポがよく、不気味さも相まってよい。
これは三津田さんの作品のいくつかに言えることたが、若干尻切れのようになってしまっているのが残念。

hiro-m
4K1CCRGG
No.2:
(7pt)

ホラー作家の棲む家の感想

「虚構」と「現実」が混じり合うメタ・ホラーの新境地!三津田さんの原点である本作ではその後の活躍を予感させる小説としてぐいぐい作品世界に引っ張る力がありました!ミステリ要素は少ないですが、ゾクゾク系ホラーが好きな自分としては終わり方も含めて大満足!

ジャム
RXFFIEA1
No.1:
(4pt)

ホラー作家の棲む家の感想

海堂尊の医療蘊蓄のように、この作品は出版業蘊蓄が過ぎると思います。その分野に興味がなければ眠くなってしまいます。
作者の体験談の様な語り口に感情移入しやすく、物語の主人公である作者の視点で事件に恐怖することができます。
どこまでが創作か解らないほど現実的です。これほどまでリアルなフィクションを読んだことがありません。

判子
9NSL6FZ2
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