魔女が笑う夜



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初公開日(参考)1982年09月
分類

長編小説

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魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)

1982年09月01日 魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

魔女が笑う夜の総合評価:6.68/10点レビュー 22件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

バカミスとよく云われてますが…

カー版コージー・ミステリとも云うべき、ストーク・ドルイドという小さな街で起こる小さな事件の物語。読中、セイヤーズの『学寮祭の夜』を思い出した。手元に本が無いので不明だが、両書のうち、どちらが先だろうか?
しかし、もしこれがセイヤーズの作品の方が先だとしても、カーが真似をしたとは思えない。作中で語られる、当時ドイツで起きた実在の事件から題材を得ているようなのだ。

で、本作の真相と云えば、いささか首を傾げざるを得ない。肝心の動機が曖昧だからだ。なぜ犯人は悪意のある手紙を出し続け、また密室状態でジェーンに深夜後家が逢いに行ったのかの理由が全く見えない。何度も解決シーンを読み返したが、ある人物の隠された過去の告発をくらますために行ったという解釈しか出来ない。しかしそれでは非常に動機として弱すぎると思う。

セイヤーズの作品では悪戯の背後に隠された悪意に蒼然とさせられたが、本作ではなぜこんな悪戯をしたのか自体が不明だ。
HM卿がバザーで酋長に扮するなど今回もサービス精神旺盛であるが、それも単なる物語の脆弱さを覆い隠すためのガジェットにしか見えなかった。題材が面白かっただけに、残念。

唯一、HM卿の奥さんの名前が判明したのだけがマニア向けの収穫か。


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No.21:
(4pt)

きちんと本らしい体裁

前にこの本を読んだ人は、几帳面だったのか、きちんと本らしい体裁をしているから。
魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)Amazon書評・レビュー:魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)より
4150704082
No.20:
(3pt)

なんだか不完全燃焼

カーター・ディクスンの本格もの。1950年発表の本作、あのH.M.卿が登場する。
舞台はとある英国の田舎町。村人を誰彼となく中傷する手紙が大量にばらまかれるという事態が起きている中、まったくの別件のつもりで村を訪問したH.M.卿はやむをえず調査に乗り出すのだが・・・という話。

物語の構成上仕方がないようだが、扉をみればわかるように登場人物がそれなりに多く、読んでいて特に女性陣については混乱しがちだった。微妙に人物描写がビリっとしないのです。(翻訳が古いからかもしれないですが。)

さて、本作のメイントリックは、密室状態の娘の部屋に魔女(?)が侵入したというものだ。すべてのドアと窓はロックされ、それぞれの出入り口には張り番が、、、という典型的密室。。。。ということなのですが、最後まで読んで、ここがメインイベントだとはとても思えない。派手な追跡劇でハラハラさせておいて、謎めいた銃創の存在の提示。予想される犯人の人物像はかなり限定される状況なのに、具体的な指摘は本当に終盤まで何もなし。冒頭の珍事件は軽い掴みなんだろうと思っていたら、終盤にきて更にとんでもないドタバタ。喜劇映画の一シーンを見ている気がしているうちに、謎解きはさらっと終わってしまった。

うーん、なんだか不完全燃焼です。
カーを読んだぞという気がしません。
魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)Amazon書評・レビュー:魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)より
4150704082
No.19:
(5pt)

感動してください。あるいは心を広く持って許してください。

ディクスンでは大好きな作品です。「どうして」とか「どこが」などという意見は受け付けないのでよろしく。読んで床に叩きつけるかゲラゲラ笑って許すかは人次第。
魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)Amazon書評・レビュー:魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)より
4150704082
No.18:
(3pt)

ドタバタ喜劇だけは評価できる。

本書は村中に「後家」の署名による匿名の手紙がばらまかれ、それにより自殺する者まで現れるという陰湿な内容で、その展開だけ見ればクリスティーの「動く指」を思わせる。しかし、「後家」という村はずれの石像(奇岩というべきか)のイメージにより、陰湿さにかけては本書の方が上回る。
そして、その陰鬱さをH・M卿のドタバタぶりが吹き払っており、序盤のスーツケースレースと特に終盤の泥合戦は抱腹絶倒もので、本書で読む価値があるとすればこの点だけと言える。

推理作品としての本書は、その密室トリックは作者作品の中でも特にひどいもの。犯人の動機もイマイチ説得力に乏しい。
唯一、H・M卿がある人物の何気ない言葉から犯人に着目したという点だけは、名作「皇帝のかぎ煙草入れ」を思わせるが。


魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)Amazon書評・レビュー:魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)より
4150704082
No.17:
(2pt)

ドタバタ喜劇だけは評価できる。

本書は村中に「後家」の署名による匿名の手紙がばらまかれ、それにより自殺する者まで現れるという陰湿な内容で、その展開だけ見ればクリスティーの「動く指」を思わせる。しかし、「後家」という村はずれの石像(奇岩というべきか)のイメージにより、陰湿さにかけては本書の方が上回る。
そして、その陰鬱さをH・M卿のドタバタぶりが吹き払っており、序盤のスーツケースレースと特に終盤の泥合戦は抱腹絶倒もので、本書で読む価値があるとすればこの点だけと言える。

推理作品としての本書は、その密室トリックは作者作品の中でも特にひどいもの。犯人の動機もイマイチ説得力に乏しい。
唯一、H・M卿がある人物の何気ない言葉から犯人に着目したという点だけは、名作「皇帝のかぎ煙草入れ」を思わせるが。
魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)Amazon書評・レビュー:魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)より
4150704082



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