死者の書
- 月の骨シリーズ (8)
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死者の書の総合評価:
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ラストは秀逸。プロットは途中で解ったものの良質。ただ、語り口がどうも合わなかった。 | ||||
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表紙が現物と変わっていたけど、こっちのほうが気に入ってます。 | ||||
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長いこと積読状態になっていたジョナサン・キャロル、久々に手を出したらハマってしまい、改めて1作目から読み返しています。 キャロルのデビュー作であるこの本を最初に読んだのはもうはるか昔の20代の時でした。あらすじはだいたいおぼえていましたが、ラストは記憶が曖昧。そんな状態で再読したのですが、初読時同様のショックを持って読み終わり、ああこれはやっぱりすごいと再認識しました。 こちらでの評価は賛否両論のようですね。日本ではキャロルは売れないらしく、本国では新作が順調に出版されているのに日本での翻訳は途中で止まったままで残念です。 怪奇、幻想、ホラー、ファンタジー、そして残酷童話的なお話が好きな方はまず気に入ると思います。論理ではなく感性で書かれた物語なので、足が地について現実に即した筋道立った話が好きな方は受けつけないかもしれません。 キャロルの作品はダーク・ファンタジーと呼ばれ独特の不気味さが持ち味ですが、表現は結構ユーモラスでとてもアメリカンです。個人的に受けた印象ですが、アメリカ人という出生と、育ったのが陰影あるヨーロッパの古都ウィーンというのがいいバランスでミックスされているような気がします。 「死者の書」も、最初はいかにもアメリカ的な地方都市を舞台に、ごく普通の日常が描かれます。偉大な童話作家マーシャル・フランスの伝記を書きたいという野望を持って教師の職を休職し、ガールフレンドと共にフランスの故郷であるゲイレンという小さな町へ向かうトーマス。 偏屈だと聞いていたフランスの娘アンナに会いますが、意外にもすんなり受け入れられます。ゲイレンでの住まいも決まって何もかも順調に進んでいると思えた日々に、少しずつおかしなことが起き始めて・・・。最初は気のせいだと思い込もうとする主人公。けれどとうとう違和感を無視することができなくなって・・・。 じわじわと増加してゆく得体の知れない雰囲気、そして真相が見えてくると同時に話はだんだんとスピードアップ、怒涛のラストでは世界が変容し死者の匂いが漂ってくるようでなんとも言えない不気味さです。さらに最後のオチで意外な人物が現れたことを思うと、主人公自身の変容とこれからの人生が暗示され、愕然とします。 これが処女作というのはすごいです。新作の翻訳再開もなんとかお願いしたいです。 | ||||
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前半がややスローです。 主人公トーマスとその恋人サクソニーから見たちょっとした違和感、あれ?と思う瞬間をもう少し散りばめてくれても良かったかなと思います。 他の方も書いていらっしゃるように、映画化したら面白そうです。 | ||||
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主人公とある女性と二人でのロードムービーのような感じで物語は進んでいきます。 そしてあるのどかな田舎町に・・・ 本当に終盤までのどかな雰囲気で最後までホラーだと気づきません。 というか、読後感もホラーという印象はないのですが、 よく考えてみるとじわじわと怖くなってくるという感じで、 かなりユニークなホラーだと思いました。 | ||||
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関連書籍で出てきて、こちらにあるレビューを読んで興味を持ったので購入しました。 へんてこりんなお話です。でもとても不気味。そして私もみなさん同様、主人公が好きになれませんし、サクソニーがかわいそうでなりません。 彼女はいったい彼にとって何だったんでしょうね? 終章で、トーマスは一人のはずなんですが「僕ら」と言っています。一緒にいるのは、誰?もしかしてトーマスもフランスと同じ力を持っちゃったの??などなど、謎は残ります。 これを読んでキャロルが好きになるか、とんでも本として本を投げたくなるかは、読者次第。私はほかの作品も読みたくなりました。 | ||||
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