百蛇堂 怪談作家の語る話
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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先日レビューした『蛇棺葬』が今作の作中作という形になる、『蛇棺葬』の謎を解く完結編(ややこしい) | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「蛇棺葬」に続けて読んだ。冒頭から結構延々と続く、出版界の蘊蓄は読み飛ばして、前作に関わってくるところからきちんと読んだ。(もっとも、全部読み終わってから考えると、読み飛ばした部分の意味というか意義は分かる気がするが。)前作の語り手の実年齢については早いうちに気付いていたが、もう一つの不可思議の謎解きには驚いた。それでも、読み終わってから、いろいろと2巻とも具体的に思い返すと、あれ、あそこは結局どうなったんだっけ、何が結局起こったんだっけ、この人は結局誰だったんだっけ、と、張られた(と私が思った)伏線が実は回収されていないんじゃないか、と気付いた。というか、作者は回収するつもりがなかったと思う。そこが私には怖ろしく感じた。特に最後の「蛇足」、これには考え込んだ。これを書いているのはいったい本来誰だった人なのだろう?それとも、二人が融合した別人格なのだろうか?それとも「人」ですらないのだろうか。 作者の、探偵が登場するシリーズ物をいくつか読んだが、それよりもこの連作の方がずっと面白かった。面白い、と言うのはちょっと違うか。読み終わると読んだ側の頭の中に棲みついて、読み手は作品についてああでもないこうでもないと、いつまでたっても考えたくなくても考えてしまうような、いやな作品だと思う。 | ||||
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「蛇棺葬」に続けて読みました。前作もとてもおもしろかったのですが、続編のこちらはさらにすごいことになっていました。読み始めたら止まらなくなってしまい、600ページ超を5時間ぶっ続けで読んでしまいました。 よくこんな複雑な話を考えつくなと思います。前作もデビュー作の「忌館」もそうでしたが三津田氏自身が主人公で登場し、実際の編集者としての業務や日々の生活がそのまま折り込まれているため、どこまでが実話でどこからがそうでないのかわからなくなってきます。ひょっとしたらこれはある程度まで本当に作者が体験されたことなのでは・・?と思わせるうまさがあり、そう考え始めると怖さが止まりません。 ただ持ち込まれた原稿を出版しようとしただけなのに、その作者の怪しくも深刻な境遇に関わりすぎたように見えた三津田氏ですが、実はそれだけではなかったことが最後にわかってくるにつれて、その気持ち悪さが倍増していきます。祟りのようなものが当事者だけでなく、ほんの少しだけ関わったにすぎない者にも悪意を及ぼしていく様子が恐ろしいです。 私は何も知らず、このシリーズの一番最後である「凶宅」を先に読んでしまいました。それで「なんだかいまひとつだなあ」と思ってしまったのですが、先にこんな過去やいきさつがあったのを知ると当然見方が変わってきます。これから再読してみようと思います。 柴田よしきさんのあとがきまでが本編に便乗するかのように非現実感を高めています。最後の1ページまで力作です。 | ||||
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読んでしまった。 おもしろかったー。 三津田さんのこういう展開大好物です(笑) | ||||
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本作がおねショタ的な観点から高い熱量を内包していることは識者の諸兄には共通認識であると思われますが、飛躍的にこのエネルギーを増大させる手法を発見いたしましたので、この場をお借りし発表致します。 冷淡であるかに見えた義母の言動その語尾に『❤(ハートマーク)』を加える、ただこれだけで義母殿の内なる情動が顕在化することでおねショタ指数が飛躍的に高まることが実証済み。 特におすすめは「なにしてるの…」の台詞。三津田さんなんちゅうものを書いてくれたんや…!(歓喜) | ||||
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三津田さんワールド | ||||
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