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シェルター 終末の殺人
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シェルター 終末の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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物理的なトリックに関しては想像するのが苦手なため流し読みさせて頂いた。この時点で本格ミステリが好きな方には私のレビューは当てにならないだろう。 話の雰囲気は好きである。謎の核爆発、シェルターという完全な密閉空間で次々と殺されていく。なんとか日常生活を送ろうとする者、犯人探しをする者…主人公である三津田信三は逃げる際に犠牲を出した事を悔いつつも真実に迫って行く…異常な状況の中での淡々とした人間描写はいつもの三津田作品の安定感がある。 オチについてだが、全てが三津田の罪悪感が見せた幻想だったと言う真相は驚いた、と同時に賛否が分かれるだろうなと思った。私としてはシェルターの持ち主あたりが仕掛けた壮大なドッキリなのでは…?と考えていたので、この真相にはゾッとした。 三津田は同行者を全て犠牲にしていたのである。しかも彼らを救うチャンスはあったにも関わらず、彼は危険を避けるため無意識にそれを踏みにじってしまった。しかしいつまでも自分に嘘はつけず、最終的に全てを思い出し、危険が去った今、彼はシェルターの扉を開けて現実と向き合わなければならない。彼の将来が明るいものであることを願う。 | ||||
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クローズドミステリとしてものすごく魅力的な設定なんですけれどミステリファンとしては、は???となってしまうオチでした 三津田信三氏の作品は初めてでしたが多分もう手に取ることはないでしょう | ||||
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核シェルターという閉鎖空間での連続殺人事件。 クローズドサークルどころか、「そして誰もいなくなった」に通じる展開。 しかし、そこは三津田氏なので、アクロバティックな展開がある。 ・・・のだけど、刀城シリーズを期待すると外れるかも。 主人公の一人称で描かれ、色々伏線もあるのだけど、退屈な展開が多い。 ダラダラとした内面描写はしつこくて退屈。 意外性は十分あるのだけど、核シェルターという仕掛けの大きさ、それまでの経緯など、話が広がっている割には、謎に向けて話がどんどん収縮してしまって面白みがない。 筆者のホラー映画の蘊蓄が展開されるのも、同じ映画ファンの私から見れば楽しいが、マニアックなファンでなければチンプンカンプンだろうし、密室トリックもこじつけのそしりを免れないのでは? (もちろん、そこも含めてオチはあるのだけど) 並の作家なら力作となるが、三津田氏の作品としては物足りない。 | ||||
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著者の核シェルター内に閉じ込められた6人の人物が内部で謎の連続殺人事件に巻き込まれる長編ミステリー。 こう言われるとミステリーファンは岡島二人の名作「そして扉は閉ざされた」を思い起こしてしまうが、勿論それを踏まえての著者ならでの新たな展開が模索されている。 究極のクローズドサークルものとして途中までは大変面白い。 だが、途中から若干メタ臭さが漂ってくるあたりから、予想が付いてしまうが、この結末の付け方には確実に賛否両論となるだろう。 物語的にはきちんと決着がついているが、ネタとしてはジョン・キューザック主演でジェームズ・マンゴールド監督の2003年公開のアイデンティティと同じである。本作の発表は2004年ということは明らかにそれを下敷きにしているということだろう。 | ||||
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この小説の主人公は「三津田信三」です。それがわかっていればこれもありです。 | ||||
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商品ページにある著者からのコメントのとおり、表向きは「究極の嵐の山荘連続殺人」ミステリィではあるが その実、著者の個人的な?趣味であるホラーやミステリー映画について存分に語った私小説風ミステリィ。 著者の趣味が大きく出たという意味では「スラッシャー 廃園の殺人」に近いのかなと思う。ただし、こちらは ホラー要素が強いのに対し、本作は純粋な推理小説としても読みごたえがある。 舞台設定や用意された謎は非常に魅力的。それだけに、謎解きの段階に至ってはあまりにスッキリとはいかない 結末にはいささか期待を裏切られた気分になった。 (基本的にはフェアであることを心掛けてはいるものの、単なる辻褄合わせに感じてしまう箇所も多かったり) とはいえ要所要所で登場する、ホラー映画を中心とした薀蓄には純粋に興味をそそられたのも事実。面白そうと 思ったものはあとで検索をするためメモを取ったほど。好きな人は、これだけで楽しめる作品かも知れない。 | ||||
