失楽園殺人事件



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    初公開日(参考)2000年12月
    分類

    長編小説

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    昭和ミステリ秘宝 失楽園殺人事件 (扶桑社文庫)

    2000年12月01日 昭和ミステリ秘宝 失楽園殺人事件 (扶桑社文庫)

    昭和九年、鬼才・小栗虫太郎が「新青年」に連載した『黒死館殺人事件』は、神秘学、犯罪学、心理学、ありとあらゆる知識が狂熱的な世界を形成する衒学趣味の大伽藍であった。本書は、これに登場する名探偵・法水麟太郎、初の文庫版作品集成である。老住職の怪死事件を鮮やかに解決するデビュー作「後光殺人事件」、礼拝堂を舞台に驚異のトリックが炸裂する傑作「聖アレクセイ寺院の惨劇」、黄金の密室で殺された尼僧の秘密「夢殿殺人事件」など、小栗一流の奇想が遺憾なく発揮された八篇を一挙に収録。 (「BOOK」データベースより)




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    失楽園殺人事件の総合評価:7.25/10点レビュー 4件。Cランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    長編化してほしかった

    法水麟太郎の活躍をたっぷり堪能できる作品集ですね。
    読みにくさに定評のある作者の文章は、頭痛を伴った中毒性があります。
    惜しむらくは「失楽園殺人事件」がもっと長い作品だったらなと。
    これだけの舞台設定を用意したのだから、
    も少し長い時間、その世界にひたっていたかったかな。
    (黒死館の半分~三分の一くらいが理想)

    壬生
    0T87GBOB
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.3:
    (3pt)

    本書の価値は、小栗のエッセイ集

    本書は『黒死館殺人事件』を除いた法水麟太郎の探偵作品集だが、それにしたところで『日本探偵小説全集6 小栗虫太郎集』と三篇がダブるし、そもそも今となっては青空文庫で読み放題なのだが、そんな中で本書の価値は、23片100頁を超えるエッセイが収録されていることである。
     しかし小説7篇については、杉江松恋の解説があるものの、エッセイに関しては、ただただ収録しただけの投げっぱなしである。それだって、小栗虫太郎やその時代に興味を持った人にはありがたいのだが、やはりその時その文章が書かれた背景くらいはさっくり説明して欲しかったところだ。
    昭和ミステリ秘宝 失楽園殺人事件 (扶桑社文庫)Amazon書評・レビュー:昭和ミステリ秘宝 失楽園殺人事件 (扶桑社文庫)より
    4594030289
    No.2:
    (5pt)

    荒唐無稽なトリックと衒学の殿堂。

    - 後光殺人事件・・結跏趺坐した死体、奇怪な創痕。凶器は意外なものが・・
    - 聖アレキセイ寺院の惨劇・・ロシア教会での密室殺人。鐘の鳴り方に解明のヒントが。
    - 夢殿殺人事件・・尼僧のみの寺院での奇怪な密室殺人。孔雀明王の仏罰?
    - 失楽園殺人事件・・孤島の精神病院長の怪死。そのおぞましい所業とは・・
    - オフェリヤ殺し・・衆人環視の舞台上での公開殺人。殺人者はどこに?
    - 潜航艇「鷹の城」・・潜水艦内での密室殺人。法水大ピンチ。
    - 人魚謎お岩殺し・・芝居一座の複雑な因縁。全ては孤島から始まった・・

    いずれのトリックも複雑怪奇、現実的には実行不可能。
    でもそんなことはいいんです。この作品は「読んで娯しむ」もの。

    異様な殺人現場と死体、やたら博学な登場人物の幻妖なやりとり、
    法水の突飛な発想と行動、そのペースになんとかついていってる検事、
    ほぼ読者視点で現実的にツッコむ警部の三馬鹿トリオのやりとり。
    あと二人が出てない作品はツッコミ不在でえらいことに。

    気が向いたら登場する専門用語や文献を調べるもよし。<実在すれば、ですが

    飽きが来ないというより、難解すぎて頭に残らないので何回読んでも新鮮。
    このへん、西洋古典文学に通じるところもあります。

    読んでるとあっという間に時が流れるので、時間待ち・通勤電車・長距離飛行・
    病院の待合・行列のお伴に最高です。バッテリー不要だしww
    昭和ミステリ秘宝 失楽園殺人事件 (扶桑社文庫)Amazon書評・レビュー:昭和ミステリ秘宝 失楽園殺人事件 (扶桑社文庫)より
    4594030289
    No.1:
    (3pt)

    驚異の名探偵・法水麟太郎

    博識さにかけては日本一、いや、かのファイロ・ヴァンスを抜いて堂々世界一の名探偵であろう法水麟太郎。犯罪学、心理学、医学は言うに及ばず、植物学から中世文学、果ては一流の役者として舞台に上がると、その広くて深い知識と能力はとどまるところを知らない。弁護士などやめて、学者にでもなったほうが大成するのでは?と思うのは私だけではないはず。この法水麟太郎の扱った事件、短編7作が収録されています。どの作品でも、法水麟太郎が推理に調査にと八面六臂どころか十六面十二臂ぐらいの大活躍、おそらく彼以外には解くことができなかったであろう、一度読んだぐらいではすぐに理解できないような、ややこしく、複雑で、奇想天外、荒唐無稽なトリックが炸裂しています。こんなこと考え付いて実行するほうも実行するほうだけど、解き明かすほうも解き明かすほうだな、とヘンなところで感心してしまいます。作者の持ち味である衒学趣味がタップリなのはいいのですが、そっちばかりに気を取られてしまい、肝心のどんな事件だったのか、何を調べていたのかさえ忘れてしまって、前に戻って読み直し、ということが何度かあり、読み終わるまでにかなりの時間と労力が必要でした。体調のいいとき、ゆっくりと時間のとれるときに、ぜひ挑戦してみてください。
    昭和ミステリ秘宝 失楽園殺人事件 (扶桑社文庫)Amazon書評・レビュー:昭和ミステリ秘宝 失楽園殺人事件 (扶桑社文庫)より
    4594030289



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