ソフィー

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種別
長編
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あらすじ

2009年11月20日 ソフィー (創元推理文庫)

イギリスの田舎町。病弱なマシューは、優しく利発な姉に守られ、幸せな少年時代を過ごした。秘密の隠れ処、化石探し、暗号の日記、子供に干渉しない両親、高い知能を隠す姉、死。そして今、二人は昏い密室で語り合う…。過去と現在が交錯する中で明かされる“真実”とは。12歳でW・H・スミス文学賞を受賞、22歳で本作を上梓した早熟の天才による、幻惑と郷愁の魔術的小説。(「BOOK」データベースより)

評判

ソフィーの評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク

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ソフィーの総合評価:

8.31/10点 レビュー 13件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.13
(5pt)

さくさく読めて、なかなか巧妙なミステリー。

色々な意味で秀作。惹き付け方が上手く、描写力もあり、無駄な文章やもたつきがない。下手な文脈がないのでさくさく読めました。
ラストの展開には、ガイバートの巧みさに斬新さと衝撃をうけます。
1度読み、もう2度読み、としていく度に新たな発見があり少し癖になります。
気になるのは文章がちょっと技巧的?堅いかな?と思うぐらいですが、そんな小説はたくさんあるので、すぐに気にならなくなりました。ミステリーとしては、久しぶりにアタリだと思える小説を手にした気分です。
ソフィー (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ソフィー (創元推理文庫)より
4488102026
No.12
(5pt)

さくさく読めて、なかなか巧妙なミステリー。

色々な意味で秀作。惹き付け方が上手く、描写力もあり、無駄な文章やもたつきがない。下手な文脈がないのでさくさく読めました。
ラストの展開には、ガイバートの巧みさに斬新さと衝撃をうけます。
1度読み、もう2度読み、としていく度に新たな発見があり少し癖になります。
気になるのは文章がちょっと技巧的?堅いかな?と思うぐらいですが、そんな小説はたくさんあるので、すぐに気にならなくなりました。ミステリーとしては、久しぶりにアタリだと思える小説を手にした気分です。
ソフィー Amazon書評・レビュー: ソフィーより
4643980192
No.11
(2pt)

眩しいばかりの少年の日々。何度読んでも残るだろう謎。

女性が監禁されてる「現在」と幼い姉弟の「過去」。交互に話が進みます。幼い弟の視点で語られる少年の日々はすばらしく瑞々しいです。両親の不在、異常なほど聡明なやさしい姉、輝かしい二人だけの楽園。
ただし、この本は最後まで読んでも謎が残る系のミステリーです。
幼い弟視点の回想では彼の理解の範疇をこえる出来事がしばしば起こり、「結局そのとき何が起こったのか」は最後まで明らかにされません。人々の言葉の端々から推測するしかないのですが、幼い少年の視点から得られるそれらはとても不完全で断片的です。
解釈は読む人によって違うでしょうし、読み返すたびに新しい解釈が生まれそうです。
明確にすぱーん!と謎解きされないミステリーが苦手なので、読み終わったあとむずがゆくて本を投げたくなりました。
ソフィー (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ソフィー (創元推理文庫)より
4488102026
No.10
(2pt)

眩しいばかりの少年の日々。何度読んでも残るだろう謎。

女性が監禁されてる「現在」と幼い姉弟の「過去」。交互に話が進みます。幼い弟の視点で語られる少年の日々はすばらしく瑞々しいです。両親の不在、異常なほど聡明なやさしい姉、輝かしい二人だけの楽園。
ただし、この本は最後まで読んでも謎が残る系のミステリーです。
幼い弟視点の回想では彼の理解の範疇をこえる出来事がしばしば起こり、「結局そのとき何が起こったのか」は最後まで明らかにされません。人々の言葉の端々から推測するしかないのですが、幼い少年の視点から得られるそれらはとても不完全で断片的です。
解釈は読む人によって違うでしょうし、読み返すたびに新しい解釈が生まれそうです。
明確にすぱーん!と謎解きされないミステリーが苦手なので、読み終わったあとむずがゆくて本を投げたくなりました。
ソフィー Amazon書評・レビュー: ソフィーより
4643980192
No.9
(5pt)

