黒死館殺人事件



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初公開日(参考)1956年02月
分類

長編小説

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黒死館殺人事件 (河出文庫)

2008年05月02日 黒死館殺人事件 (河出文庫)

黒死館の当主降矢木算哲博士の自殺後、屋敷住人を血腥い連続殺人事件が襲う。奇々怪々な殺人事件の謎に、刑事弁護士・法水麟太郎がエンサイクロペディックな学識を駆使して挑む。江戸川乱歩も絶賛した本邦三大ミステリのひとつ、悪魔学と神秘科学の結晶した、めくるめく一大ペダントリー。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.30pt

黒死館殺人事件の総合評価:7.56/10点レビュー 158件。Dランク


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全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(5pt)

とにかく難解

あまりにも難解すぎる。専門用語が多くその解説もほぼない。またそれらの知識がどう事件に関係しているかが自分にはあまり理解できなかった。気軽に人に勧められる本ではない。

Nick
NEKRNNE6
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

面白くないです

文字の羅列。

わたろう
0BCEGGR4
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

黒死館殺人事件の感想


▼以下、ネタバレ感想

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氣學師
S90TRJAH
No.7:
(4pt)

黒死館殺人事件の感想

通常のミステリが、例えば「樹木の傷跡」「風切り音」「靴跡の踏み込み」などを鑑みて「凶器は手投げ槍」と推理するという具合に“論理”を組み立てて真相を見出そうとするものであれば、本作は「背中に痣があり、そこに致命傷」「現場は川のほとり」「被害者は指輪を奪っていた」ことから『ニーベルングの歌』のジークフリートの伝承との合致に基づき「凶器は手投げ槍」と推理するという具合に“知識”を組み立てて真相に至ろうとする(犯人も同様の知識を有し、装飾過多の犯罪傾向があるとの前提で)のが一つの特徴である、と言えると思います。
また他にも連想式心理分析なる推理手法、例えば探偵の「スペイン喫茶(バル)に(ムンクの)叫びの絵が飾ってあったか?」との問いかけに、相手が「それはマクドナルドに飾ってありました」と答えようものなら、「この質問を否定するのは、暗殺者ハゲネがジークフリートから武器バルムンクを奪ったとの古典知識を無意識に連想する犯人特有のものだ。だから貴方が犯人だ」といった推理?も多用されています。

もちろんこれらは適当な例で、本作ではもっと高尚で複雑な知識の羅列と組み立てが氾濫しており、良く言えばその知識の奔流に圧倒され、悪く言えば煙に巻かれる形で特に違和感もなく、といっても理解度20~70%といった感じですが、本作を読み進みその作品世界にひたることができました。ところが数箇所まったく意味不明で理解度0%になる部分があり、そこでふと我に返ってしまい黒死館の夢と熱から醒めてしまったため、結局のところこの点数です。

余談ですが、このような知識の伽藍をメインに用いてなおミステリとして成立する作品を作ろうと試みたのが「夏と冬の奏鳴曲」をはじめとする麻耶雄嵩氏の初期作品群であり、一方で連想心理分析から背景知識(という煙幕)を除いたただのダジャレでもミステリが成立すると考えたのが某大説群なのかな、と本作品の影響力の大きさも感じました。

AliceinAbyss
RG0JBP5M
No.6:
(7pt)

中毒性はあると思います

三大奇書の中では一番好きですが、間違いなく万人向けではありません。
我慢して読むのはやめた方がよかろうと思います。
私は十回近く読み返してますが、いまだに内容を人に説明できません。
今年もたぶん読み返すでしょう。

壬生
0T87GBOB
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

前評判通りの読みにくさ

『虚無への供物』『ドグラ・マグラ』と並んで国内三大奇書に数えられる今作。

読む前から予備知識として凄く読みにくい作品ということは知っておりましたが、実際前評判に違わぬ読みにくさでした。
とにかく全編にわたって、話の本筋とは関係ない無駄な衒学趣味のオンパレード。
それも最初からそれについて知っている読者だけを対象として、それ以外の読み手に興味を抱かせたり、理解を促すような意図は全く見られず、単に知識を羅列してるだけにしか見えません。
作者の自己満足に延々付き合わされるのが苦痛なのに加え、話の本筋そのものがよくわからなくなります。
約500ページに及ぶ長編ですが、この無駄な脱線をしてなきゃ100ページぐらいで終わるんじゃないか?と感じてしまいました。

