不可能犯罪捜査課
- ロンドン警視庁D三課長マーチ大佐 (1)
- 透明人間 (15)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ミステリ黄金期の三大巨匠といえば、クイーン、クリスティ、そしてカーであることは周知の事実である。そのうちカーについては私はミステリを読み始めた早い時期から触れていた。未だに絶版作品が多いので、全ての作品を読破したとはいえないが、ほぼ80%は読破したように思う。 | ||||
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10編からなる短編小説。前半読んだ時点の率直な感想は、犯罪トリックは子供騙しだけど、まあ面白いかなぐらいでした。しかし、読んでいくうちに段々とその面白さは増して行きました。 謎の中に潜む怪異さ、怪異な出来事の真相等と知らぬうちに、先の展開を少しでも早く知りたくなり、夢中になって読んでいました。 また、カーの別の作品を読んでみたくなりました。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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古い外国映画をみているような、そんな面白さがある ボガードとかバーグマンなんかをイメージしながら読むのも楽しい。 | ||||
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ロンドン警視庁の不可能犯罪捜査課長のマーチ大佐を探偵役とする連作を冒頭より5篇収録している。本当はもう1篇あるのだが、そちらは先に出た『世界短編傑作集5』に収録されたので、本書からは割愛されたとか。 驚いたことに(いや驚くことでもないかw)、マーチ大佐の風貌も基本的にギデオン・フェル博士やヘンリー・メルヴェール卿と同じである。 2010年4月に本書を読んでいるのだが、たまたま最初のほうをパラパラめくって記憶が呼び覚まされなかったので、エイヤっとフルに再読した。なんとも情けない事に、読了してなおまったく記憶が呼び覚まされなかったという……。 残念ながら、マーチ大佐の活躍を扱った前半は特につまらない――というか、トリックが酷い――ものが多い。 偶然からたまたま構築されたトリックではなく、そこに犯人の作為があるならば、――なにしろその後の人生を賭けるのだから――「100%確実に成功」させる必要があるが、犯人の皆さんは「実行が不可能とは言えないので成功することもあるだろう」作為をし過ぎである。その間には巨大な違いがあることに、もう少し注意を払ってもらいたい。【注1】 後半に置かれたシリーズ外の短篇にも感銘を受けるほどのものはなかったが、怪奇味が加わった雰囲気を楽しめる分よかったかな。 【注1】「新透明人間」は人生を賭けた犯罪ではないけれどw | ||||
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全10編からなる短編集。 10編のうち6編は、ロンドン警視庁D三課課長マーチ大佐が主役で、不可能犯罪の謎を解く。マーチ大佐は、一般的にヘンリ―・メリヴェル卿やギデオン・フェル博士よりは知られていないが、カーのシリーズキャラクターである。3人とも大兵肥満の大男。見た目のインパクトは、H・M卿とフェル博士には敵わないか…。 マイベストは、銃を持った手袋による殺人「新透明人間」、一瞬のうちに起きた殺人「銀色のカーテン」、幽霊譚と不可能犯罪を融合した「めくら頭巾」。短編になると頭の体操感は拭えない。 | ||||
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推理小説界では古典中の古典。 最後のめくら頭巾は本当にホラーだ。 でも推理マニアとしてはついトリックでは?と疑ってしまう。とにかくワクワクしながら読めました。 | ||||
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カーお馴染みの、怪奇・不可能犯罪がちりばめられた短編集。 ネタバレになるかもしれませんが、アッとさせられる面白い作品が多い中で、「カー先生、本物の幽霊出しちゃったのね」というものも。 | ||||
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