首無の如き祟るもの



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長編小説

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首無の如き祟るもの (講談社文庫)

2010年05月14日 首無の如き祟るもの (講談社文庫)

奥多摩の山村、媛首村。淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。三つに分かれた旧家、秘守一族、その一守家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のどんでん返し。本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る。「刀城言耶」シリーズ傑作長編。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.62pt

首無の如き祟るものの総合評価:7.55/10点レビュー 78件。Sランク


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全21件 1~20 1/2ページ
No.21:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

首無の如き祟るものの感想

当サイトSランクの未読本を読んでみようと、手にした1冊。
当サイト評価Ave8.70。アマゾン評価Ave3.55。
かなりの差が見られる。
それこそ、本書の特徴を如実に示している。
いわゆるミステリー好きが多いこのサイトでは、評価が高く、多様な趣向の読み手が多いアマゾンサイトでは、中庸点。
まさに読者層を選ぶ1冊であった。

当方にとって、まず登場人物の名前が読みにくくて覚えづらい。
最初に主な登場人物の名前と続柄等が書かれてはあるが、なぜだかなかなか頭に入らない。
さらに登場地の地名や事件現場の建物名、建物の構造・位置関係などが全く整理できない。
それに、この事件に関係があるのかないのか良く分からない中で、ミステリー作家が多く出てきて、これまた混乱の一因。
当方、深くは考えず、まずは筋書きだけを読みきることに専念して、読み終えた。

二転三転ありで、面白くはあったが、なかなか難しい本であったなと、そういう感想を持った。
これは、本当のところは、二度読み必須なんであろう。恐らく概略を知った上で、二度目をじっくり落ち着いて読むと、筆者が落とし込んだ餌が次々と点と線で繋がり、謎解きのミステリーを楽しむ醍醐味が得られると思う。そういう類の本だと思う。
しかし、当方にはちょっと無理っぽいかもしれない。
とは言え、読後のこの微妙なホラー感。この味は面白い。すべての解答を与えず、読み手に不可解な消化不良感を残す。
それが謎解きとは別の本書の本当のところの醍醐味である、そういう気がした。
ということで、当方の評価はアマゾン評価の3.5点。すなわち当サイト評価7点とした。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.20:
(10pt)
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首無の如き祟るものの感想

私は一体、何を読まされていたのか…

吉田
4GIBMMLJ
No.19:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

首無の如き祟るものの感想

誰が誰だか…首があってもなくてもわかりません。あらゆる絡繰りを駆使しラストのラストまで翻弄されました。読後でさえも、まだ実は…が隠されているのではとしばらく頭の中がぐるぐる…。
前2作に比べ、読みやすいのにトリックは秀逸。シリーズ最高位の作品であることに納得です。
オススメします❗

はつえ
L7BVQMDY
No.18:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

とにかく読んでみて!

刀城言耶シリーズの中でも最高傑作と評されることの多い本書。
まず、シリーズ通していえることですが、戦後の田舎のいかにもな世界観、雰囲気が非常に良いです。世界観は古めかしいわりに読みやすいんですよね。他の著者にもこの時代を舞台とする名作は多いですが、その中でも読みやすさは群を抜いてますね。
この作品に関しては多くのことは語らず、とにかく読んでほしいの一言です。

ただし、この作品はシリーズ3作目なのですが、個人的にはぜひ1、2作目を読んだ後に読んでもらったほうがいいと思います。理由は語れませんが、このシリーズは作品によって極端にクオリティが落ちるということもないので、厭魅の如き憑くものと凶鳥の如き忌むものを読んでからでも遅くないです。裏を返せば厭魅の如き〜が合わなかった人は本作も合わない可能性が高いと思います。


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natemuy
54NXCN70
No.17:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

首無の如き祟るものの感想

なんかよくわからなかった…

呑んだくれ
P3S7II56
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(10pt)

