シェルター 終末の殺人
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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核ミサイルが落ちたと思しき世界で核シェルターの中に命からがら逃げ込み、外の世界の情勢不明、何時出ることができるかも判らない状況で起こる連続殺人事件という、まさに究極のクローズドサークル物。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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物理的なトリックに関しては想像するのが苦手なため流し読みさせて頂いた。この時点で本格ミステリが好きな方には私のレビューは当てにならないだろう。 話の雰囲気は好きである。謎の核爆発、シェルターという完全な密閉空間で次々と殺されていく。なんとか日常生活を送ろうとする者、犯人探しをする者…主人公である三津田信三は逃げる際に犠牲を出した事を悔いつつも真実に迫って行く…異常な状況の中での淡々とした人間描写はいつもの三津田作品の安定感がある。 オチについてだが、全てが三津田の罪悪感が見せた幻想だったと言う真相は驚いた、と同時に賛否が分かれるだろうなと思った。私としてはシェルターの持ち主あたりが仕掛けた壮大なドッキリなのでは…?と考えていたので、この真相にはゾッとした。 三津田は同行者を全て犠牲にしていたのである。しかも彼らを救うチャンスはあったにも関わらず、彼は危険を避けるため無意識にそれを踏みにじってしまった。しかしいつまでも自分に嘘はつけず、最終的に全てを思い出し、危険が去った今、彼はシェルターの扉を開けて現実と向き合わなければならない。彼の将来が明るいものであることを願う。 | ||||
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クローズドミステリとしてものすごく魅力的な設定なんですけれどミステリファンとしては、は???となってしまうオチでした 三津田信三氏の作品は初めてでしたが多分もう手に取ることはないでしょう | ||||
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核シェルターという閉鎖空間での連続殺人事件。 クローズドサークルどころか、「そして誰もいなくなった」に通じる展開。 しかし、そこは三津田氏なので、アクロバティックな展開がある。 ・・・のだけど、刀城シリーズを期待すると外れるかも。 主人公の一人称で描かれ、色々伏線もあるのだけど、退屈な展開が多い。 ダラダラとした内面描写はしつこくて退屈。 意外性は十分あるのだけど、核シェルターという仕掛けの大きさ、それまでの経緯など、話が広がっている割には、謎に向けて話がどんどん収縮してしまって面白みがない。 筆者のホラー映画の蘊蓄が展開されるのも、同じ映画ファンの私から見れば楽しいが、マニアックなファンでなければチンプンカンプンだろうし、密室トリックもこじつけのそしりを免れないのでは? (もちろん、そこも含めてオチはあるのだけど) 並の作家なら力作となるが、三津田氏の作品としては物足りない。 | ||||
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著者の核シェルター内に閉じ込められた6人の人物が内部で謎の連続殺人事件に巻き込まれる長編ミステリー。 こう言われるとミステリーファンは岡島二人の名作「そして扉は閉ざされた」を思い起こしてしまうが、勿論それを踏まえての著者ならでの新たな展開が模索されている。 究極のクローズドサークルものとして途中までは大変面白い。 だが、途中から若干メタ臭さが漂ってくるあたりから、予想が付いてしまうが、この結末の付け方には確実に賛否両論となるだろう。 物語的にはきちんと決着がついているが、ネタとしてはジョン・キューザック主演でジェームズ・マンゴールド監督の2003年公開のアイデンティティと同じである。本作の発表は2004年ということは明らかにそれを下敷きにしているということだろう。 | ||||
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この小説の主人公は「三津田信三」です。それがわかっていればこれもありです。 | ||||
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