(短編集)

作者不詳 ミステリ作家の読む本



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初公開日(参考)2002年08月
分類

短編集

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作者不詳 ミステリ作家の読む本 (上) (講談社文庫)

2010年12月15日 作者不詳 ミステリ作家の読む本 (上) (講談社文庫)

奇妙な同人誌「迷宮草子」の恐怖!恐怖! 古書店で主人公は奇妙な同人誌を入手する。収録された七編のミステリ小説の謎を主人公と友人、飛鳥信一郎は解いていく。「作家三部作」第2弾文庫化。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

作者不詳 ミステリ作家の読む本の総合評価:7.82/10点レビュー 33件。Aランク


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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

傑作短編集やと思う。

個人的には『首無〜』より好きかも。問題編解答編を交互に繰り返していくっていうのがテンポ良くて読みやすい。クセの強い文章も短編集だと割とすんなり読めるのもいい。

すえさだ
ZKC29U3R
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

短編集というのは少し違う……作中作を題材としたホラー&本格ミステリとでも言うべき作品?

『作家シリーズ三部作』の二作目。
前作の『忌館 ~ホラー作家の住む家~』はホラーとしてもミステリとしても中途半端な上に、全てが消化不良ではっきり言って全く面白くもなければ納得もいかないと感じた作品でしたが、今作については点数にも表れているように、結論から言うと面白かったです。
しかしなんとも説明するのも、感想を述べるも、どう評価すべきかも非常に難しい作品だと感じました。

まず紹介ページのタイトルの後ろに(短編集)とついていますが、この作品そのものを短編集と分類するのは少し語弊があります。
この本の作中に出てくる”迷宮草子”という本が短編集の形式で出来ており、その一作一作の謎を主人公達が解き明かしていくという、作中作形式の話になります。(ややこしいですが)
ただ当然ながら”迷宮草子”はただのミステリ短編集ではなく、読んだ者の身に一話ごとに怪異が襲い掛かり、そしてこの本の謎を解かない限りその怪異が消えることはなく、さらには読んだ者はやがてその姿を消すことになる……という恐ろしい曰くを持ったもので、主人公達は日々襲い来る怪異に悩まされながら、命がけの謎解きを行っていきます。
そんなオカルトな題材を扱ったホラー作品でありながら”迷宮草子”の個々の短編の謎はあくまで「本格ミステリ」の形式がとられており、導かれる回答も極めて論理的という、まさにこの作者の代名詞でもある、ホラーと本格ミステリの融合を果たしている作品と言えます。
また作中作となる個々の話もいろいろな本格ミステリのジャンルやテーマをバラエティ豊富に取り揃えながら、それ単体でも十分楽しめるクオリティを携えており、上下巻のボリュームながら飽きることなく楽しませてくれる、まさに「力作」とも言える作品だと思いました。

なお、この作品はクローズドサークルタグが付いていますが、この作品自体は全くクローズドサークルではありません。
ただ、上にある作中作の短編作品の中にクローズドサークル形式の作品が含まれるほか、謎解きの際にもクローズドサークル談義(?)が交わされるので、クローズドサークル好きにもおすすめできる作品であると言えるでしょう。



▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

作者不詳 ミステリ作家の読む本の感想

古本屋から曰く付きの『迷宮草子』という同人誌を入手した飛鳥と三津田。そこには7つの物語が。作中の謎を解決できなければ、作品と同じ怪異を体験しやがては・・・この同人誌を読んだ読者はいずれも行方不明になっているという死の読書に挑む二人。この設定だけでワクワクします。そしてラストはあぁ今回はそうくるのね的な感じで、二転三転、読者を相変わらず振り回した感がありましたが、個人的にはちょっと余計だった気が。一つひとつの短編はすごく楽しめましたし、なんとも言えない世界を堪能しました。

タッキー
KURC2DIQ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

作者不詳~ミステリ作家の読む本の感想

上)これぞ「刀城言耶シリーズ」に至る作家三津田信三の原点!古書店で見つけた同人誌「迷宮草子」の一編を友人の飛鳥とともに読んだ私は、次々と現実でも不可思議な怪異に襲われる!もしや、この「迷宮草子」の謎を解かなければ自身の命すら危ういのでは?一編一編が独立した推理短編になっており、刀城言耶シリーズでおなじみのどんでん返しに次ぐどんでん返しの手法は本作から誕生したのでしょう。さあて、この連作全体を包む謎の答えは如何に?