首無の如き祟るものの感想

久々の読書に選んだ1作でしたが、序盤で1度挫折しました。
難しい表現や、地名や登場人物の名前のややこしさ。
何度も確認のために前のページへ逆戻りになり、なかなか読み進まなかったからです。
ほかの小説を数冊読んでから、やはり高評価のこちらが気になりもう一度手に取りました。
他の小説で活字のリハビリをしたので、今回は全く問題なく読み進めていくことができました。
本格ミステリーホラー作品で、とにかく最後まで誰が犯人なのか判らなかったです。
最後の最後まで、まだ終わらないの?と言いたくなる仕掛けが出てきて、とても面白かったです。
活字慣れしていない方は、ほかの小説で慣らしてから読むことをお勧めします!

chiiiisim
22ZP2D8P
No.15:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

ホラーテイストながらこの上なく本格な極上ミステリ

タイトルの示すとおり、ホラーテイストでオカルティックな雰囲気漂う作品ですが、謎解きとしてはこの上なく正当で質の高い本格ミステリです。

作品冒頭の登場人物紹介や地図を見ててっきり「江戸時代あたりが舞台の作品なのか?」と思いましたが、戦前から戦後~そして現代に至るまでを描いたかなり壮大なストーリーとなります。
分量もあり、読み応えたっぷりですが、決して中だるみを感じません。
時代時代ごとの独特の雰囲気を伴う殺人事件発生と、現代での怒涛の謎解きは、まさに全編がクライマックスと言っても過言ではない面白さでした。



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マリオネットK
UIU36MHZ
No.14:
(5pt)
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人が入れ替わり過ぎ

最後に一気に謎解きが行われましたが、あれはないです。ズルいです。

わたろう
0BCEGGR4
No.13:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

くらくらした一冊

刀城言耶シリーズ3作目、個人的には4冊目の本書。
正直トリックの根幹部は開始40ページほどで想像がついてしまいました。
しかし、本書の見どころは何と言ってもラスト80ページに詰まった怒濤の推理展開ではないでしょうか。
刀城言耶シリーズの特徴でもあるどんでん返しとちりばめられた(というよりばら撒かれたような)伏線を鮮やかに回収する推理パートは筆舌に尽くしがたい興奮があります。
読書でめまいに似た感覚を覚えたのはこの本が初めてです。

みたらし
S9NVQ4H1
No.12:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

首無の如き祟るものの感想

村の因習や跡継ぎ問題など、おどろおどろしい雰囲気とロジックとのバランスが、さすが、という長編。

なかなかのボリュームに、何日か掛けてじっくり腰を据えて読みました。

ところで、読んでいる最中にランニングに行ったら、その後一週間ほど『足首』が痛むのですが、これも淡首の祟りでしょうか?

師匠
ZKU30DY3
No.11:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

首無の如き祟るものの感想

時代背景が昔のものということもあり、登場人物や場所の名前が読みづらい傾向がありましたが、
それを補うだけの展開、どんでん返しにビックリし素直に楽しめました。
三津田信三氏の他の作品も読んでみたいと思います。

syuu
WGN7AOIC
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(8pt)

首無の如き祟るものの感想

最後の最後まで飽きさせない終盤の展開が凄いです。

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Morphe
CTP9H472
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(6pt)

首無の如き祟るものの感想

高評価の本格物で期待していたのですが、文章が読みにくいため非常に残念な印象です。
使い古された古典的な首無し殺人を恐ろしく素晴らしいトリックに仕上げているだけに、
読みやすければ楽しめたのに…という気持ちが強かったです。
せめて登場人物の名前だけでもルビ無しで読めれば違ったのですが…。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.8:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

首は無いけど、明晰な頭脳あり


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アントンリブ
J9QWGWDO
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(9pt)

首無の如き祟るものの感想

このサイトに来るまでは全く知らなかった作家(すいません)、三津田信三氏の逸品!
古来の因習に縛られた村で起こる首切り殺人をどんでん返しの連続で圧倒的に描き切った本作、まさかのクリスマスイブに読了。
なので印象に残りまくりです。改めて再読しましたが日本特有のじめじめとした土着ホラーサスペンス、この質感が好きな方には
たまらない作品だと思います。
首無し屍体に関する講義はもちろん、登場人物の行動、言動の伏線回収も抜かりなしで完成度が非常に高いです。
またクライマックスで展開する読者を翻弄するどんでん返しの連続では一種の高揚感さえ感じる事が出来ます。
現実ではありえない世界観を存分に味わう事が出来る本作は、匣の中の娘のごとくいつまでも愛でたい作品となりました(笑)
最後に、登場場面は少ない探偵役の刀城言耶。彼の列車を追いかけるシーン。素敵すぎます!