この作者と趣味が合致していて、作中に登場するそれらの内容の2~3割でも判れば楽しめるのかもしれませんが、90%以上の読者にとってはただの読みにくくてつまらない作品だと思います。
はっきり言って読み手のことを全く考えず、小説の体を崩壊させている駄作という感想ですね。
純粋にミステリ部分だけ読んでも、『MMR』みたいな謎理論で全く納得できない暗号解読や、無駄な駆け引きを散々した挙句、次々殺人を許している探偵などツッコミ所だらけです。
先見性や独創性という面で見ても、他の奇書2冊と比べれば、正直これは単にヴァン・ダインの真似をして、悪い部分でそれを超えてしまった作品にしか思えません。

作者の知識量にだけは敬服する、みたいな意見が多いですが、個人的にはそれすら疑問です。
知識というものは適切な場所で活かすことで意味があるのであって、全然関係ない場所でただ「自分はこんなこと知っている」とひけらかすことに、本人の自己満足以外の何の意味があるんですかね?
アイドルに詳しい人間が、他人には興味のないオタクトークを延々繰り拡げるのと何が違うんでしょう(アイドルトークもわかる人にだけは面白いという点も同じこと)
本当に知識のある人、頭のいい人なら他者の知的好奇心も刺激する形で知識を活用、披露して欲しいですね。

マリオネットK
UIU36MHZ
No.4:
(4pt)

黒死館殺人事件の感想

日本四大ミステリとしては2作目の読了。事件そのものはシンプルなのに膨大な衒学趣味によって主客転倒の様相を呈している。「グリーン家殺人事件」や「翼ある闇」のネタ元探しの点では面白かった。

水生
89I2I7TQ
No.3:
(8pt)

黒死館殺人事件の感想

(初読時)日本4大ミステリの一つ。「翼ある闇」の原点がここに!やたら蘊蓄が多くて、難しかったです。飛ばし読みがちだったので、これは後で再読した方が良さそう。

(再読時)高校以来の再読。今回は読み飛ばさずに全編に渡る法水探偵の蘊蓄を読めた。しかし、やっぱりこの本難しい!若い推理小説読者には薦めにくい本だが、筋金入りの推理ファンとしては読んだことに後悔はなかった作品。生きてるうちにもう1回ぐらいは読むかも?(笑)

ジャム
RXFFIEA1
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(1pt)

奇書を読む(黒死館殺人事件編)

(作品の中に出てくる初めて見る固有名詞等を調べるという野暮なことはしていません)
完読していない状態だが書いてしまっても問題ないだろう。物語を楽しむ類の小説では内容だ。上滑りしの連続。気合を入れて一言一句漏らさずに挑むも、三行目に達する時点で全く読めていないことに気づく。ストーリとかの次元ではなく、単純に読む力をすぐに奪われた。初めは漢字を読むことができなくなり、次にカタカナ、そして読むという行為ではなく眺めるという具合になる。何度も同じ現象になるため読むのを止めた。序盤を眺めているときに、巻末の解説文を読んでみようかと目を通すと、なんと!犯人の名前が「○○です」と書いてあるではないか。ありえない、何だこの解説。そもそも犯人は意味のないことだと断言している理由もわからない。だがしかし、中盤を越えたあたりでその理由もわかる気がしてきた。それはストーリーからではなく、「読む」行為から出てくる意見なのだろう。中盤でも、読了後でも感想は変わらないと思い記載することにする。ただ、これが数年後に読むとまた違った感想が持てると思われる。
率直なところ、本作を通して感じたことは、作者のぎっしり詰まった本棚を見ることができた。また、文中の全てに注釈が入ると単巻ではなく上中下巻でも足りなくなるのは眼に見えている、逆を言うとストーリーだけ抜き出せば短編で十分だろう。
10分の1でも本作の言葉を知っているだけで面白さが増すと思われる。平仮名を読むことさえ諦めてしまいそうな私は今は1点でも今後10点まで上がる幅が与えられているだけで幸せかもしれない。

sashia
WX5QMNDA
No.1:
(4pt)

2度は読めない

三大奇書ゆえに読んではみたが、目が文章についていけない。取りあえずページを捲っていき、犯人が明かされ、
「はぁ、そうでしたか。」という感じて終った。
だが、とても凄いものを見た気がする思いは残る。

Ariroba78
5M53WTS6
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