絞首台の謎



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初公開日(参考)1959年01月
分類

長編小説

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絞首台の謎【新訳版】 (創元推理文庫)

2017年10月29日 絞首台の謎【新訳版】 (創元推理文庫)

不気味なまでに精巧な絞首台の模型。この面妖な贈り物を端に発して、霧深いロンドンに奇怪な事件が続発する。喉を掻き切られた死者を運転席に乗せて疾駆するリムジン、十七世紀に実在した絞首刑吏〈ジャック・ケッチ〉の名前を差出人にして届く殺人予告、そして霧のなかから現れる幻の街〈破滅街〉――悪夢の如き一連の怪事件に、予審判事アンリ・バンコランが挑む。横溢する怪奇趣味と鮮烈な幕切れが忘れがたい余韻を残す長編推理。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点1.00pt

絞首台の謎の総合評価:7.13/10点レビュー 15件。Eランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(1pt)

なんだかよく解りません。

また、単なるコレクターズ・アイテムに堕してしまった…。
自分の想像力が欠如しているためか、どうも読んでて情景が浮かばない。いやストーリーに関してはまあまあ頭の中で描けるのだが、室内の調度類のレイアウト・構成など、また東西南北の方向など、ちんぷんかんぷんだ。だから室内の描写を読み取るのに余計な時間がかかってしまい、全体を捉えられない。
まあ、こんなことはお話が面白ければ些細な問題なので、通常は俎上にも上らないのだけれど。

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.14:
(5pt)

古典的な怖さ

古めかしい陰気なホテル、卓に置かれた絞首台の模型、首を切られた死体が運転する車。謎のエジプト人富豪。
不穏で重苦しい雰囲気が漂う中、「ルイネーション街〔破滅街〕の絞首台で吊るされる」という殺人予告が届く。
とても怖い。怖いけれど引き込まれてどんどん読み進んでしまう。
そして最後にはバンコランの悪魔的な微笑が…残酷で魅力的でした。
絞首台の謎【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:絞首台の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488118437
No.13:
(3pt)

独特の雰囲気ですね。

面白くないわけではないのですが、話の内容が頭に入ってきづらいかなぁ。
あまり話に引き込まれないからかもしれません。
ところどころ笑える表現はあるんですがね。
絞首台の謎【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:絞首台の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488118437
No.12:
(3pt)

新訳がいささかが柔らかすぎて原文の雰囲気を削いでないといいのだが

カーのキャリアの中でまだ最初期の長篇第2作目だからか、話がこなれてなくてカタルシスが得られない。
また、読んでて登場人物に感情移入しにくいのも苦しい・・・。
実際に最後まで読み終わった方ならおわかりだと思いますが本作は波瀾万丈な展開ではなく、
乱歩や正史の通俗長篇ほどにエンターテイメントに振り切れている訳でもありません。


ジェフ・マールやサー・ジョン元警視庁副総監らの目の前で、死人の運転する大型リムジンがストリートを暴走したり、
終盤の犯人露見シーンや大団円の多幸感さえないエンディングだったり部分部分で興味深いところもあるのだが、
ギデオン・フェル博士/H・Mの傑作のような、散らばった謎の欠片が徐々に回収されてゆく快感にも欠けるし、
論理的解決を控え、悪夢な幻想味を活かしてポオみたいな余韻嫋々たる物語を成しているかといえば、
アンリ・バンコランによって謎解きが一応なされるが故にそこも徹底できていない。

解説にて、「どこにも存在しない街‶ルイネーション〟のもやもや感が物語の牽引力となっている」とあるが、
少なくとも私にはちっともピンとこない。英国人だったらグッとくるものがあるんだろうか。

創元推理文庫の新訳バンコラン・シリーズでは同じ訳者に統一していて、その事自体はとても結構なのだが、
残酷な場面で機嫌良く鼻歌を歌っていたり、バンコランという男は魔王~メフィストフェレスみたいな顔を持つ男でしょう? 
新訳として読み易さを重視するにしても和爾桃子の訳は(地の文はまだしも特に会話において)カジュアル過ぎて、
バンコランの特徴や作品そのもののグルーサムなムードを伝わりにくくしてはいないだろうか?


この新訳で初めて読む人はともかく、私は歴代の旧訳が染みついているというのもあるけど、
それを差し引いても、バンコラン・シリーズは古めかしい語り口の訳で攻めたほうがカーの原文を活かせたのでは?
絞首台の謎【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:絞首台の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488118437
No.11:
(4pt)

残酷な結末。でも、本シリーズはそこが良いのだ。

予審判事アンリ・バンコランが主役のミステリ シリーズ第2作目(1931年)。

バンコランは、死者が運転する車、存在しない街の絞首台、17世紀の実在の首切役人ジャック・ケッチから届いた脅迫状、といった奇々怪々な数々の謎をどのように解き明かすのか。

真相は、まったくの予想外なものとなってしまった。振り返ってみれば、伏線はあちこちに散りばめられている。細かくて伝わりにくかったり、現実的かはどうかは疑問が残るが、見事に回収してくれる。

残酷な結末。でも、本シリーズはそこが良いのだ。
絞首台の謎【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:絞首台の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
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No.10:
(5pt)

絞首台の模型に始まり落とし戸に終わる「悪夢の鬼ごっこ」(登場人物紹介より)

深夜のロンドンの霧中に執行される絞首刑、死者の駆る車との追跡劇、暗躍する謎の絞首刑吏の影と破滅街の幻。
恐怖場面の連続と過剰な雰囲気描写に終始する本作を読んだとき、退屈とリアリズムを嫌悪する作者の頑なさを愛さずにはいられない。
初期の各作品と同様に、自分が面白いと思うものこそ読者が求めるものとの信念と、書きたいもの書くという意思が、直接伝わってくるかのようだ。
旧訳版(同文庫の井上一夫訳)を読んだのは40年も前の事。
反則気味のトリックと煽情的な描写のB級作品とは当時の感想で、再読の必要はないかと思ったが、新訳の効果か再発見が多くとても楽しめた。(決してメイド萌えのセルデンちゃんだけではない)
稀代の悪魔探偵(あるいはドS探偵)バンコラン。結末の冷酷残忍な振る舞いに、読者は悪夢から解放されることなく巻を閉じることになる。
あまりに極端な人物造形ゆえに広く受け入れられず、シリーズが短命に終わったのも何となく分かるが、逆に肩入れし偏愛するファンも多いのではないだろうか。(私もその一人)
絞首台の謎【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:絞首台の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
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