コタロウ
8YIL7DEH
No.6:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

首無の如き祟るものの感想

祟りを信じている一族で起きる不可解な殺人。複雑に絡み合った謎をが一つの真実によって解きほぐされる様は素晴らしかったです。それに加えて、強烈などんでん返しまで付いてくるので、ものすごいインパクト。分厚さからか、世界観が良く作られていて、ラストはゾクリとしました

ほっと
2XKXV6EI
No.5:9人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

首無の如き祟るものの感想

やっぱり、三津田さんは良い!横溝的土俗ホラー臭が全編に漂い、雰囲気だけでも最高な上に婚礼の儀、首無し死体、四重密室の謎なども実に魅力的。シリーズ読者ならおなじみの最後にホラーな部分を残すというやり方も、自分的には背筋がぞくぞくするので好きだなあ。横溝の新作が読めなくても、三津田さんの新作がこれからいっぱい読めるかと思うと生きる希望が沸いて来ます(笑)

ジャム
RXFFIEA1
No.4:10人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

首無の如き祟るものの感想

これは一言で云うと面白い。ミステリーでいうトリックが幾重にもあり、最後の最後までドンデン返しのある仕掛けで書かれている。全体の話としては横溝 正史の世界のようで名作「八つ墓村」を彷彿とさせるものだが、密室殺人、首なし死体、その土地に代々伝わる祟りと亡霊の物語などクラシックと云えばそのとうりだが、良くできたプロットと入念に練られた物語の構成などで一気に読ませる。因習の村、繁栄のための男児の誕生、首なし様の伝説、密室の山、探偵小説、一言のセリフが伏線として存在するなど手が込んでいる。目の肥えた人もそうでない人も楽しめるミステリー小説としておススメの一冊です。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.3:19人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
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首無の如き祟るものの感想

完璧。

まず「全ての謎が、実はたった一つのある事実に気付きさえすれば、綺麗に解けてしまう」という構成が秀逸です。
探偵役が、その「事実」を明かす前に、ご親切にも全ての謎が羅列されます。
その数なんと37個。
「見落とすなよ」と言わんばかりの作者の自信。
読者を挑発しているようにすら感じたのですが、兎に角、怒涛の勢いで解明されていく様子は爽快です。

その「事実」を隠蔽するため、冒頭からある人物のある性癖の記述で強烈にミスリードさせておいて、更に怪奇描写を絡めて読み手の視点を逸らせたりと、その技巧も素晴らしい。

また、全ての謎が解明されても、1つの結論に帰結する訳ではなく、犯人を特定するには至りません。
トリックが解明されたら必然的に犯人も明らかになるといった「並の」作品とは違うのです。
この作品は、ラストが物凄い事になっているのですが、これにより、読み手に熟考する暇も与えない、しかし納得のいく、どんでん返しの繰り返しを可能にしています。


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梁山泊
MTNH2G0O
No.2:8人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

首なし物の代表作になる程の作品

ちまたで評判が良かったので読みました。
シリーズ本ですが本作が初読書です。

登場人物の名前が特殊で覚え辛かった為、
読み始めの前半は舞台の把握にてこずり、すぐに作品に集中できませんでした。
ちょっと読むのが大変かなと感じましたが、
事件が発生してからはあっと言う間に作品に呑まれました。

日本の伝承や怪奇的な雰囲気を混ぜた本格ミステリで、
現代の横溝作品を思わせる印象を受けました。

仕掛けの驚きや舞台解明の終盤の怒涛の種明かしは見事過ぎて圧巻。
大満足な作品です。

首なしやトリックの感想はネタバレで。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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