テニスコートの謎



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

3.67pt (10max) / 3件

3.80pt (10max) / 5件

Amazon平均点

3.67pt ( 5max) / 24件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []E
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

5.00pt

36.50pt

10.00pt

20.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1982年04月
分類

長編小説

閲覧回数3,964回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数5

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)

2014年07月22日 テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)

雨上がりのテニスコート、中央付近で仰向けになった絞殺死体。不可能犯罪の巨匠カーが、本格ミステリの華“足跡のない殺人"に真っ向から挑む、フェル博士シリーズの逸品。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt

テニスコートの謎の総合評価:6.93/10点レビュー 27件。Eランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

テニスコートの謎の感想

フェル博士ものでは初の読了。「足跡のある密室」でありながら恋愛小説的な部分もあって確かに異色と感じられた。派手なトリックは明かされた時に爽快感がある。

水生
89I2I7TQ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(1pt)

豪腕過ぎた…。

題名からスポーツミステリのような雰囲気があるが、そこはカー、いわゆる一般的なスポーツミステリではなく、雨上がりのテニスコートの真ん中で発見された死体の謎を扱っている。
雨上がりのテニスコートに横たわる死体には発見者の婚約者の足跡しか残されていないという「開かれた密室」を扱っている。

この事件に加えもう1つ事件が起きるが、本書のメインはやはりこの事件のトリックにあると云えよう。この「開かれた密室」物もしくは「足跡トリック」物ではすでにカーは『曲った蝶番』や『白い僧院の殺人』という傑作を物にしており、既読であればその先入観から、本作も斯くやとばかり期待が膨らむに違いない。
しかしこのトリックは、なんというか、噴飯物である。私はこのトリックの真相を読んだ時に浮かんだのはキン肉マンの超人がリング場で繰り広げる荒唐無稽な必殺技である。特に浮かんだのはザ・ニンジャの技(マニアックですみません)。そのくらい現実味がないトリックだと思った。多分実行は不可能ではないだろうか?そしてまたこれがテニスコートの中央で殺すことになんの意味をもたらしていないのが痛い。こんな危ない橋を渡るならばもっと簡単に毒殺なり直接的に手を下すなりした方がまだ無難である。まさにトリックのために作られた作品だ。
犯人はかなり意外だが、トリックがアレなので、これも意外性を狙いすぎたと穿った見方になっていまうのはしょうがないところだろう。

しかし一方、島田荘司の豪腕トリックには逆に狂喜する私がいることも白状しなければならない。では本作のトリックと島田氏のそれとは何が違うのかと問われれば、なんと答えたらよいか解らないところではあるのだが。自分自身でもよく解らないこの心情、なんとも不思議なことである。

Tetchy
WHOKS60S
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

足跡なき殺人

議論中没にされる多数の足跡トリックのバカバカしさや、
真相のトリックも納得し辛く疑問に残る要素もあるが、
それらを差し置いて雰囲気や結末が良かった作品であった。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

Ariroba78
5M53WTS6
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.24:
(5pt)

女性が好みそうなミステリー

殺人のトリックはこんなん分かる訳ないと思いましたが、ストーリーが面白かったです。
テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488118372
No.23:
(5pt)

怪奇な事件ですが怪異はありません

カーお得意の足跡トリックで
我らの名探偵フェル博士登場
テニスコートで起こった事件ですので
カーらしい吸血鬼、魔女、人狼などの伝承はありません
解決編読めば張り巡らせた伏線が快刀乱麻を断つように晴れてゆくさまは流石カー
と拍手しました
古典は良いです
テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488118372
No.22:
(4pt)

テニスコートの殺人

久しぶりにカーを読みました。

改めて感じたのは、ストーリーテリングの巧さ。
ロマンス要素を混じえながら、テンポの早い展開でグイグイと読ませます。
こういうのを職人芸というのか、カーの技巧を堪能しました。

第2の殺人は余計だったとカーは述懐しているようですが、たしかにミステリとしては不満が残るものの、この場面でのサスペンスの盛り上げはさすがに上手いなと感じました。

第1の殺人の不可能トリックは「悪くはない」といった程度で、不可能状況が起きる必然性も弱い。要は、犯人がウッカリしてました、といった感じで、これはさすがにいただけません。

犯人の正体は意外性十分で「おおっ」と思ったのですが、後から読み返してみると、読者をミスリードするための記述が個人的にはほぼアンフェアでガッカリ(道尾秀介氏の某長編を思い出しました)。

総合的には3.5点ですが、四捨五入して4点とします( '∀` )
テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488118372
No.21:
(3pt)

持続力に欠けるJDC 1939年作 翻訳2014年

厚木の大旦那の翻訳が出た時(1982年)に読んで、印象が良くなかったのですが、新訳で再読してみると結構面白い話。被害者をちゃんと描き込んでるのが良いですね。でも冒頭はもっと小説的にスリリングになる(想いを寄せる美人が、好きでもない小生意気な若造と結婚しようとする)のに、そこには興味のないアンチノヴェリストJDCです。小ネタは効いていて中盤までは非常に良いのですが最重要容疑者の態度が変で、いつもの通り2回目の犯行はやっつけ仕事。そして大ネタは「はぁ」という感じ。p322のタイムラインを冒頭の記述と照らし合わせると完全にアンフェア。手がかりは色々あったよ、と作者が主張しても、効果が薄い伏線では解決のカタルシスは得られません。思いつきばかり先行して詰めを怠るJDCの悪い面ですね…
では恒例の歌のコーナーです。
p138 <鎮まれ、暴れ馬>ジーパーズ クリーパーズ: Jeepers Creepers 映画Going Places(1938年12月公開)が初出。
p228 彼はらくらくと空を漂う/空中ブランコの勇気ある若者/…: The Daring Young Man on the Flying Trapeze 原曲は1867英国ミュージックホール発祥、Walter O’Keefeが一部改変してヒット。映画「或る夜の出来事」(1934)でも歌われた。ここに出てくる歌詞はO’Keefe版。ところでp269「でも つれない彼女/おれはしがない空中ブランコ乗り…」(But I never could please her one quarter so well/As the man on the flying trapeze!) 厚木訳「しかし彼女はテコでもなびかなかった/空中ブランコの上の人のように」はどちらも間違いで、俺は空中ブランコの男と比べると全然あの娘を喜ばせられなかった、という意味だと思います。
p265 ウィリアム テル 序曲: むしろローンレンジャーのテーマとして有名かも。ラジオドラマは1933年から。
銃は45口径リヴォルヴァー(間違いなくSAA)と正体不明の22口径が登場。
テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488118372
No.20:
(4pt)

山椒は小粒でもぴりりと良い香りです?

足跡の無い殺人、纏まりよく 語り口よく ややじみだが カー 中期の佳作 後味もすっきり。
テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488118372



その他、Amazon書評・レビューが 24件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク