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(短編集)
作者不詳 ミステリ作家の読む本
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作者不詳 ミステリ作家の読む本の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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図書館でノベライズ版を借りて読みましたが、まさか新刊として上下巻に分かれたハードカバーに加筆修正があるだけでなく結末まで違うことを、こちらのレビューを見て知り、驚きました。 こちらは作者三部作シリーズの二部目ですが、自分は先に三部作目の2冊、一部作目、と順番通りに読んでおらず、それも影響してか、結末まで読んで正直、えぇ、そんなオチ!?となってしまい、合いませんでした。 刀城言耶シリーズでファンになったので、20年近く前の初期の作品が自分には合わないのも仕方ないのかなとは思いましたが、結末以外は、提示されるそれぞれの物語も、それの解決を迫られる物語も、3部作目の2冊よりは遥かに面白かったです。 | ||||
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隠れた名作ですが、なかなか手に入らなかったものが、Amazonで簡単に手に入りました。 | ||||
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店頭では、手にはいらないですが、非常に面白いホラー小説です。 | ||||
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本作のノベルズ版を読んだ時、その年のベストに入る作品だと実感しました。ところが、レヴューを見ると低い評価が目につきました。レヴューを読み進めて行くと、どうやら文庫版とノベルズ版の評価がいっしょになっているようです。私もあらためて文庫版を読んで納得しました。レヴューの中でご指摘されている方もいらっしゃいましたが、ノベルズ版と文庫版は結末が全く違います。 ここからはネタバレはありませんが、若干、その違いに触れています。 ノベルズ版ではところどころ文章中に伏線があり(たとえば文章中の文字が写植ではなく手書きになっていたり、文章の並びのレイアウトが不自然になっていたり)、その部分が最終的な結末につながっています。で、その結末は文庫版に比べ、前作との連続性が明確になるとともに、文庫版とは比べものにならないほど救いのない物語となっています。確かに文庫版の結末は現在ではありきたりと言われても当然のものです。以降の作品で三津田信三氏が久々に恐怖と探偵小説を融合させた傑作を生み出しているのにも関わらず、何故、文庫版でこんな改変をしたのか悩むところです。それはそれとして、文庫版で満足できなかった皆さんは一度、ノベルズ版をお読み頂くことをおすすめします。 | ||||
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わずか2冊の中に、短編7冊およびその謎解きが積み込まれ、大変お得に感じる | ||||
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上下巻の上が2月末に届いており、こちらは5日着との事でしたが、届いたのが9日でした。 本自体は綺麗でしたが、続きが読みたかったのに読めず、また少し心配になり残念でした。 | ||||
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上下巻通してのレビューです。 ミステリとホラーの融合を図る作家シリーズ第二弾。第一弾はホラー寄りだったのに対して、今回はミステリ寄り。 上下巻に渡る長編でありながら、7つのミステリ短編が収録されている贅沢な造り。それでいてオムニバスや連作短編ではない、メタ構造を得意とする三津田信三ならではの極めて珍しい構成。 これらの短編を読むだけで、ミステリーの基本テーマを抑えられるのが凄い。密室殺人、クローズドサークル、多重推理、意外な犯人、叙述トリック……刀城言耶シリーズの元ネタみたいのもいくつかあったり。しかし、どのテーマもクオリティが高いのは凄い。 特に「霧の館」が素晴らしい。鮎川哲也の『本格推理』に入選しただけあって、ある一点で全ての謎がすっきり氷解するのは見事としか言えない。 完成度が最も高かったのは「朱雀の化物」だと思うが、正直ヒント多すぎて真相がすぐにわかってしまった。逆に「首の館」はあれだけ大胆にヒントが書いてあるのに全く気づけなかった。お見事。 そして全ての大オチ。よくもまぁ毎回毎回、ここまでひっくり返せるもんだと感心する。序盤から違和感はあって、まぁフィクションとしてのご都合主義というかお約束だろう(ただメタ性や構成が凝ってるから普通の作品より違和感が目立つだけで)と思っていると、それが全て伏線で、メタ仕掛けの一種というやり口は、来るぞ来るぞとわかっているのに騙される。 ちなみに今作もホラーやミステリーの薀蓄が満載でそういう意味でも楽しめる。「テン・リトル・アン・インディアン型ミステリ」の評論には唸らされた。確かに、パターン多い割にはクローズドサークルで一括りにされがちだよね。 | ||||
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構成は好きなのですが、一話読むごとに訪れる怪異の肩透かしなこと。 全く臨場感がなくどういうスタンスで受け入れるべきなのかわからない。 一言でいうとつまらない。 他の作品では極上の恐怖が味わえるのに、これは笑えない楽しくない冗談を聞かされているような感じ。 読み終わった瞬間、うん、という感想しか浮かばなかったです。 最後のオチは蛇足.... これはホラーなの? ミステリーですらなく私にはギャグでした。 好きな話しではないですし、怪異はがっかりだけれど作品として破綻なく読めますので星3です。 | ||||
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第一作『忌館 ホラー作家の棲む家』に続く、著者である"三津田信三"の名が作中に登場するシリーズの第2弾である本作ですが、ノベルス版からの文庫化の際に、上・下二巻体勢になっただけでなく、その結末までもが大幅に改稿されています。特に目を引くのが、作中作である『迷宮草子』の装丁がノベルス版に比べて凝っていることです。 さて、本作では、前作『忌館 ホラー作家の棲む家』で散々な目にあった"三津田信三"が、その昔『迷宮草子』を巡って体験した恐怖と謎解きの物語について書かれており、著者のメインコンセプトである“ホラーとミステリの融合”が前面に打ち出された内容となっています。 作中作の『迷宮草子』には全7話のミステリ短編集が収録されていますが、その中では「謎の提示」に留まり、それを読んだ作中の"三津田信三"と"飛鳥信一郎"が『迷宮草子』の怪異に迫られるなかで「謎の解明」に挑みます。本来であれば謎を提示した著者がその作中で謎の解明を行うーーつまり真相を示すーー事で答え合わせを行いますが、本作では"三津田信三"と"飛鳥信一郎"が真相を突き止めたときのみ、迫りくる怪異が止むことで推理の正誤を判定する構成が何とも面白いです。 『迷宮草子』の謎を解き切った二人になおも怪異が迫りくる中、"迷宮草子そのものの謎"が焦点になるラストは、『迷宮草子』の全7篇の謎解きがミステリ的であったのに対し、奇怪な怪異そのものに合理的な説明を試みるという点はホラーミステリならではの要素と言えるでしょう。 | ||||
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第一作『忌館 ホラー作家の棲む家』に続く、著者である"三津田信三"の名が作中に登場するシリーズの第2弾である本作ですが、ノベルス版からの文庫化の際に、上・下二巻大勢になっただけでなく、その結末までもが大幅に改稿されています。特に目を引くのが、作中作である『迷宮草子』の装丁がノベルス版に比べて凝っていることです。 さて、本作では、前作『忌館 ホラー作家の棲む家』で散々な目にあった"三津田信三"が、その昔『迷宮草子』を巡って体験した恐怖と謎解きの物語について書かれており、著者のメインコンセプトである“ホラーとミステリの融合”が前面に打ち出された内容となっています。 作中作の『迷宮草子』には全7話のミステリ短編集が収録されていますが、その中では「謎の提示」に留まり、それを読んだ作中の"三津田信三"と"飛鳥信一郎"が『迷宮草子』の怪異に迫られるなかで「謎の解明」に挑みます。本来であれば謎を提示した著者がその作中で謎の解明を行うーーつまり真相を示すーー事で答え合わせを行いますが、本作では"三津田信三"と"飛鳥信一郎"が真相を突き止めたときのみ、迫りくる怪異が止むことで推理の正誤を判定する構成が何とも面白いです。 『迷宮草子』の謎を解き切った二人になおも怪異が迫りくる中、"迷宮草子そのものの謎"が焦点になるラストは、『迷宮草子』の全7篇の謎解きがミステリ的であったのに対し、奇怪な怪異そのものに合理的な説明を試みるという点はホラーミステリならではの要素と言えるでしょう。 | ||||
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不可能犯罪を描いた短編と、その解釈があり、ホラー要素も楽しめる贅沢三昧な構成。 随所に散りばめられるミステリに関する含蓄も楽しい。 さらに、ラストにはもう一段仕掛けが・・・!! 何重にも楽しめる傑作です。 | ||||
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三津田氏の本が面白いのはいろいろな本と繋がっているところ。 今回もたくさん本の名前が出て来ていろいろ検索をかけてしまった。 こちらは短編集みたいな感じですが三津田氏の本は長編が面白いと思います。 物語の背景や情景描写がうまいのでそれによってゾッとする部分が多いのですが短編では少しそれが活かされないかなーと思います。 | ||||
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「~のごとき」で始まるタイトルでおなじみ、おなじみの刀城言耶シリーズで一躍一線級に躍り出た筆者のミステリ短編集。大作志向の刀城シリーズとは毛色の違う、正統派ミステリーが収録されている。既におおまかな世界観や人物設定の出来上がっている刀城シリーズでは書けないいろいろな設定やトリックをここで一気に発散しているかのように、とても自由に楽しく(そうに)書いている感じがする。短編なのでさくっと読めるのも魅力。 | ||||
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「~のごとき」で始まるタイトルでおなじみ、おなじみの刀城言耶シリーズで一躍一線級に躍り出た筆者のミステリ短編集。大作志向の刀城シリーズとは毛色の違う、正統派ミステリーが収録されている。既におおまかな世界観や人物設定の出来上がっている刀城シリーズでは書けないいろいろな設定やトリックをここで一気に発散しているかのように、とても自由に楽しく(そうに)書いている感じがする。短編なのでさくっと読めるのも魅力。 | ||||
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作者不詳の物語と、得体のしれない怪異・・・長々と引っ張ってきた割にはラストのオチが肩すかしでがっくり。ほかにいいラストはなかったのかな~と考えてしまいました。個人的には好みではないです。 | ||||
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本に向き合うことはヒトより少なく、小説を読むという気もありません。 それは影響を受けてしまうということもありますが、単に面倒くさいからでもあります。 この本を読んだのは、私が空想妄想を語るのを聞いてくれるお方が、これを読んだかと訊いたのがきっかけでした。 この本は読んでいて、ワクワクしてきます。次はどうなる次はどうなると(著者様の他の本もそうですが)ワクワクドキドキしながら、頁を捲ります。そして驚かされたり関心させられたり、私はします。 本はあまり読まないので、あれと比べてとか、こういう形式がどうのとは言えないのですけれど、私はとても買って、読んで、損はないと思います。 | ||||
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同人誌「迷宮草子」に収められた短編を読み進める三津田信三と友人飛鳥信一郎に襲い掛かる怪異。それぞれの話の謎を解かなければ、どんな破滅がまっているのか? ということで、まず、短編があり、その謎解きがあり、そして謎解きをする二人を襲う怪異現象あり、となかなか贅沢な作りになっていますが、最後の最後が私的にはとてもとても気に入らなかった、というかがっかりでした。でも、これは好みの問題でしょうかね? ただ、肝心の短編の出来もちょっとイマイチ。二人の謎解きも、もったいぶっているわりには、ゴチャゴチャで、上下巻通しでやっと読み切った割には不満の作品です。 | ||||
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短篇集みたいな作りだが、ラストで短篇がひとつの大きな話になっている。ものすごくざっくり言えばそういうジャンルの話です。 まあそれは物語当初から明らかにされているのですが。 主人公達が同人誌を一話読む→ 主人公達の周りに怪奇現象、主人公達同人誌の中身を謎解き→(ここで一話完結) また一話読む→ また怪奇&謎解き→ 全ての話を読み終えた時、主人公達に何が起こるのか?(大オチ) この流れです。 で、私はこの大オチにがっかりしました。 また○○○が犯人かい。三津田さんの作品てこれ多い。 またメタものかい。私これ吹き出すんだよな。ギャグ漫画とかでキャラクターが「読者から飽きられるぞ」とか言ってるのは笑えるけど、真面目なミステリ風作品でこれやられると…もう珍しい趣向でも無いし… いつもの○○を分解してみると実は、も、もう「ははは(乾いた笑い)」としか… ただし、大オチ迄はとても好きでした。同人誌一話+主人公達の謎解きの部分。同人誌の内容も怪奇小説風だったり、軽いミステリ風だったり、スプラッタ風だったり、すぐに物語世界に入れて浸れて楽しめました。謎解き部分の怪奇描写も、追い詰められ方もわくわくして読んでました。 だからこそ大オチにがっかりした。 これ普通に謎解き部分も一話に含め、素敵なイラストの付いた短篇集、の方が良かったのでは…。 三津田作品はこれが初めて、って人はとても楽しめるかも… | ||||
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怖かった…作中で探偵役の2人が謎を解く度にほっとして、それなのにまた新たな謎を提起されては恐怖するという。読んでいる数日間中、何かに追いかけられる夢や酷く恐怖を感じる夢ばかり見ていたような気がします。寝る前に読むもんじゃなかった。途中で読むのを止めると恐ろしいことが起きそうな気がして、とにかく最後まで読まなきゃ、早く結末を読んで恐怖から逃れたい、という気持ちでいっぱいにでした。結末を読んで、暫く放心してしまいました。この作者の本は初読なのですが、ほかの作品も読んでみたいです。怖いけど。 | ||||
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上下巻、横に並べたときのカバー表紙のなんとも言えない一体感。恐怖と美しさは背面にあるのだと思わせます。ホラーが苦手だったのですが、一行一ページ確かめるように読みました。とても面白い、その一言につきます。タロットカード一つにしても、とても凝っており小説の世界観とみごとに一致しています。 | ||||
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