(短編集)

生霊の如き重るもの



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初公開日(参考)2011年07月
分類

短編集

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生霊の如き重るもの (講談社文庫 み 58-13)

2014年07月15日 生霊の如き重るもの (講談社文庫 み 58-13)

奇っ怪な分身、“生霊”の目撃談が語り継がれる奥多摩の旧家、谷生家。それが現れるとき、当人に死の影が指すと恐れられる謎の現象である。同家を訪れた刀城言耶は、そこで不可解な復員兵の死に遭遇するのだが…。表題作他、全五編を収録した“学生時代の事件簿”と言うべき“刀城言耶”シリーズ第二短編集。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

生霊の如き重るものの総合評価:7.89/10点レビュー 9件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

生霊の如き重るものの感想

「刀城言耶シリーズ」は幼き日のノスタルジーに浸る悦びをもたらしてくれます。人生の終盤に生きる私には記憶の底に眠る出来事の数々を引っ張り出し、時に切なく時に微笑ましく、懐かしい想い出を味わう時間を与えてくれます。
特にこの短編集は、記憶の断片を遡ることのできる限界の小さき頃に「世の中には奇妙で不思議な出来事が溢れている」ことに気づき、漠然なる恐怖と孤独に襲われた感覚を呼び戻してくれました。
南方の伝承文化、彼の国の怪奇現象、世界の文学や宗教、人間心理、数えきれない知識を組み合わせで練られたトリックを、まだ遠くない昭和の時代を舞台に、その記憶を留める読者の感性に潜り込む…三津田氏の手法にまたしてもやられてしまいました。

はつえ
L7BVQMDY
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

生霊の如き重るものの感想

待望の刀城言耶シリーズ、最新短編集!怪奇ホラー的には「屍蝋」、本格ミステリ的にはダントツで「顔無」が良かった!後、キャラ的には阿武隈川烏先輩が相変わらず濃すぎる(笑)

ジャム
RXFFIEA1
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No.7:
(4pt)

本格のためなら、悪魔に魂をうってもかまわない

本格のためなら、悪魔に魂をうってもかまわない とおもわれる作者の意気込み。ここまでやられたら脱帽。「凶鳥…」では、解決編で本が手から滑り落ちた。そこまではいかなくとも短編として十分楽しめる。
生霊の如き重るもの (講談社ノベルス ミG- 8)Amazon書評・レビュー:生霊の如き重るもの (講談社ノベルス ミG- 8)より
4061827898
No.6:
(5pt)

こわいのにひきこまれる。

こわいのに引き込まれる作品です。現代ではないですが、そんな村や家があるような気がしてきます。
生霊の如き重るもの (講談社ノベルス ミG- 8)Amazon書評・レビュー:生霊の如き重るもの (講談社ノベルス ミG- 8)より
4061827898
No.5:
(4pt)

重複して買ってしまったが…

以前、買ったことのある、つまり読んだことのあるミステリーでした。
お金を出して再読した、ということになるわけでありますけれど、「タイヘンな損をしてしまった」という気持ちはなかったです。
全てのストーリー、全ての物語の犯人は知ってしまってましたが、それでも面白く読むことができました。
プロットとかトリックとか言う前に、ワンパターンではあるかもしれないけれど、この作家の表現力の巧みさに読み入ってしまうのだろうな、と思う次第であります。
しかし、このシリーズは似たようなタイトルなので紛らわしくてしようがない。まさか、「二度買い」を増長するために勘案されたものではない、とは思うけれど…
生霊の如き重るもの (講談社ノベルス ミG- 8)Amazon書評・レビュー:生霊の如き重るもの (講談社ノベルス ミG- 8)より
4061827898
No.4:
(4pt)

刀城言耶が好きか、嫌いか。

著者、三津田信三が生み出した風変わりな怪異譚蒐集家探偵、刀城言耶ルーツの一端を垣間見る短編集。
短編と言っても、五作品共存外ボリュームがありますがそこは刀城言耶がまだ学生時代の怪異事件だけに
「厭魅の如き憑くもの 」からのシリーズ作品の様な唖然とする様なホラー・ミステリー大作とは異なり
名刺代わりのライトな「ホラー・ミステリーっぽい作品」が自分の感想です。

この作品は粗も多いし、かなり強引とも言える結論に達する作品もあるので評価は極端に分かれるかもしれませんね。
人によっては怒ってしまったり、呆れてしまったりする方もいるかも・・・

じゃあ面白くもないのに☆4つか?と問われれば、矛盾を承知で自分は面白かったと答えます。
理由は単純。 自分は刀城言耶が好きなのだと解ってしまったから! この一点で今作は
このシリーズのファンである自分にとって大変に意味のある作品となったのです。

古今東西、名探偵の活躍する作品数有れど、結局は好みの国、時代背景や作風、空気感・色彩感と主人公である
探偵、明智小五郎や金田一耕助の有名どころから御手洗潔、神津恭介、京極堂、江神二郎、桑原タタル等
読者がシンパシーを感じる探偵との出会いが全てなのではないでしょうか。
自分にとって刀城言耶はこれから何度でも会いたい探偵さんになっていたのでした。

今作のレビューに戻りますれば、刀城言耶シリーズの空気感は感じる事が出来ると思います。
そして個人的に鬱陶しくて堪らない阿武隈川烏も登場しイラつかせてくれます。
思うに今作は第一子が生まれた友人からニコニコ顔で子供の写真と子供ネタを語られまくる状況に似た
感覚を覚えました(笑)
つまり著者、三津田信三が可愛くて堪らない刀城言耶の過去のエピソードを怪異譚を交え楽しそうに
語るのを聞きたいか、聞きたくないか。 聞きたい人は楽しめ、興味無い人は詰まらないと云う作品なのかなと。
生霊の如き重るもの (講談社ノベルス ミG- 8)Amazon書評・レビュー:生霊の如き重るもの (講談社ノベルス ミG- 8)より
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No.3:
(3pt)

サブキャラが作品を殺す

トリックや謎解きもいいが、何よりも独特な妖しい雰囲気に浸りたくて読んだのだが
阿武隈川烏、この不快なだけの書き方しかされていないサブキャラが作品の雰囲気を台無しにしている。
烏のようなキャラは普通どこか憎めない部分や長所も描かれるようなものだろうが、彼にはそれがない。
徹底的に憎まれ役扱い、物語の中で彼は毛嫌いされ誰にも好かれることはない。
彼の出てくる場面だけ読んでいて嫌な気分になる。なぜそんなキャラを出し続けるのだろう? 
烏にはモデルになった人物が居て、その人を作者が憎んでいるとしか思えない。
生霊の如き重るもの (講談社ノベルス ミG- 8)Amazon書評・レビュー:生霊の如き重るもの (講談社ノベルス ミG- 8)より
4061827898



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