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三津田氏の大ファンである。 一応、全ての書籍は購入している。この作品も楽しみにしていたものだ。 今では手に入らなかったので、文庫化に伴いすぐに注文した。 それを踏まえてあえて評価するが、氏はミステリ作家としては二流以下であると言わざるを得ない。 確かに過去のものである。氏が大幅に改訂していても、話の大きな流れは変えられないだろう。 それでも、ミステリファンとしての氏はこの本を読者として読んだとき満足なのだろうか。 この作品は「いつもの三津田信三」を求める人には80点くらいであろうと思う。 だが、「ミステリファン」には20点以下ではなかろうか。 私は氏の書籍に漂うホラーの匂いが大好きだ。 「ホラー作家」としての氏の今後に期待する。 | ||||
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世界が突然終末を迎え、偶然にも核シェルター内に非難することができた主人公達 極限的閉鎖空間 何故、このような状況下で連続殺人が発生するのか その動機に興味をそそられ、読み進めました まさかの展開でした トリックは「針と糸」系の古典的物理トリック 「ある種のSF的状況」と「古典的物理トリック」の組み合わせ なかなかの相性でした また、著者の作品らしくホラー映画の蘊蓄が爆裂してます これは「スラッシャー 廃園の殺人」への伏線か 違うか、単なる著者の趣味だろう | ||||
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設定はSF、雰囲気はホラー、内容はミステリ、結末は・・・ という著者ならではの一筋縄ではいかない作品です。 確かにホラー映画の蘊蓄がものすごーく濃いですが、 あまり興味がなければ飛ばし読みもできるので、問題はないですよ。 徐々に段々と盛り上がってゆくサスペンスはさすが! 初対面で何の動機も発生するはずのないメンバーの間で起こる 連続殺人の、その「理由」に愕然としました。 この人の書く小説は、妙なんですけど良いです。 | ||||
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設定はSF、雰囲気はホラー、内容はミステリ、結末は・・・という著者ならではの一筋縄ではいかない作品です。確かにホラー映画の蘊蓄がものすごーく濃いですが、あまり興味がなければ飛ばし読みもできるので、問題はないですよ。徐々に段々と盛り上がってゆくサスペンスはさすが!初対面で何の動機も発生するはずのないメンバーの間で起こる連続殺人の、その「理由」に愕然としました。この人の書く小説は、妙なんですけど良いです。 | ||||
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シチュエーションが面白そうなので手に取ったが、核爆発を避けシェルターに閉じこもっている(?)登場人物達は緊迫感が全然無く、冗長な会話ばかり続けるありさま。 シェルターでホラー映画のライブラリーを見つけた主人公は、延々とホラーやミステリーについて蘊蓄を傾ける始末。 僕の能力では、この物語の最後までつき合うことができず、三津田 信三さんには悪いけど半ばで挫折しました。 蛇足ながら、せめて「名探偵コナン」みたいな展開にした方が読みやすいかも・・・ | ||||
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外界と完全に隔絶された核シェルターの中、協力して生き残るべき状況下で起こる連続殺人。 犠牲者が出る度に増していく緊張感。 スリリングで先の見えない展開の中、アガサ・クリスティの名作を思い浮かべながら読み進めた。 途中で幾度も繰り広げられる推理合戦に、これは本格ミステリかと思いつつも、三津田信三の事、一筋縄では行かないであろうことも予想できるので、もしかしたらメタ・ミステリな展開もあり得るかも、といろいろ想像したりもした。 矢張り、結末は予想もしていなかった方向に収斂していき、最後まで緊張感を持続させながら楽しめた。 途中で繰り広げられる、ホラー映画談義も面白く、久しぶりにダリオ・アルジェント監督作品を観たくなった。 | ||||
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