震えない男(幽霊屋敷)
- ギデオン・フェル博士 (23)
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久しぶりにジョン・ディクスン・カー(1906-1977)の作品を読んだしだい。 本作品(原著は1940年刊、英語原題はThe Man Who Could Not Shudder )はフェル博士シリーズの一冊ですが、カー作品として耳にすること少ないということで、カー愛読者のあいだでは評価があまり高くないもの、ということになるのかもしません。 さて、じっさい読んでみると―― ある人物が幽霊屋敷と噂される館を購入し、お披露目も兼ねてそこに何人かの客が招待される。招待の翌日、書斎となっている部屋で、壁に掛けられた、だれも手を触れたわけではないリボルバーが勝手に壁からジャンプして作動し、狙いを定めたかのように招待客のひとりの頭を打ち抜く、さらにそのあと別のもうひとりは天井から落ちてきた大きなシャンデリアの下敷きになる…という奇怪な出来事が連続して起こります。 とくに前者の、狙撃者がいない、目に見えない幽霊があたかもいるかのような不可解なリボルバー作動によって登場人物が死ぬ/殺されるという設定からすると、いわゆる不可能犯罪が本作品のポイントなのでしょう。また、ゴシック風の怪奇な雰囲気を醸し出そうとしたのか、小説の舞台となるのは、イギリスはロンドン郊外の古い屋敷です。 事件の解明がなされてゆく物語の終わりに近づくと、まるで万華鏡をころがすかのように事件の様相あるいは真相が数ページごとに一変してゆきます。 それを面白いとみるか、やりすぎとみるかは読者によって異なる感想をもつかもしれません。 いっぽう、壁に掛けられたリボルバーの弾丸発射をめぐる謎も、横溝正史の『本陣殺人事件』でもそうでしたが、そういうものが推理小説だと思えば、それはそれで楽しめるところがあります。 なお、訳の日本語で意味のとおりにくいところがいくらかありました。 また、これは原文の誤訳というのではありませんが、たとえば200頁に「少し巧みに裏をかかないとならなかった」とあります。日本語の語法として「~しないとならない」というのは評者の語感では少々変な感じがします。「~しないといけなかった」とか「~しなければならなかった/~する必要があった」とすべきところかと。 | ||||
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ハヤカワポケミスの稀覯本と思い購入しましたが、新訳の旧本でした。 これは事情不明ながら戸惑いますが、特にレビューは野暮なのでいたしません。 前にも猫と鼠の殺人もそうでしたが、マニア泣かせですね。 とにも、初心の方にはお勧めしませんが、出来れば創元社からの新訳をぜひ。 | ||||
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訳が私には合わないのか読みにくかった。残念。 | ||||
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殺害トリックの騙しがあるカーの作品のなかでは、会話のトリックが目立つ作品だと思う。 誰が本当なのか嘘なのか、二転三転として、最後の謎解きで整理される、法廷的な内容の作品は珍しい。 読み終えて、『笑う』より『そういうこと?』と、感心してしまった。 | ||||
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旧約、新訳共に好きです。 | ||||
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