丘の屋敷
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「幽霊なんて連中は せいぜい人を驚かす位で -たいした悪意は無いのだ- 、本当に怖いのは人間だ... 」これは(名前は忘れたが)イギリスの怪奇作家の言葉だが、自分は既にこの本を読んだことがあり、映画「たたり」を購入したので、改めて読み直した。(映画自体は良くできている)結論は冒頭の作家の言葉に同意する。特にモンタギュー夫人の登場以後はそれまでの雰囲気を壊して作品をやや滑稽なものにしてしまっているのが残念だ。 同じ作者の「ずっとお城で暮らしてる」は「人間」がテーマなのでより怖いが、心を病んだ10代少女の1人称の語り(信頼できない語り手)なので、今一つ現実感が無い。 本当に「怖い本」を読みたければヘンリー ジェイムズの「鳩の翼」をお薦めする。このロマンチックな長編恋愛小説は「お城」以上の怪物で、人間の弱さ、あるいは醜悪と言っていい面をいやと云うほど見せてくれる。 | ||||
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"自分がいた部屋の窓を眺め、自分を静かに見守る屋敷の、どこか面白そうな"表情"を見つめ返した。そして、やはり待っているんだ、と思った。"1959年発刊の本書は幽霊屋敷テーマの怪奇小説古典。キングの『シャイニング』にも影響を与えた傑作。 個人的には著者の『ずっとお城で暮らしてる』がとても面白かったので、本書も手にとりました。 さて、そんな本書は80年前に資産家ヒュー・クレインによって建てられたという<丘の屋敷>。クレインの妻の死を始めとして、不幸が続いた屋敷に心霊学の研究者であるモンタギュー博士が屋敷調査のために超常現象の体験者。幼いころにポルターガイストの経験をしていた女性エレーナ、透視能力を持つセオドラ、屋敷の持ち主のルークといった協力者を呼び集めるのですが。 まあ『いかにもな設定』にも関わらず?物語的にはわかりやすい悪役や化け物が出てきたり、次々と死人が出ることもなく【スローテンポで進む】のですが。流石は少女の狂気を描いた『ずっとお城で暮らしてる』著者【じわじわとくる怖さ】に驚かされました。 また、本書では主にエレーナを語り手に屋敷の様子が語られているのですが。彼女が表面上は怖がりながらも、屋敷に対して【次第に妙な安心感を覚えて】精神的に常軌を逸していく様子は、本人の語り方自体は自然なままで、周囲の人たちの接し方だけが変化していく様子も含めて上手いな!と思いました。(これは確かにシャイニングぽいですね。。) 館テーマの怪奇小説の古典的傑作として、また心理ホラーが好きな方にもオススメ。 | ||||
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どうだろう、、ホラーではないですね。本の紹介に心理的とありましたが、う~ん、、主人公?のわからない心理が?みたいな感じでしたが、サクサクと読めることは読める。 | ||||
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屋敷を中心に据えたゴシック・ロマンスのお手本のような正統的な作品である。ゴシック・ロマンスの系譜に連なろうとすれば、必ず古びた屋敷、出来ればゴシック風の塔や尖塔があれが言うことがない。それをふんだんに盛り込んだこの作品は、ウォルポール伯爵の正統と確かに言える。しかも何がエレーナにそうさせたのかを明かさずにオープン・クェスチョンの形で終わるのもとても素晴らしい。幽霊は出てこない分だけ、恐怖という点では通常のゴシック・ロマンスを遥かにうわまわる。結局は家に帰りたくない主人公エレーナの妄想のなせる業であろう。 | ||||
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いわゆる典型的なホラーではなく幻想小説カテゴリーらしい。 丘の屋敷で発生する心霊現象。解明する4人の中から、主人公のエレーナだけが徐々に浮いてゆく。 | ||||
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