(下)ついに明かされる同人誌「迷宮草子」の戦慄すべき真実とは?その後の「本格ミステリ作家三津田信三」を創りだした原点がここに!「そして誰もいなくなった」に始まる「テン・リトル・インディアン型ミステリ」を著者が「朱雀の化物」、「首の館」と大胆にも両極といえる二つの理想的な作例を提示してみせたのも高評価!

ジャム
RXFFIEA1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.29:
(3pt)

ノベライズ本を読みましたが

図書館でノベライズ版を借りて読みましたが、まさか新刊として上下巻に分かれたハードカバーに加筆修正があるだけでなく結末まで違うことを、こちらのレビューを見て知り、驚きました。
こちらは作者三部作シリーズの二部目ですが、自分は先に三部作目の2冊、一部作目、と順番通りに読んでおらず、それも影響してか、結末まで読んで正直、えぇ、そんなオチ!?となってしまい、合いませんでした。
刀城言耶シリーズでファンになったので、20年近く前の初期の作品が自分には合わないのも仕方ないのかなとは思いましたが、結末以外は、提示されるそれぞれの物語も、それの解決を迫られる物語も、3部作目の2冊よりは遥かに面白かったです。
作者不詳 ミステリ作家の読む本 (上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:作者不詳 ミステリ作家の読む本 (上) (講談社文庫)より
4062766213
No.28:
(5pt)

満足です

隠れた名作ですが、なかなか手に入らなかったものが、Amazonで簡単に手に入りました。
作者不詳 ミステリ作家の読む本 (上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:作者不詳 ミステリ作家の読む本 (上) (講談社文庫)より
4062766213
No.27:
(5pt)

掘り出しものです。

店頭では、手にはいらないですが、非常に面白いホラー小説です。
作者不詳 ミステリ作家の読む本 (下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:作者不詳 ミステリ作家の読む本 (下) (講談社文庫)より
4062766221
No.26:
(5pt)

ノベルズ版と文庫版の圧倒的な結末の差

本作のノベルズ版を読んだ時、その年のベストに入る作品だと実感しました。ところが、レヴューを見ると低い評価が目につきました。レヴューを読み進めて行くと、どうやら文庫版とノベルズ版の評価がいっしょになっているようです。私もあらためて文庫版を読んで納得しました。レヴューの中でご指摘されている方もいらっしゃいましたが、ノベルズ版と文庫版は結末が全く違います。
ここからはネタバレはありませんが、若干、その違いに触れています。

ノベルズ版ではところどころ文章中に伏線があり(たとえば文章中の文字が写植ではなく手書きになっていたり、文章の並びのレイアウトが不自然になっていたり)、その部分が最終的な結末につながっています。で、その結末は文庫版に比べ、前作との連続性が明確になるとともに、文庫版とは比べものにならないほど救いのない物語となっています。確かに文庫版の結末は現在ではありきたりと言われても当然のものです。以降の作品で三津田信三氏が久々に恐怖と探偵小説を融合させた傑作を生み出しているのにも関わらず、何故、文庫版でこんな改変をしたのか悩むところです。それはそれとして、文庫版で満足できなかった皆さんは一度、ノベルズ版をお読み頂くことをおすすめします。
作者不詳 ミステリ作家の読む本 (上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:作者不詳 ミステリ作家の読む本 (上) (講談社文庫)より
4062766213
No.25:
(5pt)

お得

わずか2冊の中に、短編7冊およびその謎解きが積み込まれ、大変お得に感じる
作者不詳 ミステリ作家の読む本 (下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:作者不詳 ミステリ作家の読む本 (下) (講談社文庫)より
4062766221



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