意外と丁度良いサイズのミステリー小説です。

著者のガイ・バートも同小説も知らない者ですが、偶然この本を手にしてからすっかりハマりました。
読み始めの冒頭で単純なミステリー・サスペンスか?と思っていたら、後半で良い意味で裏切られます。
ストーリーは内面的な描写が多いですが、それも全て、子供時代の目線で語られるので泥々とした感じはありません。
所々記憶を整理するように、現在に戻る場面での主人公が、明らかに憎悪と混乱に満ちている様子でしたが。ストーリー的には、さほど気になりませんでした。
他のレビューの感想も様々ですが、基本的には読み手を惹き付ける要素や、文章のリズム、意外性を持つ展開は非常に良くて、すんなりと、どんどん読めてしまえる本だと思いました。
主に回想シーンを軸にした小説なのですが、まどろっこしさが、あまり目立たなかったのが良かったです。

※以下ネタバレ有り。

ストーリーの基盤は「思い出の中のソフィー」と、「現在、拘束されたソフィー」を行き来しながら描かれています。
物心つく前から、一風変わった賢い姉ソフィーと共に暮らしていた主人公。
母親にネグレクトされている背景がありながらも、姉が母親代わりとして、幼い弟である主人公と暮らす毎日は、いつも特別な思い出だった。
埃っぽい家を抜け出し、寂しさも余りなく、孤独や悪夢さえも姉のソフィーなら、吹き飛ばしてくれる不思議な力がある。
人生の全てが集約された日々といってもよい程の日々は、主人公にとっては眩しすぎた思い出になってしまう。
それは、どこか通常の世の中と切り離された空間。そこで姉のソフィーと、主人公が生き抜く術を学んでしまったからかもしれません。この小説の理解しがたい部分の大多数は、そういった世間離れせざるを得ない状況下で、起こるべくして起こったのでしょうか。
記憶の中の優しく繊細で、弟思いの愛すべき姉のソフィーの半面性は正に、その象徴なのかもしれません。
それ故に生きていく上で、絶対的に得るべき高い知能指数が必要であり、それが最も残酷なやり方を彷彿とさせてしまっても…。
この小説からは、本来守ってくれるべき相手から放棄されてしまった後に、幼い姉弟が、どうやって生きていくのかを問う部分が多い気がしました。
そしてストーリーが進むにつれ主人公は、冒頭シーンからソフィーを監禁し、さらに拘束をしますが、それが小説の内容的にも、読み手の思考的にも反転します。
個人的には、一番縛り続けられている張本人が、実は主人公自身という気がしました。
異質的な環境で生き残った主人公の、ある種のサバイバル回想小説にも思えました。
まるで記憶という曖昧な盤の上で、いつ何がどう変わるか分からない、チェスゲームを傍観しているようなスリルが、なかなか斬新で新鮮でした。

最後の最後でソフィーと交わす台詞が、また違った意味の謎を囁き、読み終わった後の余韻も、また凄く残ります。
あと。
回想シーンでは主人公の主観なのに、現在の拘束されたソフィーとの対話では、何故かその主観がソフィーに切り替わっている。
その謎の意味を知った時には、なかなか面白い衝撃がありました。

小説本そのものとしては、分厚くなく、文庫によくある相応しいページ数です。
飽き感があまりない展開なので、少し時間を持てあまし気味な休日や、旅行の長距離移動などで、読むには最適な小説ですね。
もちろん。丁度良いサイズ感のミステリー小説を探している人にも、是非オススメします。
ソフィー Amazon書評・レビュー: ソフィーより
4643980192

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